沖縄本島と周辺離島には、古くは琉球王国の時代から信仰の地として大切にされてきたパワースポットがたくさんあります。沖縄旅行におすすめのパワースポットをご紹介します。
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【1】斎場御嶽/沖縄本島南部
- 出典:tripnote.jp
琉球の創世神話に登場する沖縄の七御嶽のなかでも、最も格の高い聖地とされているのが斎場御嶽(せーふぁうたき)です。古くから沖合の久高島(くだかじま)を崇める地として敬われ、琉球王国最高の女官である聞得大君(きこえおおきみ)の即位もこの地で行われていました。もともとは男子禁制の場で、琉球国王でさえ、聖域内に入る際には女性用の衣装に着替えたと伝えられています。
- 出典:tripnote.jp
もちろん現在も聖地として扱われており、観光地でありながら静寂さを保ち、神聖な雰囲気を感じます。なかでも三角の空間「三庫理(サングーイ)」は最も神聖な場所でありパワースポットとして知られています。
- 斎場御嶽
- 南城市 / 遺跡・史跡 / 観光名所 / パワースポット / 世界遺産
- 住所:沖縄県南城市知念字久手堅地図で見る
- 電話:098-949-1899
- Web:https://okinawa-nanjo.jp/sefa/
【2】久高島/離島
- 出典:tripnote.jp
沖縄本島の東南にある久高島。安座間港からフェリーで20分ほどのところにある、周囲8キロほどの小さな島です。かつてここに天からアマミキヨという神が降りてきて、のちに琉球王国となる島々を作ったとされます。この島へは琉球の歴代の王も巡礼し、ニライカナイ(異界)に近い場所にあると言われています。
- 出典:tripnote.jpフボー御嶽
- 出典:tripnote.jpカベール岬
島内には、ニライカナイからの船が停泊すると言われるイシキ浜や、アマミキヨが初めに作った七御嶽(聖域)の1つ・フボー御嶽(うたき)、アマミキヨが降りてきたとされるカベール岬などがあります。
神聖な場所のため、遊泳や立ち入りが禁じられていたり、観光客が見学のできない神事が行われることもあるので、久高島の船の待合所などで最新の情報を入手しましょう。
【3】首里城/沖縄本島南部
- 出典:tripnote.jp首里城・正殿
沖縄観光で欠かせないのが琉球王国の中枢として栄えた名城・首里城。世界文化遺産にも登録されており、赤瓦の「守礼門」をはじめ、豪華絢爛な朱色の「正殿」など見所もたくさんあります。世界遺産としても有名ではありますが、首里城がパワースポットと言われるゆえんは、首里城の中にはさまざまな聖域があるため。
「園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)」は首里城跡と並んで世界文化遺産に登録されていますが、こちらは琉球の信仰における聖域でもある御嶽を拝礼するために造られた礼拝所で、琉球国王が外出する際にここで安全祈願を行ったといわれています。
- 出典:tripnote.jp園比屋武御嶽石門
- 首里森御嶽(すいむいうたき)
また「園比屋武御嶽石門」のほかにも、「首里森御嶽(すいむいうたき)」などほかに9ヶ所の礼拝所があるほか、城内では最大の信仰の場で、首里城発祥の場とも言われる「京の内(きょうのうち)」など、ほかにも多数のパワースポットが見学できます。
※2019年10月31日に発生した火災により、正殿をはじめとする主要な施設が焼失しました。復旧の目処は経っていませんが、首里城を含む首里城公園の敷地のうち約8割は見学が可能となっています。(2019年12月現在)
- 首里城
- 那覇市 / 遺跡・史跡 / 世界遺産
- 住所:沖縄県那覇市首里金城町1丁目2地図で見る
- 電話:098-886-2020(首里城公園管理センター)
- Web:http://oki-park.jp/shurijo/
【4】首里金城町の大アカギ/沖縄本島南部
16世紀中頃に整備された「首里金城町石畳道」の脇にある「首里金城(しゅりきんじょう)の大アカギ」。推定樹齢200年以上と伝わる高さ約20メートルのアカギの大木で、1945年3月~6月の沖縄戦でも難を逃れ、1972年に国の天然記念物に指定されました。
周囲には緑が生い茂り、神聖な空気が漂うスポット。「旧暦6月15日に神が降りてきて願い事を聞いてくれる」という言い伝えもあるため、現在も地元の人々の信仰を集めています。
- 首里金城町の大アカギ
- 那覇市 / 自然・景勝地 / パワースポット / 縁結びスポット
- 住所:沖縄県那覇市 首里金城町3丁目地図で見る
- 電話:098-917-3501(那覇市市民文化部文化財課)
【5】玉陵(たまうどぅん)/沖縄本島南部
- 出典:tripnote.jp
首里城跡とあわせて世界文化遺産に登録された陵墓「玉陵」。首里城公園から少し歩いたところあり、1501年、琉球王国の第三代国王・尚真王が父・尚円王(しょうえんおう)の遺骨を改葬するために創建されました。
墓室は3つに分かれており、真ん中は洗骨前の遺骸を安置する部屋、東側は王と王妃、西側は限られた親族の遺骨が葬られています。墓の左右にある塔の上には、沖縄の守り神「シーサー」が鎮座しています。琉球王家の歴史と厳かさなパワーが感じられる、スポットとなっています。
- 玉陵
- 那覇市 / 遺跡・史跡 / パワースポット / 世界遺産
- 住所:沖縄県那覇市首里金城町1-3地図で見る
- 電話:098-885-2861
- Web:https://www.city.naha.okinawa.jp/kankou/bunkazai/t...
【6】果報(かふう)バンタ/沖縄本島中部
- 出典:tripnote.jp
沖縄本島うるま市から伸びる海中道路を渡ると、その先には小さな島が4つ繋がっています。その1つ「宮城島」に、幸せになれる絶景スポットがあります。果報(かふぅ)バンタと呼ばれるその場所は、「ぬちまーす観光製塩ファクトリー」という塩工場の敷地の中にあり、パワースポットとしても知られています。
果報バンタは沖縄の方言で、「果報」=幸せ。「バンタ」=岬という意味。この景色を見れば本当に幸せな気持ちになります。海と空の、青さと広さはまさに絶景。景色に見とれて、カメラを落とさない様ご注意くださいね。しっかりと写真に収めて、幸せパワーを持ち帰りましょう。
- 果報バンタ
- うるま市 / 自然・景勝地 / 絶景 / パワースポット / 穴場観光スポット / 岬
- 住所:沖縄県うるま市与那城宮城2768地図で見る
- 電話:098-983-1140
- Web:http://nutima-su.jp
【7】ガンガラーの谷/沖縄本島中部
- 出典:tripnote.jp
数十万年前までは鍾乳洞だった場所が崩れて亜熱帯の森となっており、80分かけてガイドさんと一緒に散策することができます。約1万8000年前に生きていた「港川人」の居住区の可能性も高いと考えられていて、今も発掘調査が行われています。
見学コースでは、亜熱帯の森を歩きながら植物の観察やガジュマルの巨木の見学のほか、子宝や縁結びにご利益のあるパワースポット「イナグ洞・イキガ洞」なども巡ることができます。
必ず予約が必要なので事前予約をし、歩きやすい服装で訪れましょう。
- ガンガラーの谷
- 南城市 / 自然・景勝地 / パワースポット / 縁結びスポット / 洞窟
- 住所:沖縄県南城市玉城前川 202地図で見る
- 電話:098-948-4192(受付時間9:00~17:30)
- Web:http://www.gangala.com/