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6.チラキレス(Chilaquiles)
これも伝統的なメキシコ料理の1つです。カリカリに揚げたトルティーヤ(トルティーヤチップス、トスターダスとも呼ぶ)にサルサソースをたっぷりかけて、サワークリーム、チーズ、玉ねぎを上にのせて完成です。チキンや牛肉、卵をのせることも多いです。
固くなってしまったトルティーヤと残ったサルサを使い切ることができることから、メキシコでは朝食またはブランチで食べられます。やや味が濃いので、朝からしっかり食べて気合いを入れて動き出す!という時にピッタリかもしれません。(現地では二日酔いにいいと言われましたが・・。)
写真は屋台ではなく、ファミレスのような場所で食べたものです。
7.セビーチェ(Ceviche)
魚、エビ、タコを小さめにカットし、玉ねぎやトマトなどの野菜と合わせ、シアントロ(パクチー)やレモン、ライムでマリネしたものです。メキシコは肉料理が目立ちますが、新鮮な海の幸を楽しむこともできます。刺身を食べる日本人、肉料理にちょっと飽きてきたらセビーチェを試してみてください。
8.ポソレ(Pozole)
ポソレというスープのメインは、トウモロコシです。しかし、日本で馴染みのあるコーンポタージュとは全く異なります。どちらかというと豚骨スープに近く、その中にもちもち食感の大粒トウモロコシが入っています。見た目は味が濃そうですが意外とあっさりとしていて食べやすいです。
食べる前にお好みで野菜(玉ねぎ、ラディッシュ、アボカド)や香草(オレガノ、コショウ)などをお好みで山盛りにトッピングします。ライムを絞るのも忘れずに!
9.ソパ(Sopa)
前述のSope(ソペ)と名前は似ていますが全くの別物。こちらは、いわゆるスープのことです。地域によってさまざまな種類のスープが楽しめますが、個人的におすすめなのがユカタン料理の「ソパ・デ・リマ」。コンソメベースの透明なスープに鶏肉、野菜、トルティーヤが入っています。食べる直前に、好みの量のライムを搾り、塩をぱらぱらと振りかけることを忘れずに。ちょっと酸っぱくて、さっぱりとした味が体にスーッと溶け込んでいきます。
筆者のように酒好き日本人としては、〆にピッタリな一品。ビタミンが豊富で風邪を引いた時などの病人食にもなっているそうです。
10.エローテ(Elote)
日本でもお馴染みの茹で(焼き)トウモロコシです。夕方になるとぞろぞろと屋台が出てきます。メキシコでは、気軽に食べ歩けるおやつという感じです。
メキシコのトウモロコシは、日本のものに比べると色が白くやや大粒で甘みは弱め。ただ、もちもちとした食感を楽しめます。これにマヨネーズ・チーズ・チリ・ライムを豪快に塗りたくります。地元の人たちはそれこそトウモロコシが見えなくなるくらいの量を塗っています。筆者としてはマヨネーズとチーズはあまり得意ではないので、たっぷりライムにチリをちょっとだけがさっぱりしていてベストでした。
ちなみにカップに入ったトウモロコシは、エスキーテ(Esquite)と呼ばれます。知らずに注文したのでチーズとマヨネーズたっぷりで食べきるのが精一杯でした。でも、クリーミーなものが好きな人ははまりそうな気がします。
最後に・・・
メキシコはおいしい食べ物で溢れています。今回はタコス以外のメキシコ料理を紹介しましたが、あくまでも一部にすぎません。ぜひ、地元の人々が集まる道ばたの屋台で、活気あふれる食堂で、自分史上No.1の食べ物を見つけてみてください。今回の記事がその手助けになることを願っています。