神社仏閣の多い古都のイメージが強い鎌倉。実は観光客にまざって、登山の格好で歩く人も多いって知ってました?低山に囲まれた鎌倉にはいくつかのハイキングコースがあり、気軽にハイキングを楽しみたい人に、とっても人気があるんです。もちろん鎌倉は関東屈指のパワースポットがたくさんある聖なる地。パワースポット×ハイキングが楽しめちゃうのが鎌倉ならではですよ!縁結び、魔除け、金運祈願しつつ自然を満喫できる葛原岡~大仏コースをご紹介します。
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鎌倉って実はハイカーが多いって知ってた?
数々の有名寺院が建ち並ぶ古都・鎌倉。パワースポットや歴史探訪といった目的で、連日多くの人が鎌倉を訪れます。
その観光客にまじって、登山用のウエアーに身を包んだ人も、多く鎌倉を訪れることをご存知ですか?
実は鎌倉は、「鎌倉アルプス」というご当地アルプスに囲まれた土地です。
「アルプス」といえば、登山者の中では憧れ中の憧れの山。通常日本でいう「アルプス」とは、本家ヨーロッパのアルプス山脈ではなく、飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈を「日本アルプス」と呼んでいます。
「日本アルプス」から派生して、山々が連なったエリアを、親しみを込めて「〇〇アルプス」と呼ぶところが、全国には結構あるんです。そんなご当地アルプスの一つが鎌倉というわけ。
鎌倉アルプスにはいくつかのハイキングコースがあり、本記事では小規模なアップダウンで、気軽さと運動のバランスが程よくとれた「葛原岡・大仏ハイキングコース」をご紹介します。途中途中でパワースポットとして名高い有名寺院の散策もできるので、なかなか盛りだくさんのコースです。
何を履いていけばいいの?
鎌倉のハイキングコースは、都心からのアクセスもよく、また有名な観光地でもあることから、よくメディアで紹介されています。「気軽に行ける」「普段着で行ける」と多々紹介されていますが、そこはいくつかあるコースの一部なので注意してください。
具体的に「葛原岡・大仏ハイキングコース」がどういったコースか見て頂いたほうが、足元を計画しやすでしょう。
ということで、こんな感じです!地面が、適度に平坦で、歩きやすそうです。
ですが、コースの半分くらいは、木の根っこが縦横無尽に走っていたり
湿度の高い土地のため、こんな風に年中ぬかるんでいる所も多々あります。
「普段着で行ける」という情報で、パンプスで歩いてる方も結構いるので、コース途中まで来てしまうと、非常に大変そうです。特に細いヒールの靴は、ずぶ~っと地面に沈んでいきます。また、白やメッシュのスニーカーも、ぬかるみで汚れてしまうので、絶対に避けたほうがいいですよ!
持っていれば、当然ハイキングシューズや、トレッキングシューズがベスト。
ハイキングシューズは、おしゃれアイテムとして街歩きで履かれている人もいるので、実は既に持っているシューズが山対応のものかもしれません。一度靴棚をチェックしてみてくださいね。
歩き始めは北鎌倉駅から
それでは足元もバッチリ準備したら、さっそく鎌倉ハイキングへ向かいましょう。
歩き始めは、横須賀線の北鎌倉駅です。
北鎌倉駅からしばらく一般道を歩いて、「浄智寺」を目指します。今回のコースの入り口は、浄智寺のそばにあります。
浄智寺は鎌倉幕府が制定した、鎌倉の代表的な禅寺である鎌倉五山のうちの一つ。全国的にも珍しい中国風鐘楼門や、鎌倉江の島七福神の布袋様がいたりと、鎌倉に来たら一度は訪れるべき所です。
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- 北鎌倉駅
- 鎌倉 / 駅
- 住所:神奈川県鎌倉市山ノ内地図で見る
- Web:https://www.jreast.co.jp/estation/station/info.asp...
- 浄智寺
- 鎌倉 / 寺
- 住所:神奈川県鎌倉市山ノ内1402地図で見る
- 電話:0467-22-3943
- Web:https://jochiji.com/
浄智寺~葛原岡神社
浄智寺を右側に眺めながら、側道を登っていきます。
5分ほど歩くと、ハイキングコース入り口の階段が。細い石畳の階段を登っていきます。鎌倉特有の濃い緑がさっそくお出迎え。
登り始めには、こんな「切通し」も。切通しは、山がちな鎌倉で物資運搬や往来のために、山を「切り」取って「通し」た道です。こんな史跡もさらっと現れてしまうのが、鎌倉のすごいところ。
階段を登りきると、こんどは木の根っこがワイルドに露出した、山好きがはしゃいでしまう起伏に満ちた道です。長く登りや下りが続くわけでなく、ちょこっと登り、ちょこっと下りが交互に出てきて、意外と飽きずに歩けます。
ちょっとした冒険感覚で楽しい!
途中で分岐があったりしますが、しっかり案内板があるので大丈夫。まずは「葛原岡神社」と書かれた方向を目指します。
ここを越えると、こんどはワイルドに切り開かれた光景が!
本当に飽きさせないですねー!ここでは、一眼カメラを携えて、これをお目当てに登ってきた人がたくさん!写真では伝えられない豪快さです。