「血と金の旗」とも言われるスペインの国旗の図柄や意味、スペインの首都について、またスペインの面積や人口と今後の人口予想、そしてスポーツの試合などでたびたび流れる国歌の成り立ちまで、韓国の国の基礎知識をくわしく解説します。
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スペイン国旗とその意味
スペインの国旗は「血と金の旗」とも呼ばれており、赤、黄、赤に並んだ横三色の中央、左寄りに国章がデザインされています。黄は赤の2倍の幅があり、黄は帝国、赤は国を守るために流された血を表しています。国章は、古いイベリア半島の5つの王国の紋章(城・獅子・縦縞・鎖・ザクロ)を組み合わせたもの。
国章の入った国旗を使用するのは公用および軍用の場合のみで、民間では国章のないものを使用します。
スペインの首都はマドリード
スペインの首都は中央部に位置するマドリードです。標高667mと高所にあり、これは東京の高尾山(標高599m)よりも高く、ヨーロッパの首都でも屈指の高さを誇ります。
面積は604.3km²で、東京23区(619km²)より少し小さいぐらいです。スペイン国立統計局によると2018年の人口は322万人。これはスペインの都市では最も多く、2位のバルセロナの倍近くになります。
マドリードはヨーロッパ有数の観光都市で、とくに芸術の国・スペインを象徴するように美術館が集まっています。中でも「プラド美術館」は「世界三大美術館」のひとつにも数えられており必見!
スペインの面積は505,992km²
スペインの面積は505,992km²です。日本の面積が377,915km²なので、日本の1.3倍ほどの大きさです。
スペインの人口は4,669万人
2018年時点の人口は4,669万人です。2011年、2012年に4,700万人を超えたのをピークに、人口が4,700万を超えることはなく、今後は人口減少が予測されています。
スペインの国歌は「国王行進曲(Marcha Real)」
スペインの国歌の曲名は「Marcha Real(マルチャ・レアル)」です。日本語では「国王行進曲」と訳されます。1761年に、軍事雑誌で「擲弾兵行進曲」として登場したのが始まりだと言われています。国歌として正式に制定されたのは1770年で、ヨーロッパ最古の国歌とされています。
じつはスペイン国歌には歌詞がありません。2007年にスペインオリンピック協会が歌詞を公募し、2008年1月に発表されましたが、選ばれた歌詞に対して否定的な声が多く、結局歌詞がつけられることはありませんでした。