パリ
パリ観光
街の中心をセーヌ川が流れるお洒落な都市

掘出し物は宝物♡パリ・クリニャンクール蚤の市オススメエリア4選!

取材・写真・文:

大阪在住
訪問エリア:4ヶ国

2019年12月2日更新

9,457view

お気に入り

写真:ムラサキ

クリニャンクールの蚤の市ってご存知ですか?モントルイユ、ヴァンヴと並んでパリ三大蚤の市と言われる中で、もっとも規模が大きいのがこのクリニャンクール蚤の市!超有名ブランドの掘り出し物から年代物のアンティーク、絵画、家具、古着に本、レコードやおもちゃと、ここにくれば何でも揃っちゃう?!日本のアウトレットとは一味もふた味も違う、蚤の市の面白さ、そして注意点も合わせてご紹介します!

この記事の目次表示

クリニャンクール蚤の市って?

現在、クリニャンクール蚤の市がある場所周辺は、19世紀には城壁が建設されており建物の建設が制限されていた場所でした。さらに時の県知事オスマンによってパリ改造が行われたために、パリ市内に住むことが出来なくなった人々が周辺の街に集まるようになります。

そして20世紀初頭、城壁が解体されると彼らは持ち寄ったガラクタを売るようになり、それをパリの骨董好きたちが購入するようになったことが蚤の市の始まりだったと言われています。

現在では当時と同じようなガラクタ?とも言えるようなものから高級ブティックの古着や年代物のレコード、美術館レベルの美術品など、ありとあらゆる商品が並んでいます。クリニャンクール蚤の市は100年以上の歴史を持ち、登録店舗数が2,500〜3,000とも言われる、パリ最大にして最古の蚤の市なのです。

クリニャンクールのオススメエリア!

1.ヴェルネゾン(VERNAISON)

  • 写真:ムラサキ

蚤の市の入り口から最も近く、また最も古くからあるエリアです。こちらのエリアでは小さなお店が所狭しと軒を連ね、古着や陶器、キッチンリネンなどの日用品を多く取り扱っています。お店の外にもぎっしりと商品が並び、歩くだけでも目で楽しめます!

  • 写真:ムラサキ

ビーズやレース、生地などの手芸専門のお店もあります。中にはお店の人の手作りのアクセサリーが置いてあるところも。

  • 写真:ムラサキ

こちらは木製のオブジェの専門店。ポップなカラーに塗られたものから、自分でカラーリングできるものまで大きさも様々で、自分好みのイニシャルオブジェを選ぶことが出来ます!

2.ドウフィン(DAUPHINE)

  • 写真:ムラサキ

こちらは二階建ての大きな建物一帯のエリアを指します。日本の小さなショッピングモールのような雰囲気。地上階は絵画や家具、現代アートやアンティーク玩具など大型の商品を扱うお店が並んでおり、二階には古書、古着、レコード、おもちゃ、オーディオ機器やポストカードなどを販売するお店が並びます。

  • 写真:ムラサキ
  • 写真:ムラサキ

インテリアを扱うお店の中には、一歩お店に入れば「宮殿?」と思えてしまうようなシャンデリアやアンティーク家具を揃えているところも少なくありません。なかなか個人で気軽にお買い上げ!とはなりませんが、実際使われていたアンティークを近くでまじまじと見ることが出来るのは貴重な機会。

ついついうっとりと眺めてしまいます。

  • 写真:ムラサキ

古着屋さんでは、オシャレに敏感なパリっ子たちが試着を楽しんでいました。中には何でこんなものが売っているの?と思われるようなものが目につくのも蚤の市ならではの楽しみですよね。

  • 写真:ムラサキナンバープレートやポストカードに並んでヘルメットが売られていたり。
  • 写真:ムラサキアンティークの自転車やバイクを売っているお店も!
  • 写真:ムラサキ

またクリニャンクールではそれぞれの店舗に番号が振られているので、「後からまた戻ってこよう」というときにもお店の番号を覚えていれば迷うことがないのでとっても便利!

3.ポールべール(PAUL BERT)

  • 写真:ムラサキ

ポールベールは屋外のエリアですが、一軒一軒がヴェルネゾンに比べると開放感があり店舗も広め。扱っているものもインテリア雑貨や家具など大きめの商品が目立ちます。

お昼時や夕方になると、オーナーたちがディスプレイの椅子やソファに座ってコーヒーやワインを楽しむ姿も。

  • 写真:ムラサキ
  • 写真:ムラサキ

まるでカフェのような佇まい。一軒ごとに取り扱う商品に合わせたお店造りをしているので、お店の雰囲気の違いを楽しむのも面白いです。

またクリニャンクールの蚤の市は“蚤の市”と言いつつブティックとして出店しているお店も多いので、極端な値段交渉はオススメ出来ません。

4.セルペット(SERPETTE)

ドウフィンと同じく屋内にあるエリア。蚤の市としては価格設定が高めのクリニャンクールですが、セルペットで取り扱っているものはその中でも比較的高めの商品が多いです。シャンデリアや絵画、鏡など大型のものから、ハイブランドのバッグや革小物などを扱うお店が軒を連ねます。

  • 写真:ムラサキ

天井も低く、通路も狭めですが内装は赤いカーペットに少し暗めの照明とシックな雰囲気です。ヨーロッパだけではなくアジアや中欧など世界中から集められたアンティークを見ることが出来ます。

  • 写真:ムラサキ

外観から入り口を見ると何だかガレージのようですが、中は奥に長く続いている上に通路もAllé1から4まで分かれていて実はとっても広いのです。

エリア外のお店

とにかく広いクリニャンクールの蚤の市。勿論それぞれのエリアの間にもお店が並びます。古着屋が圧倒的に多いですが、日用品や民芸品を扱うお店もあります。

  • 写真:ムラサキ
  • 写真:ムラサキ

カフェが並ぶ通りもあります。蚤の市で働く人や歩き疲れて休憩に入るお客さんなどでいつも賑わっています。

次のページを読む

パリの旅行予約はこちら


パリのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

パリのホテルを探す

パリの航空券を探す

パリの現地アクティビティを探す

パリのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


パリで人気のグルメストリート「Rue Cler(クレール通り)」

パリに訪れたらビストロでフレンチもいいですが、「パリジャンの食の楽園」とも呼ばれ地元民に愛されるグルメストリート「Rue Cler(クレール通り)」で、ワインや...


【保存版】フランスのお土産・厳選10選!

フランスでは、お土産にしたいグルメやスイーツ、オシャレな名産品が、スーパーマーケットや生活雑貨店などにずらりと並んでいます。今回は、フランス各地をぐるっと巡り、...

パリの高級グルメ館【ラ・グランド・エピスリー】でお土産を

食の都「パリ」でグルメなお土産を探すなら、定番から通好みのものまで揃う老舗デパート「ボン・マルシェ」の高級グルメ館「La Grande Épicerie de ...

日曜日だって楽しめる!【フランス・パリ】マレ地区の魅力!

ほとんどのお店が閉まってしまう日曜日のパリ。滞在期間中に日曜日が重なってしまってどうしよう・・・なんて方も大丈夫!パリ市内でも特に観光客の多いマレ地区では、日曜...

パリの穴場美術館!息をのむほど美しいクリスタルのバカラギャラリーミュージアム(Galerie-Musee Baccarat)

多くの大使館やパリの裕福層の住宅が集まるパリ16区のポッシュなエリアにある、世界一の高級クリスタルブランド、バカラ。その本社にある美術館「バカラギャラリーミュー...

この記事を書いたトラベルライター

TRY before THINK !
2017年から一年間、憧れのパリの地で食べ歩き・飲み歩き・美術館巡りを満喫したワーホリライターです。
暮らしてみたからこそ知っている隠れスポット、オススメグルメ、話題のアクティビティなど旬な情報をお伝えしていきます。

皆さんの旅が実りあるものになることを願って!
Bon voyage !
http://misojo-giliholi.hatenablog.com/

本当は内緒にしておきたい!パリのバー&レストラン6選

パリといえば街中に溢れるオシャレなカフェやレストランに目が行きがち。せっかく訪れるのだから有名店や贅沢フレンチを楽しみたくなるのも当然です。勿論それもオススメの...


【神戸】密かな人気店!ヒシミツ醤油 磯上出張所の美味しいご飯

三宮の喧騒から少し離れた磯上にあるビルの一階に2018年12月オープンした「ヒシミツ醤油 磯上出張所」。16席ほどの店内はいつもお客さんでいっぱいです。人気の理...


【フランス】まさに絵画の世界!ジヴェルニーのモネの家を訪ねて

ノルマンディー地方の小さな町ジヴェルニー。モネの大作『睡蓮』のモデルとなった庭はあまりにも有名。絵画の世界をそのまま目に映すことができる、まさにおとぎの世界。幻...

パリから電車で一時間!ノルマンディー地方、ルーアンを旅して

旧ノルマンディー公国の首都だったルーアン。パリと同じく町の中心にはセーヌ川が流れ、水運の拠点として栄えた町は今でも随所に当時の姿を留めています。また百年戦争で活...

【香川】体力勝負!金刀比羅宮の絶景と奥社限定の「天狗守り」を手に入れよう

香川県のパワースポットとして名高く、「こんぴらさん」の愛称でも馴染みのある金刀比羅宮。そしてこんぴらさんといえば、奥社まで続く1,368段の長〜い階段が有名。登...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります