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バレエを観たことが無い人も楽しめるのが「くるみ割り人形」!
「バレエって堅苦しそう」「セリフがないからストーリーが分かりにくい」「クラシックは眠くなる」なんて方もたくさんいると思います。そんな方の “バレエ鑑賞デビュー” にこそオススメしたいのが、まさに【くるみ割り人形】!
バレエのために「チャイコフスキー」が作曲した【三大バレエ】の1つ!
「くるみ割り人形」は、チャイコフスキー が作曲したバレエのための楽曲で、【三大バレエ】の1つです。他の2つも、タイトルだけならきっと誰もが聞いたことのある「白鳥の湖」「眠れる森の美女」。
でもこの3つの中でも、一番、初心者でも楽しめるのが「くるみ割り人形」だと筆者は感じます。と言うのも、見た目が華やかで、CMやBGMで馴染深い曲が多く、曲(踊り)の1つ1つが短いから飽きないんです。
あまり1つの曲(しかも、まった〜りした音楽)が長いと、眠くなっちゃいますよね(笑)。でも「くるみ割り人形」は、次から次へとテンポよく雰囲気の違う曲や踊りが繰り広げられます。
「くるみ割り人形」のざっくりとしたあらすじ
「テンポよく、とはどう言うこと?」と思う方のために、少しだけストーリーをご紹介します。実際、バレエを観に行く前に、ストーリーをざっくりでも知っておくと、より楽しめますよ!
クララはクリスマスプレゼントの「くるみ割り人形」を看病
クリスマス・イブの夜のパーティの最中、主人公の女の子「クララ」は、クリスマスプレゼントに「くるみ割り人形」をもらいますが、お兄ちゃんや友達たちと取り合いになって、「くるみ割り人形」は壊れてしまいます。
可哀想に思ったクララが「くるみ割り人形」に包帯代わりのリボンを巻いて、夜な夜なつきっきりでいると、真夜中の12時にクララは人形サイズに!(その舞台の変わり方も見応えあり!)
「ネズミの王様 vs くるみ割り人形」の見所は “スリッパ、パコーン!”
すると、ネズミの王様がネズミ軍隊を率いて襲ってきます。そのクララを守ろうとしたのは、まさに看病されていた「くるみ割り人形」。
「くるみ割り人形」はオモチャの兵隊を伴ってネズミ軍隊と戦いを始めるのですが、「くるみ割り人形」が負ける!と思ったその時、クララがスリッパをパコーン!!とネズミの王様に投げつけ、これに「参った〜!」とネズミの軍隊は退散。
クララの “スリッパでパコーン!” は、案外、知っておくと良いポイントです。知らないと、セリフはないバレエなので「え?何が起こったの?」となるかもしれないので…
クララと王子様は「お菓子の国」へ
ネズミの王様との戦いに勝った「くるみ割り人形」は魔法が解けて「王子様」に変身!守ってくれたお礼に…と、クララを「お菓子の国」へ招待します。
ここからが、またテンポが良く、2〜3分の曲に合わせて、たくさんの「お菓子の精」たちの踊りが始まります。この「お菓子の精」は世界各国も象徴していて、きっと多くの方も聞き覚えのある曲ばかりだと思います。例えば以下のトレパック(ロシアの踊り)は、運動会のBGMにもよく流れていますよね。
また 金平糖の踊り や 花のワルツも、何かと耳にするのではないでしょうか。
お菓子の精たちの踊りを観て、一緒に踊って、楽しい時間を過ごしたクララは、気が付くと家のクリスマスツリーの下で「くるみ割り人形」を抱いて寝ていました、とさ。
最後に…ディナーも楽しみましょう!【Old Ebbit Grill オールド・エビット・グリル】
バレエもくるみ割り人形も関係ないのですが、クララのような “非日常” のひと時を味わうために、バレエ鑑賞の日は、ちょっぴり豪華なディナーも楽しんじゃいましょう!
当記事の冒頭の写真にもあるのですが、実はここは「ワーナー・シアター」ではありません。すぐ近くにある【Old Ebbit Grill オールド・エビット・グリル】なんです。でも、この「くるみ割り人形」のオーナメント、すごいですよね!
【オールド・エビット・グリル】は1856年創業でワシントンD.C.では最古かつ由緒あるレストラン。政治家や著名人も多く利用しているそうですが、畏まった高級な雰囲気ではなく、ワイワイガヤガヤと、とても楽しい雰囲気です。
特に、くるみ割り人形が上演される冬の時期は 生牡蠣 がとっても美味しい!ワシントンD.C.近辺の東海岸は、チェサピーク湾 を始め、魚介類が美味しいエリアとしても有名です。生牡蠣は6ピースで$17.99(約2,300円)、12ピースで$35.99(約4,700円)です。ぜひお試しください♪
- オールド・エビット・グリル
- アメリカ / 魚介・海鮮料理
- 住所:675 15th St NW, Washington, DC 20005 アメリカ合衆国地図で見る
- Web:https://www.ebbitt.com