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混雑も回避!ひたち海浜公園のネモフィラ&あしかがフラワーパークの藤を一日で攻略する方法!【茨城・栃木】

取材・写真・文:

北海道在住
訪問エリア:47都道府県

2021年9月23日更新

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茨城県の「国営ひたち海浜公園」といえば、一面のネモフィラを目当てに多くの人が訪れる大人気スポット。ネモフィラは4月中旬〜5月上旬に見頃を迎えることから「GW中もっとも混雑する国内観光地」として近年ニュースになるほど注目を浴びています。確かにGW中の混雑・渋滞は悩みのタネですね。けれども“いいとこ取り”すればひたち海浜公園どころか、藤の花で有名なお隣の栃木県の「あしかがフラワーパーク」まで足を伸ばせちゃうんです!混雑を避けて北関東の2大花名所を一日で弾丸ドライブする攻略法、試してみる価値ありです!

この記事の目次表示

北関東の2大花名所を“いいとこ取り”しよう!

国営ひたち海浜公園【茨城県ひたちなか市】

北関東の2大花名所の一つ「国営ひたち海浜公園」では、200haもの広大な敷地と数多くの花の中から、丘一面を埋め尽くす青くて小さな「ネモフィラ」をいいとこ取りします。

「みはらしの丘」を青一色に染め上げる可憐な姿のネモフィラが、空と海の青さに溶け合う様は、一生に一度は見たい日本の絶景としてメディアで多数紹介されるなど、感動に値する園内でも必見のスポットです。

例年の見頃:4月中旬〜5月上旬頃
国営ひたち海浜公園
茨城 / 公園 / 観光名所 / 絶景 / 花畑 / 女子旅 / 子供が喜ぶ / 花畑(4月) / 花畑(5月) / 花畑(7月) / 花畑(8月) / 花畑(10月) / 春のおすすめ観光スポット / 夏のおすすめ観光スポット / 秋のおすすめ観光スポット / 遊園地 / 遊び場 / インスタ映え / ひまわり畑 / コキア / ネモフィラ畑 / 菜の花畑 / ツーリング
住所:茨城県ひたちなか市馬渡字大沼605-4地図で見る
電話:029-265-9001
Web:https://hitachikaihin.jp/

あしかがフラワーパーク【栃木県足利市】

一方、もう一つの花名所「あしかがフラワーパーク」では、ネモフィラの開花時期とちょうど同じ時期に藤の花の夜間ライトアップが開催されています。

アメリカのニュースチャンネルCNNが選出した「世界の夢の旅行先10選」に日本で唯一ランクインするほど見応えのある神秘的な夜の大藤をいいとこ取りしましょう。

2019年のライトアップ:4月13日(土)~5月19日(日)17:30~21:00
※開花状況により変動する場合があります。
あしかがフラワーパーク
足利市 / 公園 / 観光名所 / インスタ映え / 夜景 / 女子旅 / 子供が喜ぶ / 花畑 / 花畑(3月) / 花畑(4月) / 花畑(5月) / 花畑(6月) / 花畑(7月) / 花畑(8月) / 花畑(9月) / 花畑(10月) / 花畑(11月) / 春のおすすめ観光スポット / 夏のおすすめ観光スポット / 秋のおすすめ観光スポット / 冬のおすすめ観光スポット / あじさい名所 / 藤の名所 / テーマパーク
住所:栃木県足利市迫間町607地図で見る
電話:0284-91-4939
Web:https://www.ashikaga.co.jp/

2大花名所を一日で攻略する方法

攻略① 前泊して国営ひたち海浜公園を目指そう!

2つの花名所から昼のネモフィラと夜の藤をいいとこ取りするために、向かう順番もひたちなか市➡足利市となります。

実はひたち海浜公園ではGW期間中、早朝開園を実施しています。詳細は公式ホームページでGW前に案内されますが、例年と同じだとすると7:30には開園します。

この早朝開園時間までには駐車場に車を停めておきたいので、公園まで車で30分以内の場所にある水戸市やひたちなか市にホテルをとって前泊するのがオススメです。筆者は水戸駅前にあるビジネスホテルを7時前には出発しましたが、渋滞らしい渋滞に巻き込まれることなく、駐車場へも待ち時間なくすんなりと入ることができました(2017年の情報です)。

開園と同時にネモフィラが咲く「みはらしの丘」を目指すので、駐車場の場所を確認しておくことも重要です。海浜口駐車場・南駐車場・西駐車場の3つがあり、「みはらしの丘」に一番近いのは西駐車場です。満車の際には西駐車場付近にある臨時駐車場へ誘導されますが、早朝開園を目指せばそこまで混雑することはないでしょう。

西駐車場から「みはらしの丘」までは歩いて15分ほど、南駐車場からだと20〜30分くらいかかります。駐車場までの詳しい行き方はこちらを参照してください。

攻略② 早朝開園を目指すには理由がある!

朝7:30の早朝開園を目指すのは、何も渋滞を避けるためだけではありません。早く行けばそれだけゆっくりできる、そんな単純な理由のほかにもう一つ、重要な理由があるのです。

ヒキで撮ってもヨリで撮っても可憐で清々しい雰囲気のネモフィラですが、朝一番に行かないとあっという間に人でいっぱいになり、ネモフィラを撮っているのか行列を撮っているのかわからないほどになってしまうのです。

こちらの写真は筆者が十分にネモフィラを堪能し「みはらしの丘」を後にしようかという際の丘の様子です。通常開園時間に合わせて来た人たちで埋め尽くされてしまっていますね。旅の記録としてはこれも思い出の1枚にはなりますが、せっかくの「一生に一度は見たい日本の絶景」ですから、自分だけの特別な1枚も残しておきたいところです。

早朝開園は美しい写真を残すためにもとても重要です。

攻略③ 園内の散策は午前中まで!

開園と同時に最短距離で「みはらしの丘」を目指し、気兼ねなく撮影したり観賞した後は、丘からの眺めを堪能したり、同時期に咲いている菜の花やチューリップなど、他の花を観賞しても良いでしょう。

西駐車場からネモフィラの咲く「みはらしの丘」を目指す際、チューリップが咲き乱れる「たまごの森フラワーガーデン」を通るのですが、あくまで観賞はネモフィラの後が鉄則です!

園内すみずみまで見るほどの時間はありませんが、午前中いっぱいくらいは散策する時間があります。とはいえ、園内の飲食店からレンタサイクル、無料巡回バスからトイレに至るまでほとんどすべての施設で行列となっているので、12:00前には出発することを念頭に回ってください。

さすがに午前中で帰る人は少ないので、おみやげショップは比較的ゆっくりと見られます。

攻略④ ランチを済ませて、いざ足利市へ!

続いて、あしかがフラワーパークを目指しましょう。国営ひたち海浜公園からは北関東自動車道利用で約130km、およそ2時間のドライブとなります。

途中ゆっくりとランチをとりトイレ休憩なども含め、夕方前にはあしかがフラワーパークに到着しているのが理想です。ライトアップは17:30からですが、15:00〜16:00頃に駐車場の混雑が一旦緩和されますので、この時間帯を狙って行くのがオススメです。

ライトアップのある夜の部(17:30〜)のみの入園は料金が安くなりますが、遅くとも16:00までには昼の料金で入園しておきましょう。数百円の節約は、後々大きな待ち時間となって還ってきてしまいます。

攻略⑤ あしかがフラワーパークではいきなりおみやげコーナーで買い物を!

入口は西ゲートと正面ゲートの2つがあります。どちらから入園してもまずはおみやげコーナーが目に付きます。朝から入園している人たちですでに混雑していますが、ライトアップまでの時間を使って、まずはいきなりショッピングをしてしまいましょう。

もちろん、早く到着した分昼の藤を観賞するのも良いのですが、ライトアップ鑑賞後はさらにおみやげコーナーが激混みとなり、商品をゆっくり見ている余裕もないままに閉園時間となってしまう可能性が高いからです。

藤はとっても香りの良い花なので、フレグランス系のお土産や和柄の雑貨など、女子ウケするものがたくさん揃っています。ぜひ比較的空いているこの時間帯にゲットしてください!

攻略⑥ いよいよライトアップ!感動のクライマックスへ

いよいよライトアップの点灯です。たっぷりの光量でライトアップされた園内は、藤の花の甘い香りで満たされ、幻想的な雰囲気に包まれています。樹齢150年の大藤棚が魅せる圧巻の美しさを香りとともに堪能してくだい。

ライトアップされているのは藤棚だけではありません。同時期に見頃を迎えるシャクナゲやツツジも見事です。特に白や薄ピンク、薄紫の藤の花に比べて、深紅に染まったツツジのライトアップは目にも鮮やかで驚かされます。

どこを切り取っても美しい夜と大藤を始めるとする花々のコラボを心ゆくまで堪能してください!

あしかがフラワーパークを出る際は、閉園時間のギリギリに出ると道路に出るまでの駐車場内と最初の信号までがもっとも混雑しますが、それでもかかる時間は30分〜1時間程度かと思います。閉園1時間前にパークを出るようにすればもっとスムーズに帰宅の途に着くことも可能です。

さいごに

一日で2大花名所を弾丸ドライブするための攻略法を6つ挙げましたが、いかがでしたか?逆のパターンもシミュレーションしてみたのですが、疲労度なども考えるとやはりこの順番、この観賞時間での移動がもっとも楽しめるのではないかと思います。

これらは筆者が2017年に訪れた際の実体験を元に記載しています。満開や見頃、混雑条件はその年の天候にも左右されるので、各施設の公式ホームページの情報なども参考にしてみてください。

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この記事を書いたトラベルライター

毎日が旅の途中。写真と言葉とデザインと。
旅行情報誌の編集者(エディター)を皮切りに、コピーライター、ディレクター、デザイナーなどのカタカナ職種を歴任。旅行や観光とは切っても切れない関係で、カメラマンの夫とともに年間100泊近い出張&プライベート旅行をしながら、旅するように暮らしています。

撮影のための年間総走行距離は7〜10万km。年間総撮影枚数もおそらくそれくらい。SAFARI Graphicsの屋号でふたりで活動しております。SAFARIのクレジットが入っている写真はおもに主人が撮影したものですが、月夜野が撮影したものやディレクションのみ月夜野というものもあります。

取材やロケも含め、実体験に基づいた旅レポをどんどんお伝えしていきたいと思います。
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