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2日目午後:亜熱帯の森「ガンガラーの谷」やパワースポット「斎場御嶽」めぐり
絶品の沖縄そばを堪能した後は、ガイドさんと一緒に亜熱帯の森を散策する「ガンガラーの谷」へ。続いて絶景を見ながら走れる「ニライ橋・カナイ橋」ドライブを楽しんだ後、太平洋一望の展望スポット「知念岬公園」と、世界遺産にも認定されている聖地「斎場御嶽」を訪れましょう。
鍾乳洞が崩れてできた森を歩ける「ガンガラーの谷」
- 出典:tripnote.jp
まず訪れる「ガンガラーの谷」は、数十万年前まで鍾乳洞だった場所が崩れて亜熱帯の森となっており、80分かけてガイドさんと一緒に散策することができます。約1万8000年前に生きていた「港川人」の居住区の可能性も高いと考えられていて、今も発掘調査が行われています。
見学コースでは、亜熱帯の森を歩きながら植物の観察やガジュマルの巨木の見学のほか、子宝や縁結びにご利益のあるパワースポット「イナグ洞・イキガ洞」なども巡ることができます。必ず予約が必要なので事前予約をし、歩きやすい服装で訪れましょう。
- ガンガラーの谷
- 南城市 / 自然・景勝地 / パワースポット / 縁結びスポット / 洞窟
- 住所:沖縄県南城市玉城前川 202地図で見る
- 電話:098-948-4192(受付時間9:00~17:30)
- Web:http://www.gangala.com/
海近くを爽快に走り抜ける「ニライ橋・カナイ橋」
ガンガラーの谷を散策した後は、車を走らせて「ニライ橋・カナイ橋」へ。ニライ橋とカナイ橋が合わさり「ニライカナイ橋」と言われています。U字に大きなカーブを描きながら海の近くの660mを走行します。
ニライカナイとは「海の向こうにある理想郷」という意味があるそうですが、天気の良い日にはまさにその言葉の通り、コバルトブルーの海を一望しながらの絶景ドライブが楽しめます。
空と海の絶景が楽しめる「知念岬公園」
ニライカナイ橋ドライブを満喫した後は、太平洋が一望できる「知念岬公園」へ。展望台の真下には透明な海が広がっており、青い空と美しい海の絶景を同時に楽しめる贅沢なスポットです。また美しい初日の出を拝める場所としても有名で、元旦には多くの人が訪れます。時期によってはパラグライダーが飛んでいる様子を見られることも。
神聖な雰囲気を感じる「斎場御嶽」
知念岬公園に続いて訪れるのは、公園からほど近い場所にある「斎場御嶽」。「最高位の」という意味を持つ「斎場(せーふぁ)」の名で呼ばれる斎場御嶽ですが、実はこの名称は通称であり、正式な神名は「君ガ嶽、主ガ嶽ノイビ」といいます。世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」を構成する資産のひとつで、国の史跡、沖縄県指定名勝にも指定されています。
現在も地元では聖地として扱われており、観光地でありながら神聖な雰囲気を感じる場所。なかでも三角の空間「三庫理(サングーイ)」は最も神聖な場所でありパワースポットとして知られています。
- 斎場御嶽
- 南城市 / 遺跡・史跡 / 観光名所 / パワースポット / 世界遺産
- 住所:沖縄県南城市知念字久手堅地図で見る
- 電話:098-949-1899
- Web:https://okinawa-nanjo.jp/sefa/
2日目夜:南城市内の宿に宿泊しよう
斎場御嶽の見学を終えた後は、そろそろ2日目の宿へ。翌日の最初の目的地「中城城跡」に行きやすいエリアに宿泊すると便利なので、南城市や与那原町、西原町、中城村などにある宿に宿泊しましょう。特に南城市は宿泊施設が多く、オーシャンビューのホテルも複数ありますよ。
3日目午前:琉球の歴史を感じる「中城城跡」「勝連城跡」を見学しよう
3日目の午前中は、いずれも琉球王国時代のお城である「中城城跡」と「勝連城跡」を訪れてみましょう。
築城当時の原型をとどめている「中城城跡」
まず訪れる「中城城跡」は、築城年は不明ですが、アーチ型の美しい石門と、まるで南米の遺跡のような荘厳な石段が特徴的です。中城王子(琉球王国の皇子)の居城や中城村役場としても使われていました。
幕末には、開国を迫りに来日したペリー提督の探検隊一行も中城城跡を訪れています。調査の結果を聞いた際、ペリー提督も建築技術の高さに感心したといわれます。
沖縄県内で最も築城当時の原型をとどめているとされ、グスクの魅力を存分に味わえる場所です。
- 中城城跡
- 北中城村(中頭郡) / 遺跡・史跡 / 世界遺産
- 住所:沖縄県中頭郡北中城村大城503地図で見る
- 電話:098-935-5719
- Web:http://www.nakagusuku-jo.jp/
高台にあり景色もすばらしい「勝連城跡」
沖縄本島中部の東にある勝連半島に、勝連城跡があります。阿麻和利(アマワリ)という人物の居城で、大きく湾曲した長い階段が印象的なグスクです。世界遺産に登録されたグスクの中では最も築城年代が古く、12世紀頃と言われています。階段を登りきった一の曲輪(くるわ)からは中城湾を一望でき、景色目当てで登るのもお勧めです。
- 勝連城跡
- うるま市 / 遺跡・史跡 / 世界遺産
- 住所:沖縄県うるま市勝連南風原3908地図で見る
- 電話:098-978-7373
- Web:http://www.katsuren-jo.jp/
3日目ランチ:発祥の店「キングタコス」でタコライスをいただこう
勝連城跡の見学を終えたら、そろそろランチタイム。沖縄のB級グルメとして人気の「タコライス」発祥の店「キングタコス」でお昼にしましょう。
地元では“キンタコ”の愛称で親しまれているキングタコスのタコライスは、たっぷりの白いご飯にミートや野菜、チーズなどがトッピングされたボリュームたっぷりの1品。ピリ辛のサルサソースをつけていただきます。
なお、「タコライス(500円)」だとご飯にミートのトッピングのみなので、野菜やチーズがのった一般的なタコライスを食べたいという方は「タコライスチーズ野菜(700円)」を選んでくださいね。
- キングタコス 与勝店
- うるま市 / ご当地グルメ・名物料理
- 住所:沖縄県うるま市与那城784地図で見る
3日目午後:4つの離島をつなぐ「海中道路」をドライブしよう
- 出典:tripnote.jp
キンタコのタコライスでお腹がいっぱいになったら、そのまま車を海の方向へ走らせて「海中道路」をドライブしましょう。
海中道路は沖縄本島と、うるま市に位置する4つの小さな離島「平安座島」「浜比嘉島」「宮城島」「伊計島」を結ぶ道路です。海中道路といっても、海の中を通るトンネルや離島に架かる橋とも異なり、海を埋め立てて造られた全長約5キロの道路で、通行料は無料。車で通ると、海の上をドライブしているような気持ちになります。
- 出典:tripnote.jpアマミチュー
4つの島の中でも特に人気の島が「浜比嘉島」。島全体がパワースポットと言われるほどパワースポットが点在し、なかでも「アマミチューの墓」と「シルミチュー」が有名です。
- 出典:tripnote.jpシミルチューの入り口
「アマミチューの墓」は、琉球開びゃく伝説で有名なアマミチュー、シミルチューの男女二神と他の神が祀られていると伝えられる、貴重な霊場。そして「シルミチュー」は、アマミチューとシルミチューの居住したところと伝えられています。