鯉のぼりと言えば、天高く舞う姿を想像します。春になると爽やかな風に吹かれて、まさに日本の古き良き景色です。しかし高知県のとある町では、ゴールデンウィークの時期になると、毎年鯉のぼりが川の中で泳ぎだします。そんな珍しい風景を見ることができるのが、「いの町」なのです。今回の記事では、川の中で泳ぐ鯉のぼりのイベントの様子をお伝えしていきたいと思います!
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高知県「いの町」とは?
いの町は、四国の高知駅から土讃線で20分程の場所に位置しています。その美しさから仁淀ブルーの名で広く知られる仁淀川や、いの町に源流がある、透明感抜群の吉野川が町を流れており、自然に囲まれた地域です。
神社や昔ながらの町並みも残っており、穏やかな雰囲気のなか、徒歩で町歩きをしても楽しめる場所です。
いの町の詳しいご紹介と楽しみ方は、以下の記事でご覧いただけます。筆者が実際に町を散策して、おすすめしたいポイントを盛り込んだ内容となっています。
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紙の鯉のぼりとは?
いの町では、毎年ゴールデンウィークになると、仁淀川の清流に紙の鯉のぼりを泳がせるイベントを開催しています。
紙の鯉のぼりとはどういうことでしょう。実は、いの町は、明治時代から続く土佐和紙の発祥地として知られています。いの町の鯉のぼりは、この土佐和紙で作られているのです。
紙で作られた鯉のぼりはとても丈夫のようで、川のなかで悠々と泳いでいる様子を見ることができます。
イベントはどんな様子?
JR土讃線伊野駅から徒歩約15分ほどの場所に仁淀川があります。イベントは仁淀川橋という、大きな橋の近くで開催されています。
橋の上から川を眺めるとさっそく、鯉のぼりたちが川の中を流れている様子が見えます。
イベントでは、約300匹の土佐和紙の鯉のぼりが、川を泳ぎます。このほかに、川舟体験やアメゴ釣りなど、子供たちも楽しめる催しも予定されています。
最終日には、川を流れていた鯉のぼりのプレゼントもあり、要チェックです!こちらはイベント最終日の15時30分~河原で整理券が配布されます。
仁淀川の川べりには広い砂利のスペースがあり、じっくりと鯉のぼりが泳ぐ景色を堪能することもできます。ゴールデンウィーク中とはいえ、筆者が訪問した2016年は、そこまで混雑はしておらず、マイペースに思い思いの時を過ごすことができました。
また、川原に駐車場がありますので、川のすぐ近くまで車で行くことができます。
夕方になると、山に沈んでいく夕日を望むことできます。
「紙の鯉のぼり」イベントはいつ開催しているの?
いの町の紙の鯉のぼりイベントは、毎年ゴールデンウィークに行われ、2017年は、5月3日、4日、5日を予定しています。
開催場所は、国道33号仁淀川橋下(いの町波川公園周辺)。いの町観光協会のサイトに、詳細が掲載されています。
いいお天気の日には、透き通るような川に囲まれ、清々しく吹く風に打たれて、大いにリラックスすることができます。
まとめ
高知県「いの町」でしか見られない紙の鯉のぼり、いかがでしたでしょうか?
何と言ってもその透明度の高い川に流れている鯉のぼりの様子はまさに、いの町でしか見ることができない風景となっています。
JR高知駅からも数十分で到着できることから、アクセスもよく、観光にはぴったりの場所となっています。まだまだゴールデンウィークのご予定を考えていない方にもおすすめしたい「いの町」でした!
- 仁淀川 紙のこいのぼり
- 高知 / イベント・祭り / インスタ映え
- 住所:高知県吾川郡いの町波川 仁淀川橋下地図で見る
- 電話:088-893-1115