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【3】弘前れんが倉庫美術館
シードル(りんごの発泡酒)の生産地として有名な弘前市。元シードル工場の煉瓦造の建物をいかし、弘前の芸術文化振興のために2020年にオープンした美術館です。
見どころ① 最新の現代アート
この美術館のテーマのひとつが「サイト・スペシフィック(場所性)」で、この美術館のためにつくられた作品や、青森や弘前から着想した作品を楽しむことができるのが魅力です。
公式HPには以下のようにコンセプトが書かれています。
建築や地域に合わせたコミッション・ワーク(新たに作品を制作すること)を重視し、完成した作品を展示。さらに収蔵するという一連の流れによって、弘前ならではのコレクションを形成します。
館内には、群馬県の原美術館にも作品があるジャン=ミシェル・オトニエル氏が、青森のりんごからインスピレーションを受けて新しくつくった作品や、奈良美智氏が工場の古材を活用してつくった作品などが見られます。
2021年は春夏シーズン・秋冬シーズンと2部制でりんごをテーマにした企画展が開催されています。青森という場所にぴったりで、かつ新しさもあり、今後どんな展示が行われるのか楽しみですね。
見どころ② 煉瓦造の建築の記憶とシードル
明治・大正期につくられた建物は近代産業遺産でもあり、その姿を最大限いかしているので、どこを切り取っても絵になるくらい魅力的!中のアートだけでなく美術館全体が見どころ満載といえます。そんな建築のコンセプトは「記憶の継承」。レンガが互い違いに組まれてゲートのようになった入口も要チェック!
併設のカフェでは、シードル飲み比べセットがあったり、地元ブランドのシードルを購入できたりと、地元の良さが凝縮されています。とても個性ある場所を楽しみながらアートに触れてみましょう!
- CAFE & RESTAURANT BRICK
- 青森 / カフェ・喫茶店
- 住所:青森県弘前市吉野町2-1地図で見る
- Web:https://hirosaki-brick.com
弘前れんが倉庫美術館へのアクセスのポイント
JR弘前駅は、青森駅から電車で40分ほど。弘前駅から美術館までは徒歩だと20分ほどですが、料金100円の「土手町循環バス」もあります。青森駅とをつなぐJR奥羽本線は本数が少ないので、宿泊コースなら青森駅近辺を宿泊の拠点にして、時間に余裕を持って移動するのがベター。
美術館からさらに循環バスまたは徒歩15分ほどで移動すると、弘前城や異人館街などの弘前の見どころが集まるエリアに行けるので、あわせて散策するのがおすすめです。明治39年に建てられた旧弘前市立図書館、有形文化財を活用したスターバックスなど、美術館以外にも地元の魅力を味わえます。
- 旧弘前市立図書館
- 弘前 / 建造物 / 観光名所 / インスタ映え / 歴史的建造物
- 住所:青森県弘前市下白銀町2-1地図で見る
- 電話:0172-37-5505
- Web:http://www.hirosaki-kanko.or.jp/web/details.html?i...
- スターバックスコーヒー弘前公園前店
- 弘前 / カフェ・喫茶店 / 女子旅 / インスタ映え
- 住所:青森県 弘前市 上白銀町1-1地図で見る
- 電話:0172-39-4051
- Web:https://www.starbucks.co.jp/store/search/detail.ph...
- 弘前れんが倉庫美術館
- 弘前 / 美術館 / 雨の日観光
- 住所:青森県弘前市吉野町2-1地図で見る
- 電話:0172-32-8950
- Web:https://www.hirosaki-moca.jp/
まとめ
青森は、土地の魅力とアートとがうまく掛け合わされて、新しいアートの魅力がたくさん生み出されている場所です。地図や時刻表で見るとなかなかアクセスが大変そうなイメージもありますが、上手に回れば青森の中でもそれぞれの市や町ごとに異なる雰囲気を楽しむことができます。気になったら、ぜひ各地を巡ってみてはいかがでしょうか。
※コロナ禍での訪問の際は、美術館の開館に関する最新情報を各公式ページでチェックすることをおすすめします。