モルディブの国旗の図柄や意味、モルディブの首都について、またモルディブの面積や人口と今後の人口予想、そして国歌の成り立ちまで、モルディブの国の基礎知識をくわしく解説します。
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モルディブ国旗とその意味
モルディブの国旗は、中央に白い三日月が描かれた緑地を、赤で囲んだデザインになっています。1965年にイギリスから独立した際に制定されたもので、緑と白い三日月はイスラム教のシンボル、そして赤は自由を獲得するために流された血の色を表しており、最後の一滴まで国に捧げると言う意味があると言われています。
モルディブの首都はマレ(マーレ)
モルディブの首都はマレです。マレ島は島全体が首都となっており、面積は6.8km²、外周は約5kmととても小さく、2時間あれば一周歩けてしまう大きさです。「人口密度は世界一!」と言われており、モルディブの人口の3分の1ほどの人が暮らしています。
マレへは、マレ国際空港から水上フェリーで約10分。空港は首都マレの近くではあるものの、別の島に位置しています。
モルディブはイスラム教のため、首都のマレにはモスクがたくさんあります。中でも観光名所として有名なのが、マレで一番古いモスクである「フクル・ミスキー」。建物は全て白珊瑚で作られており、ここにしかない貴重な建造物になっています。またマレで一番大きいモスク「イスラミック・センター」もマレ観光には欠かせないスポットとなっています。
モルディブの面積は298km²
インド洋に浮かぶ島国であり、1,192の島々より成るモルディブ。全島あわせた面積は298km²で、アジア最小の国です。東京23区の面積は619km²なので、約半分ほどの大きさになります。
モルディブの人口は51.6万人
2018年時点の人口は51.6万人です。年々増加してはいますが、今後は減少が予測されており、しかし2030年頃からは、また人口の増加が予測されています。
モルディブの国歌は「国家敬礼」
モルディブの国歌の曲名は「国家敬礼(Qaumii salaam)」です。1948年までモルディブの国歌には歌詞がなく音楽だけのものを使用していましたが、Muhammad Jameel Didiが作詞をし、この詞にあう曲を探していたところ、日本では「蛍の光」の原曲として知られる「オールド・ラング・サイン」を採用。
しかしその後、イギリスのエリザベス2世女王がモルディブを訪問する際に、新しい国歌が必要であると考え、Pandit Wannakuwattawaduge Don Amaradevaに作曲を依頼し、これまでの歌詞にあらたな曲をつけたものが、1972年に国歌として制定されました。