京都を代表する観光スポットのひとつ「清水寺」。清水の舞台からの絶景をはじめ、周辺には歴史ある社寺やSNS映えしそうなグルメが味わえるお店まで見どころが満載!今回は、清水寺周辺で立ち寄りたい観光スポットやお店を厳選してご紹介します。
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清水寺周辺ってどんなところ?
京都を代表する寺院のひとつ「清水寺(きよみずでら)」。その周辺には、観光客をもてなすお店がたくさん!その中で、清水寺・仁王門から東大路通までを結ぶ参道「清水坂(きよみずざか)」には、八ツ橋や漬物といった京みやげを買えるお店をはじめ、飲食店、雑貨店などが集まっています。
また、清水坂から階段を下ったところにある坂道が「産寧坂(さんねいざか)」。「やすらかな出産ができるように」と、この坂を通って清水寺での安産祈願をする人が多かったことから、この名が付いたといわれています。周辺には雑貨店や喫茶、お土産店など、京都を代表するお店が立ち並んでいます。
さらに産寧坂から高台寺方面へと続く坂道「二寧坂(にねいざか)」周辺には、伝統的な日本家屋をリノベーションしたショップが立ち並んでいるほか、高台寺周辺にある「石塀小路(いしべこうじ)」や「ねねの道」では、美しい石畳を散策することが可能。1日で十分、観光やグルメ、ショッピングを楽しめます。
清水寺とその周辺へのアクセスは「市バス」を利用するのがおすすめ。最寄の「五条坂(ごじょうざか)」または「清水道(きよみずみち)」バス停で下車した後、坂道を10分ほど歩くと清水寺に到着します。京都駅からは約13分、繫華街・河原町からは約10分でアクセスできます。
また清水寺周辺を散策する前に「地下鉄・バス一日券」を購入するのもおすすめ。該当するエリア内での市バスや京都市営地下鉄が、期間中乗り放題となります。京都駅中央口の近くにある市バスの案内所や地下鉄の各駅窓口、京都市内の特約の宿泊施設などで取り扱っています。
<電話番号>
0570-666-846(京都市交通局・ナビダイヤル)
<料金>
【1日券】おとな1,100円、こども550円
<主な発売箇所>
京都市営地下鉄駅券売機,市バス営業所,市バス・地下鉄案内所など
※詳細は公式HPでご確認ください。
【1】舞台からの絶景と開運巡りを楽しめる「清水寺」
京都で一度は行きたい寺院のひとつ「清水寺」。奈良時代末期、夢でお告げを受けた僧・延鎮上人(えんちんしょうにん)が音羽山(おとわやま)に草庵を結んだことにさかのぼり、平安時代前期に征夷大将軍・坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が仏殿を寄進し、千手観音像を安置したことをきっかけに寺院として整備されました。
最初に参拝者を迎えるのが「仁王門(におうもん)」。丹塗りの美しさから「赤門」と呼ばれており、高さは約14メートル。門の両脇には鎌倉時代に作られた仁王像が安置されています。
仁王門をくぐると見えてくるのが、三重塔(さんじゅうのとう)。平安時代初期に創建され、江戸時代前期に再建された塔で、高さは約31メートルと国内では最大級を誇ります。また三重塔の近くには、随求堂(ずいきゅうどう)があり、縁結びや安産、子育ての神仏が祀られており、胎内めぐりも楽しめます。
受付で拝観料を支払った後は、いよいよ本堂へ!手前には、重さ約90キロと約14キロの「弁慶の錫杖(しゃくじょう)」や約12キロの高下駄があり、錫杖を持ち上げると願いが叶うといわれています。本堂から釈迦堂と阿弥陀堂を経由して、奥の院の舞台からは、高さ約13メートルの本堂・舞台や京都市内の街並みを眺められます。
2020年2月に本堂の屋根の葺き替え工事が終わりましたが、6月時点では舞台の床板を張り替える工事を行っており、こちらは2020年度中に完了予定です。きれいになった「清水の舞台」を見られるのも、もうすぐですよ♪
また毎年3月下旬から4月上旬、8月のお盆の時期、そして11月中旬から下旬には、「夜の特別拝観」を行っています。美しい清水の舞台や三重塔などがライトアップした景色を眺められるほか、春には桜、秋には紅葉とのコラボレーションも堪能できます。
さらに奥の院からぐるっと回った後、階段を上がると高さ約15メートルの「子安塔(こやすのとう)」が見えてきます。ここからは、本堂・舞台のほか、三重塔も見ることができ、奥の院の舞台からはまた違った景色を楽しめます。
参拝の締めくくりに立ち寄りたいのが、「音羽(おとわ)の滝」。音羽山から3本に分かれて清水が流れており、柄杓で水を受けて飲むと、学業や恋愛、延命長寿のうち一つの願掛けができるといわれています。どの清水がどのご利益を得られるのかは決まっていないので、心の中で叶えたい願いを唱えながら、清水をすくいましょう!
- 清水寺
- 東山・祇園 / 寺 / 観光名所 / 紅葉 / パワースポット / 桜の名所 / 世界遺産
- 住所:京都府京都市東山区清水1丁目294地図で見る
- 電話:075-551-1234
- Web:http://www.kiyomizudera.or.jp/
あわせて「地主神社」で良縁&開運祈願をしよう!
清水寺の隣には、良縁や開運のご利益を得られる「地主神社(じしゅじんじゃ)」があります。清水寺とあわせて世界文化遺産に登録されており、本殿には、縁結びの神として有名な「大国主命(おおくにぬしのみこと)」が祀られています。
境内で試してみたいのが、本殿と拝殿の間にある「恋占いの石」を使った占い。目を閉じながら、2つの石の間をまっすぐ歩けたら、恋が叶うといわれています。
さらに境内には、良縁巡りを楽しめるパワースポットがあります!「撫で大国」を祀る社では、大国様の小槌を願いを込めてなでると良縁や厄除けに、福袋をなでると金運アップや商売繁盛にご利益があるなど、さわる場所によって違ったご利益を得られます。
この他にも、どんな願い事でも、ひとつだけなら必ずご利益をいただける「おかげ明神」や「水かけ地蔵」、銅鑼を三度鳴らすと良縁をいただけるといわれる「幸福祈願所」など、様々なご利益を得られるので、ぜひ境内をまわってみましょう!
- 地主神社
- 東山・祇園 / 神社 / パワースポット / 縁結びスポット
- 住所:京都府京都市東山区清水1丁目317地図で見る
- 電話:075-541-2097
- Web:https://www.jishujinja.or.jp/
【2】ニッキの香りが楽しめるシュークリームのお店「清水京あみ」
清水寺・仁王門から少し歩いたところにあるスイーツ専門店「清水京あみ」。シュークリームやコーヒーなどを提供しているほか、お土産にピッタリなお菓子も販売しており、参拝客を中心に人気を集めています。
おすすめは「八つ橋シュー」。抹茶とバニラの2種類で展開しており、国産の米粉とグルテンフリーのシュー生地に、八ッ橋で使用するニッキを練り込んだクリームが入っています。しっかりとした甘さとともに、シュー生地のサクッとした食感を堪能できます。
- 清水 京あみ
- 東山・祇園 / スイーツ / 抹茶スイーツ / 食べ歩き
- 住所:京都府京都市東山区清水1丁目262地図で見る
- 電話:075-531-6956
- Web:https://www.kiyomizukyoami.com/
【3】和と洋の上品なお菓子が買える菓子処「普門庵」
清水道の裏手のところにある菓子処「普門庵(ふもんあん)」。抹茶を使った洋菓子やあられ、かりんとうなどを販売するショップ「一の菓匠(いちのかしょう)」と、抹茶を使ったスイーツやわらび餅を味わえるカフェ「二の茶寮(にのさりょう)」が併設しています。
人気の一品が「京フランス」。フランス産の発酵バターと京都産の宇治抹茶「祥楽(しょうがく)」を使用したフィナンシェで、抹茶やバターの濃厚な風味とともに上品な甘さを味わえます。
また京七味を使った「百福あられ」(3袋・税込486円~)や、あられにチョコレートをコーティングした「百福あられショコラ」(3袋・税込486円~)、和三盆を使った「鈴カステラ」(1袋・税込360円~)など、友達や家族、会社の同僚へのお土産に最適なお菓子も取り揃えています。
- 普門庵
- 東山・祇園 / スイーツ / カフェ・喫茶店
- 住所:京都府京都市東山区清水2丁目246番地地図で見る
- 電話:075-533-8282
- Web:http://fumon-an.co.jp/
【4】写真映えしそうな京菓子が手に入る「産寧坂まるん」
ロケ地として有名な産寧坂の石段沿いにある、菓子と雑貨のお店「産寧坂(さんねいざか)まるん」。京扇子の老舗・舞扇堂(まいせんどう)がプロデュースしており、飴や金平糖、クッキーといったかわいらしいデザインをしたお菓子や調味料、雑貨などを販売しています。
定番の一品が「あめ玉」(1瓶・税込486円)。丸い形の瓶に水玉模様を描いた飴がたくさん入っており、見た目がかわいくて、TwitterやInstagramといったSNSへの投稿にピッタリです♪この他にも、手鞠のような形をした「てまり玉」(1瓶・税込486円)や、金平糖が入った「流れ星」(1瓶・税込486円)といったお菓子も手に入ります。
また猫の背中をイメージした「京の猫さんくっきー」も取り扱っています。縞柄から花柄、三毛柄といった写真映えしそうなデザインをしたクッキーで、お子さんや大切な人へのプレゼントにおすすめですよ♪
- 産寧坂まるん
- 東山・祇園 / 和菓子 / 和菓子店
- 住所:京都府京都市東山区清水三丁目317-1地図で見る
- 電話:075-533-2005
- Web:http://www.maisendo.co.jp/marun.html
【5】世界一辛い一味・七味の専門店「おちゃのこさいさい」
京料理の味付けに欠かせない調味料のひとつ「七味唐辛子」。その中で「世界一辛い一味・七味」のフレーズで有名なお店が「おちゃのこさいさい」です。国産のハバネロを使った一味・七味唐辛子「舞妓はんひぃ~ひぃ~」(1袋・税込540円~)をはじめとした様々な種類の一味・七味唐辛子やふりかけ、おだし、お菓子などを販売しています。
定番の「舞妓はんひぃ~ひぃ~」とあわせて人気の一品が「京らー油ふりかけ」。ごま油をからめた唐辛子に素揚げにした九条ネギがたっぷり入っており、ザクザクとした食感とともに唐辛子のピリッとした辛さと濃厚な風味を味わえます。ご飯のお供はもちろん、調味料としてアレンジしてみるのもおすすめです。
またお土産として買うなら、「舞妓はんひぃ~ひぃ~」を使った「カレーせんべい」もおすすめ。サクッとした食感とともに一味唐辛子とカレーの旨さや香ばしさ、辛さを堪能できます。お酒のおともに味わってみては。
- おちゃのこさいさい 産寧坂本店
- 東山・祇園 / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:〒605-0862 京都市東山区清水三丁目316-4地図で見る
- 電話:0120-831-314
- Web:http://www.ochanokosaisai.com/