パリに訪れたらビストロでフレンチもいいですが、「パリジャンの食の楽園」とも呼ばれ地元民に愛されるグルメストリート「Rue Cler(クレール通り)」で、ワインや食材を揃えてローカルのように過ごしてみませんか。
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「パリの胃袋」Rue Cler(リュ・クレ / クレール通り)
「リュ・クレ(クレール通り)」はエッフェル塔から目と鼻の先、パリ7区の中央に走る石畳の歩行者天国。昔ながらの貴族の邸宅や官公庁などが集中するブルジョアなエリアですが、活気がありつつどこか庶民的な雰囲気も漂うマーケット・ストリートです。
新鮮なお肉や魚介類、野菜や果物などの生鮮食品店や、パンやオリーブオイル、チョコレート、チーズ、ワインが揃う専門店が軒を連ね、「Paradise of Parisian food(パリジャンの食の楽園)」という愛称で親しまれる、まさに「パリの胃袋」的な存在です。
「Ecole Militaire」駅近く、郵便局の角から北へ300mに満たない通りの両側には様々なお店が並んでいます(ほとんどのお店が平日は月曜日以外営業)。毎週日曜日の朝に開催されるマーケットでは、近くの教会でミサを終えた人々がランチを求めて混雑するほど賑わいます。
通りにはグルメな美食家も納得のこだわりの名店が軒を連ね、「家でゲストを招く前日は、ここに来れば大抵のものは揃う」とパリ在住の友人も太鼓判を押すほど、地元民が絶大な信頼を寄せるマーケットです。
それでは、このリュ・クレ(クレール通り)でおすすめのお店をご紹介していきましょう。
【1】新鮮なフルーツが揃う「Halles Bosquet(アラ・ボスケ)」
青果店「Halles Bosquet(アラ・ボスケ)」には爽やかな酸味の「フレーズ(苺)」を始め、フランスではおなじみの「フランボワーズ(ラズベリー)」「ミュール(ブラックベリー)」「グロゼイユ(レッドカラント)」など色鮮やかなフルーツがズラリと店頭に並びます。
特にオススメなのが「pêche plate (平たい桃)」という名前の潰れたような形の桃(日本語では「蟠桃(ばんとう)」と呼ばれます)。夏場にしか並ばない不思議な形の桃は、甘くてとってもジューシー。是非フランス式に豪快に皮ごとかぶりつきましょう。
【2】パリらしさ満載の「Cafe Central(カフェ・セントラル)」
クレール通りとChamp de Mars(シャン・デ・マルス)通りの交差点にある「Cafe Central(カフェ・セントラル)」は、この辺りで人気のカフェの1つ。赤い庇と通りに並んだテーブルと籐の椅子が何ともパリらしい雰囲気です。
エスカルゴやオニオンスープなどカジュアルなフレンチが楽しめ、平日の夕暮れや週末のランチには大勢の人で賑わいます。ワイン片手に居心地の良いテラス席に座ると、パリらしいクレール通りの雰囲気に浸れますよ。
- カフェ・セントラル
- パリ / カフェ・喫茶店
- 住所:40 Rue Cler, 75007 Paris, France地図で見る
- 電話:01-47-05-00-53
- Web:https://lecentral-paris.com/