薩摩半島の南端に位置する標高924mの開聞岳。山の形がビックリするくらい富士山に似ていることから、「薩摩富士」とも呼ばれています。今回はそんな美しい開聞岳を望む絶景ビュースポットを3つ紹介しますので、是非ご覧ください!
この記事の目次表示
【1】薩摩半島の最南端!「長崎鼻」から望む開聞岳(かいもんだけ)
まず最初に紹介するのは、薩摩半島の最南端に位置する長崎鼻から眺める開聞岳の絶景です。上の写真にもある通り、荒々しい溶岩で形成された海岸から東シナ海越しに望む開聞岳の山容は、まさに圧巻!山の南半分が海に面している為、間に遮るものもなく実にハッキリと美しい円錐形の姿を見ることが出来ます。
こちらは、長崎鼻にある薩摩長崎鼻灯台と遊歩道です。長崎鼻ではこのような形で灯台へ向かう遊歩道が整備されているほか、浦島太郎と乙姫の話で有名な“竜宮伝説”発祥の地であるとも言われている為、縁結びの神様を祀る龍宮神社などがあります。
また、三方を東シナ海に囲まれた岬でもある為、開聞岳の美しい眺めのみならず、反対側の大隅半島方面を望むと、今度は本土最南端の地として知られる佐多岬の様子もクリアーに眺めることが出来るので、こちらもあわせてオススメです。
【2】開聞岳から最も近いビュースポット!川尻海岸
さて、長崎鼻で開聞岳の絶景と広がる東シナ海の美しい景色を存分に楽しんだ後は、車でおよそ5分ほどの場所にある川尻海岸を目指しましょう。
こちらの川尻海岸から望む開聞岳の魅力は、なんと言ってもその圧倒的な迫力!それもそのはず、こちらの川尻海岸は開聞岳の麓に位置する海岸なので、山頂までの距離ですらなんと3㎞程度しかなく、まさに目と鼻の先から開聞岳を望むことの出来るビュースポットなんです。
また、宝石の一種となるオリビン(=ペリドット)の鉱物が含まれることから、砂浜の色も特徴的。ガイドブック等では上の段落で紹介した長崎鼻からの眺めがフューチャーされがちで、こちらの川尻海岸は穴場のビュースポットになりますが、一見の価値は必ずありますので是非立ち寄ってみましょう!
【3】カーブを曲がると…?瀬平公園付近の国道から望む開聞岳!
最後に紹介する開聞岳の絶景ビュースポットは、開聞岳がある指宿市のお隣、南九州市にある瀬平公園付近の国道226号線です!
この付近は、東シナ海に突き出た海岸線に沿って瀬平公園という自然公園がありますが、かつては岩と岩の間を波しぶきにさらされながらしか通行出来なかった難所でした。そのため、国道226号も海に向かって突き出るような格好で、「瀬平橋」として整備されています。海に突き出している分、真正面に開聞岳を眺めることができ、実に素晴らしい絶景スポットになっています。
特に、国道226号線を南九州市の頴娃(えい)の市街地から指宿の市街地へと向かう際には、国道のカーブを曲がると急に上の写真のような開聞岳の美しいパノラマが目に飛び込んでくるだけに、ドライブルートとしても是非組み込んでもらいたいオススメの場所になります!
国道226号線の瀬平橋には、写真でも分かる通り、歩道の途中で“プチ展望台”のようなものも設けられていますので、ドライブとして楽しむだけでなく、車から降りてじっくりとその美しい開聞岳の風景を写真に収めていくのも良いでしょう。
開聞岳を望む美しいビュースポットはまだまだたくさん!
みなさま、今回の開聞岳の絶景!ビュースポットを巡る旅はいかがでしたでしょうか?開聞岳は、標高1,000mにも満たないながら、“日本の屋根”として名高いアルプスの山々と肩を並べるようにして、「日本百名山」にも選ばれている名山です。
今回紹介した3つの絶景スポットの他にも、JR日本最南端の駅として知られる西大山駅の辺りや、「イッシー」伝説の残る池田湖などからも美しくそびえる開聞岳の様子を眺めることが出来ますので、時間に余裕があれば是非あわせて立ち寄ってみることをオススメします!
- JR日本最南端の駅・西大山駅
- 鹿児島 / 駅 / 一人旅 / 花畑(1月) / 花畑(8月) / ツーリング / ひまわり畑 / インスタ映え / 菜の花畑 / 観光名所
- 住所:鹿児島県指宿市山川大山602地図で見る
- Web:http://www.jrkyushu.co.jp/byarea/kagoshima/station...