日本を代表する「うず潮の町」として有名な徳島県鳴門(なると)市。鳴門海峡を流れるうず潮はもちろん、鳴門鯛や鳴門金時といったグルメ、そして国内最大級の陶板名画ミュージアムまで見どころ満載!今回は、初めての方でも日帰りで十分楽しめる観光モデルコースをご紹介します。
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鳴門ってどんな町?
鳴門は、徳島県北東部に位置する町で、四国の東の玄関口として本州と高速道路で繋がっています。大鳴門橋(おおなるときょう)付近にあるうず潮をはじめ、国内最大級の陶板名画ミュージアムやリゾートホテルもあり、観光やグルメを堪能できます。
鳴門へは基本車でアクセスできますが、公共交通機関を利用するのであれば高速バスを利用するのがおすすめ。大阪駅、または難波の湊町バスターミナルから出発しており、約2時間でうず潮が見える最寄りの鳴門公園(なるとこうえん)へアクセスできます。また新神戸駅や三宮バスターミナルからも出ており、約1時間30分で行くことができます。
また徳島駅からも鳴門方面へ路線バスが出ており、約1時間で鳴門公園に行くことが可能。1日8~12便運行していますが、1時間に1~2本と本数が少ないので、事前にスケジュールを立てて利用しましょう。
10:00 「大鳴門橋架橋記念館 エディ」で徳島とうず潮の世界を体感しよう!
旅の始まりは「鳴門公園」バス停から。階段を上がって少し歩くと見えてくるのが、大鳴門橋架橋記念館(おおなるときょうかきょうきねんかん) エディです。徳島県についてや、淡路島と四国を結ぶ大鳴門橋の歴史、さらにうず潮の仕組みについて遊びながら学べます。
2階で受付をした後、最初におすすめするフロアは4K360°シアターawa(あわ)。360度にわたって徳島の自然や暮らしのほか、徳島の夏の風物詩・阿波踊りを体感できます。
また2階では鳴門のうず潮について詳しく解説するコーナーや、空飛ぶ潜水艇「うず丸」を併設。映像にあわせて鳴門海峡周辺の自然を体感できます。
3階では大鳴門橋の仕組みや歴史について紹介するエリアや、VRで徳島の観光を体感できるコーナーを併設。さらにデジタル技術でうず潮を体感できるアトラクション「Play the Eddy!(プレーザエディ)」も注目。壁にタッチするとうず潮が発生し、メガホンに向かって音を出した分、光の渦が沸き上がるなど、海の中にいるような世界を体感できます。
アトラクションを楽しんだところで屋上の「パノラマ展望台」へ。鳴門海峡や大鳴門橋はもちろん、天気が良ければ、和歌山県や小豆島(しょうどしま)を見ることができます。ひと息つきたい方はおすすめですよ♪
- 大鳴門橋架橋記念館 エディ
- 徳島 / 博物館 / 雨の日観光 / 観光名所
- 住所:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦福池65地図で見る
- 電話:088-687-1330
- Web:https://www.uzunomichi.jp/eddy/
11:00 大鳴門橋の遊歩道で上からうず潮を見よう!
大鳴門橋には橋桁があり、遊歩道が整備されています。エディから少し歩いたところにある渦の道は心地よい風を感じながら、うず潮や鳴門海峡の風景を楽しめる観光スポット。週末には観光客を中心に人気を集めています。
遊歩道は全長約450メートル。左右に広がる海景色を眺めながら散策を楽しめます。途中休憩所もあり、ベンチに座ってうず潮や鳴門海峡の景色を眺めるのも良いでしょう。
少し歩くと、展望室に到着。大鳴門橋の橋桁空間を利用しており、淡路島や瀬戸内海、太平洋の景色を見ることができます。また鳴門の近くにある無人島・飛島(とびしま)も見えるので、ぜひチェックしてみて。
さらに中央展望室にあるガラス張りの床も注目。足元に海が広がっているのでドキドキするかもしれませんが、運が良ければ真上から迫力のあるうず潮が見られますよ。
- 大鳴門橋遊歩道 渦の道
- 徳島 / 展望・景観
- 住所:徳島県鳴門市鳴門町地図で見る
- 電話:088-687-1330
- Web:https://www.uzunomichi.jp/
11:45 水中観潮船「アクアエディ」に乗ってうず潮を体感しよう!
うず潮と大鳴門橋について学んだ後は、観潮船(かんちょうせん)に乗って間近で鳴門のうず潮を鑑賞しましょう。鳴門公園からバスに乗って約5分、鳴門観光港に到着。ここから小型の水中観潮船「アクアエディ」に乗船します。事前に予約する必要がありますが、1日15便運航。約25分間かけて鳴門海峡を周遊します。
船内はデッキをはじめ、水面下1メートルにガラス張りの展望室を完備。薄暗くて少し狭いですが、ここからは海中で渦巻く潮を観察できます。
展望室で水中のうず潮を体感した後は展望デッキへ。大鳴門橋周辺を中心に迫力のあるうず潮を観潮できます。うず潮が見られる可能性が高いのは1日2回、満潮時と干潮時の前後1~2時間で、特に春と秋の大潮の時に大きなうず潮を見られるチャンスがあります。詳しくはうずしお観潮船のホームページに掲載中の潮見表(しおみひょう)でチェックしましょう。
迫力のあるうず潮を楽しんだ後は、大鳴門橋を通過して鳴門観光港へ帰港。約25分間の船旅の締めくくりを迎えます。途中、大きな揺れを感じることもあるので、船酔いには気をつけて。
- 小型水中観潮船 アクアエディ
- 徳島 / 乗り物 / クルーズ / 渦潮鑑賞
- 住所:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字大毛264-1地図で見る
- 電話:088-687-0101(鳴門観光汽船)
- Web:https://www.uzusio.com/
また「アクアエディ」だけでなく、大型観潮船「わんだーなると」でもうず潮を観潮できます。1日12便運航しており、約30分かけて鳴門海峡を周遊。デッキはもちろん、船の上にある一等船室からゆったりとうず潮を見ることができます。事前に予約をする必要はないので、気軽に乗船できますよ♪
- 大型観潮船 わんだーなると
- 徳島 / クルーズ
- 住所:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字大毛264-1地図で見る
- 電話:088-687-0101(鳴門観光汽船)
- Web:https://www.uzusio.com/
観潮後はターミナル内のショップでお土産を買おう!
観潮船でうず潮を堪能した後は、ターミナル内にあるショップでお土産を買いましょう。鳴門名物のわかめをはじめ、鳴門金時(なるときんとき)やすだちなど、徳島の特産品を豊富に取り揃えています。
店内では、鳴門金時を使ったまんじゅうや段ボールの箱が特徴的な「元祖銘菓なると金時」(10個入り・税込1,080円~)など、おすそ分けにピッタリなお菓子が充実。会社の同僚や友人へのお土産におすすめです。
また雑貨も取り扱っており、徳島の特産品・阿波藍(あわあい)や阿波和紙(あわわし)を使った商品も提供。このうち阿波藍では、風呂敷(税込1,520円)やテーブルクロス(小・税込3,630円)など、色鮮やかなアイテムも手に入るので、チェックしてみて。
- 鳴門観光汽船(うずしお観潮船のりば)
- 徳島 / おみやげ屋 / ターミナル
- 住所:徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字大毛264番地の1地先地図で見る
- 電話:088-687-0101
- Web:https://www.uzusio.com/