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【6】古い住宅を覗いてみたい!
奄美大島の住宅は、台風が多く通過することから、風雨から守ることを基準にして建てられています。建物の周囲には石や珊瑚などで塀を作り、防風林を植えます。建物は平屋が多く、床下は高床式で湿気対策も考えられました。屋根は茅葺きが主流で、台風時に風で屋根を持ち上げられないようにされています。
また高倉といわれる高床式の倉も、ネズミが登れない、釘を使わない、火災時には、貫木を外すと倒れて消火できるようにするなど、色々工夫されています。
これらの古い住宅は、奄美博物館(屋外展示無料)や、西郷南洲流謫跡(有料)で見ることができます。西郷さんは、台風が当たらない場所を村中探して建てたと言われています。
- 西郷南洲流謫跡
- 鹿児島 / 遺跡・史跡 / 穴場観光スポット
- 住所:大島郡龍郷町龍郷166地図で見る
- 電話:0997-62-3368(予約:0997-53-2897)
- Web:https://www.kagoshima-kankou.com/guide/11104/
【7】奄美の伝統産業を知りたい!
伝統産業・大島紬
奄美の伝統産業の代表格が大島紬です。古くは、薩摩藩への上納品でもあった大島紬ですが、いまもなお高級品として有名ですね。軽くて暖かく、着くずれしにくい。皺になりにくく、濡れても縮まない、手入れも楽で、孫の代まで着られると、いいこと尽くしの大島紬。
大島紬の制作工程がみられる施設の一つが「奄美大島紬村」。ぜひ足を運んでみてください。また奄美では見学だけでなく、大島紬の織物体験や、染織だけの体験など、様々な体験ができます。
- 奄美大島紬村
- 鹿児島 / 体験・アクティビティ / 雨の日観光
- 住所:鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木1945地図で見る
- 電話:0997-62-3100
- Web:http://www.tumugi.co.jp/
黒糖製造
もう一つの伝統産業は、黒糖製造です。薩摩藩の支配下にあった時代から、サトウキビによる黒糖作りが行われていましたが、その過酷さは黒糖地獄と言われるほど厳しいものだったそうです。龍郷町には、今でも手作りにこだわる黒糖製造の工場「水間黒糖製造工場」があります。事前に連絡すれば、工場見学も可能です。
【8】大自然の中で癒されたい!
青い海が広がる奄美を訪れたからには、海にも入りたいですね。サンゴ礁が広がる奄美では、ダイビングをはじめとした、マリンレジャーも豊富に揃っています。のんびり派なら、白い砂浜と青く透き通る海を見ているだけでも十分癒されます。
ビーチによって、趣や色合いが違います。冬場だと海水浴は楽しめませんが、そんな時でも楽しめるのが、マングローブの森を散策するカヌーツーリング。
国内第2位を誇る、マングローブのジャングルを、カヌーで散策するのも自然と一体となり楽しい時間が過ごせます。
「黒潮の森マングローブパーク」のカヌーツーリングは予約がお勧めで、どちらかと言えば初心者向き。専用乗降口も整備されています。「マングローブ茶屋」は、予約不要でツーリングの自由度が高いので経験者向きです。河川での乗り降りとなります。満潮時は森の奥まで入っていくことが可能で、干潮時は森に生きる動植物を観察できる可能性があります。
- 黒潮の森マングローブパーク
- 鹿児島 / 公園 / 体験・アクティビティ / 遊び場
- 住所:鹿児島県奄美市住用町石原478番地地図で見る
- 電話:0997-56-3355
- Web:http://www.mangrovepark.com/
- マングローブ茶屋
- 鹿児島 / 体験・アクティビティ / 子供が喜ぶ
- 住所:鹿児島県奄美市住用町役勝7番地地図で見る
- 電話:0997-69-2189
- Web:http://www.mangroveamami.com/