「えびす・だいこくの両参り」という言葉をご存知ですか?えびす樣を祀っている「美保神社」と、だいこく様を祀っている「出雲大社」の両方をお参りすると、運気がさらに上がるとの言い伝えがあります。
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美保神社は「えびす様」の総本宮
島根半島の東端に建つ美保神社は、境港から車で約20分ほどの距離にある神社です。ドライブしながら向かうと、美保湾の景色と潮風が気持ちいいですよ!
美保神社は、日本に3,000社以上ある「えびす神社」の総本宮となっています。
ご祭神は、出雲大社に祀られている「大国主命(おおくにぬしのみこと)」の妻である「三穂津姫命(みほつひめのみこと)」とその子供である「事代主神(ことしろぬしのかみ)」(えびす様)です。三穂津姫命は五穀豊穣や安産の神様、えびす様は漁業、商売繁盛の神様とされています。
美保神社の楽しみ方
特徴的な本殿を鑑賞する
美保神社の本殿は大社造りを2棟並べた「美保造り」という建築様式となっています。建築には神社周辺の松の木が使用されました。
えびす様の「福種銭」をいただく
福種銭(ふくたねせん)は、美保神社でご祈祷を受けた10円新貨のことです。本殿の中に、福種銭をいただくことのできる場所があるので、50円以上を納めて福種銭をいただきます。
この10円はお財布で大切にとっておくものではありません。積極的に使い、世の中に福の種を蒔いてください。そして、めぐりめぐって大きな実りとなり自分の元へ還ってくると言われているのです。
神社周辺のおすすめ
青石畳通り
神社の鳥居をくぐり境内を歩いていると、立派な門と「青石畳通り」という看板が目に入ってきます。
石畳が印象的なこの通りは、江戸時代に参拝道としてつくられたものです。石畳は美保関の海石を切り出したもので、形は正方形や長方形など様々。不揃いな形に味わいを感じられます。石畳の道を挟んで、当時の面影を残す作りの旅館や土産物などが並び、ノスタルジックな雰囲気を醸し出しています。
この風景は、「未来に残したい漁業漁村の歴史文化財産百選」にも認定されているそうです。
白イカの姿焼き
美保神社にお参りをするとき、醤油の芳ばしい香りが漂っていることに気づくと思います。神社入り口の土産物屋さんで、焼きたて熱々の白イカの姿焼きを提供しているのです。海岸では竿狭しとイカたちが干されている様子も見ることができ、新鮮さが伝わってきました。土産物屋さんは、門前に何軒か並んでいます。芳ばしい香りが鼻を抜けると、素通りすることは難しいでしょう。
両参りに効果的な順番
島根では、出雲大社(親の神様)から美保神社(妻と子の神様)の順番に2つの神社をお参りすると良いと言われています。両参りをすると、願いがかないやすくなるそうです。出雲大社に足を運ぶ際は、ぜひこちらの美保神社も併せてお参りをしてみてはいかがでしょうか。ご利益がアップして、えびす様のようなほくほく笑顔になれるかもしれません!
- 美保神社
- 島根 / パワースポット / 神社 / 縁結びスポット
- 住所:島根県松江市 美保関町美保関608地図で見る
- 電話:0852-73-0506
- Web:http://www.mihojinja.or.jp/