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西武鉄道の旅するレストラン「52席の至福」!極上の料理を味わう優雅で特別な週末秩父旅

取材・写真・文:

埼玉在住
訪問エリア:35都道府県

2019年5月17日更新

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写真:ある通訳案内士

首都圏近郊の人にはお馴染みの西武鉄道。西武鉄道には「52席の至福」という豪華列車があります! ちょっと優雅な週末に、美味しいフルコースのある秩父旅行はいかがでしょうか? 筆者の乗車体験をご紹介します!

この記事の目次表示

西武鉄道「52席の至福」とは?

  • 写真:ある通訳案内士華やかなお顔

「52席の至福」とは、西武鉄道が運行するオシャレな外装・内装の観光列車で、「旅するレストラン」というコンセプトで提供される、上質なサービスとコース料理が特徴です。

西武池袋駅あるいは西武新宿駅と西武秩父駅間、または、西武新宿駅と本川越駅間など、年間100日程度運行されており、週末を中心にブランチ(下り、一人10,000円)とディナー(上り、一人15,000円)を楽しむことができます。

完全予約制で、ブランチの方が予約が取りづらい傾向にあるようです。3か月ほど先まで予約できるので、行きたい日程を決めたら早めに予約しましょう!

価格は少々高めですが、首都圏にお住まいの方は、手軽に日帰りで優雅な週末を過ごすことができるのでオススメです! 首都圏と言わず、遠方からでもいらっしゃる価値はあります。価格には当日の西武線1日フリー乗車券や後述のサービスが含まれるので、個人的には割高感はありませんでした。

「52席の至福」の外装

  • 写真:ある通訳案内士秩父連山の紅葉のデザイン

華やかな「52席の至福」の外装ですが、車両ごとに秩父の四季をイメージしたデザインになっています。1号車は「春」で芝桜・長瀞の桜が、2号車は「夏」で秩父の山の緑が、3号車は「秋」で秩父連山の紅葉が、4号車「冬」は、あしがくぼの氷柱がデザインされています。四季折々の美しさが楽しめる秩父ならではですね! 埼玉の誇りです!(列車は東京も通りますが・・)

「52席の至福」はもちろん乗車を楽しむのがメインですが、外装も素晴らしいものとなっていますので、乗車前か乗車後に一目見ておきたいですね!

「52席の至福」の内装

  • 写真:ある通訳案内士ゆったりとした内装

「52席の至福」の内装は渓谷などの自然をモチーフとしており、豪華列車らしく洗練されています。しかも洗練されているだけではなく、秩父ならではの素材が美しく使われています!

  • 写真:ある通訳案内士通路にはチラシがオシャレに配置

車内とデッキの仕切りには有名な織物である秩父銘仙が、2号車の天井には渋柿和紙が、4号車の天井には西川材がそれぞれ使われています。

  • 写真:ある通訳案内士天井の西川材に感じる木のぬくもり

「52席の至福」のコース料理

  • 写真:ある通訳案内士コース料理にワクワク

「52席の至福」では、有名店・シェフが監修するコース料理が季節替わりで提供されます。イタリアンやフレンチのフルコースが多いそうですが、筆者がディナー時に乗車した際は中華風のフルコースでした!

  • 写真:ある通訳案内士旬菜美彩蝶〜春を告げる豆乳胡麻豆腐
  • 写真:ある通訳案内士冬瓜盅魚翅〜フカヒレの冬瓜煮込み
  • 写真:ある通訳案内士武州獅子頭~武州豚とズワイ蟹の肉団子
  • 写真:ある通訳案内士乗り物ならではの食器の工夫

ウェルカムドリンクやソフトドリンクは無料、アルコールは有料となっています。

料理の美味しさや見た目の美しさもさることながら、筆者が興味深く感じたのは、多少揺れる車内でも快適に食事ができる食器で料理が提供されていたことです。お皿は一枚一枚ドッシリと重く、ちょっとやそっとの振動では動きません。スタッフさんは運ぶ時に重たくて大変だったのでは・・と思いました。

また、デザートの杏仁豆腐はお皿の上にカップがのる形で提供されたのですが、そのカップが動かないように下のお皿に仕掛けがされていました!

「52席の至福」のサービス

  • 写真:ある通訳案内士キャンドルにウェルカムドリンクのシャンパンが光り輝く

車内では、料理のほかに高級感溢れる上質なサービスを堪能できます!

スタッフの皆さんによる上質なサービス

まずお伝えしたいのがスタッフの皆さんによるサービス。所作が丁寧で美しく、料理の説明などもしっかりしていました。あくまで主観ですが、5つ星ホテルのレストランのスタッフと遜色なかったです。すれ違った時の言葉もザ・おもてなしという感じでした。

また、乗車・降車時にはスタッフさんが両脇でお辞儀をしている中、乗客は赤いカーペットの上を通ることになります・・! VIP待遇で恐れ多いです。

バイオリンの生演奏

筆者が乗車した際は、ディナーの後半でバイオリンの生演奏がありました! 奏者の方はドイツ在住の方で、一時帰国をされていたそうです。

豪華列車に乗りながら、フルコースをいただき、おまけにバイオリンの生演奏まで聴けるなんて最高ですね! 演奏中、途中駅に停車した際は、ホームで電車を待つ人たちが、「なんだあれは??」といった顔で車内に眼差しを向けていたのが印象的でした。

秩父名産品のお土産

  • 写真:ある通訳案内士あえての漆黒もいい

下車の少し前にスタッフさんがあいさつに来てくれ、お土産をいただきました! カッコいい黒い「52席の至福」ショッパーに入っていたのは、秩父産の果物と秩父源流水を使ったゼリーでした。お土産をもらえると嬉しいものですね!

「52席の至福」限定グッズ

車内では「52席の至福」限定グッズを販売しています。筆者乗車時には、お猪口が人気で売り切れていました。クリアファイル三点セット(600円)などリーズナブルなものもあるので、乗車の記念に購入してもいいですね! 支払いは現金か交通系電子マネーのみです。

「52席の至福」乗客向け秩父観光割引券

  • 写真:ある通訳案内士秩父には様々な観光地が

ちなみに、「52席の至福」を予約すると、乗車日の約1週間前に自宅へ簡易書留で招待状が届くのですが、その中には秩父の『ことりっぷ』簡易バージョンが入っています。

また「西武秩父駅前温泉 祭の湯」の割引優待券、「秩父まつり会館」の入館料が大人一人500円から無料になる割引券、「ちちぶ銘仙館」の入館料が大人一人200円から150円になる割引券など、秩父観光で使える割引券も同封されていました!お得に観光が楽しめるので嬉しいですね!

「52席の至福」乗車体験まとめ

  • 写真:ある通訳案内士トランプをイメージしたロゴがオシャレ

かねてから「52席の至福」に乗車してみたかったのですが、実際に乗車してみると、期待以上の満足感を得られました! 欲を言えば、ブランチに乗ってみたいなということ。というのも、到着地が新宿や池袋より秩父の方が、車内で味わった非日常感を失わずに済みそうだからです。ディナーだと車窓に見慣れた風景がどんどん見えてきて、段々と日常に戻らされます・・(笑)

西武 旅するレストラン 52席の至福
埼玉 / 乗り物
住所:池袋駅〜西武秩父駅/西武新宿駅〜西武秩父駅/西武新宿駅〜本川越駅など地図で見る
電話:(04)2996-2888
Web:https://www.seiburailway.jp/railways/seibu52-shifu...

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この記事を書いたトラベルライター

インドでIT企業に勤めていたバックパッカー
タイのバンコク留学や、インドのチェンナイ駐在を経験した通訳案内士登録者です。
自分が行って良かった場所について書いてます!

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それぞれの国の魅力、語れます😃
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