
サグラダ・ファミリアやカサ・バトリョなどをはじめとするスペインの観光スポットの中で、トリップノートの4万5千人の旅行好きトラベラー会員(2019年9月現在)が実際に行っているスペインの人気観光地ランキングをご紹介します!
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1位:サグラダ・ファミリア(バルセロナ)
スペインを訪れたなら見ないわけにはいかないのが「サグラダ・ファミリア」です。天才建築家アントニオ・ガウディがその建築に生涯を捧げた大聖堂で、1883年、31歳のガウディが2代目主任建築家として就任して以来、亡くなるまでの43年間のほとんどをここで過ごしたそう。
建設開始から130年以上経ってもなお建築中で、完成することはないんじゃないかと言われていたものの、ガウディ没後100年の節目にあたる2026年の完成を目標に進んでいます。2005年には、未完成ながら一部(生誕のファサードと地下礼拝堂)が世界遺産に登録されました。サグラダ・ファミリアの前に広がる公園からは、建物の全景を撮影することができます。

- サグラダ・ファミリア
- バルセロナ / 社寺・教会 / 観光名所
- 住所:Carrer de Mallorca, 401, 08013 Barcelona,Spain地図で見る
- Web:http://www.sagradafamilia.org/
2位:カサ・バトリョ(バルセロナ)
グラシア通りにある「カサ・バトリョ」は、同じく人気の観光スポットであるカサ・ミラから徒歩10分の場所にあります。1877年に建てられた集合住宅を、オーナーのバトリョがガウディに増改築を依頼して現在の姿になりました。隣接するカサ・アマトリエールへの対抗心から、より豪華に際立たせたいという思いで全面リフォームを行ったそう。
地中海からインスピレーションを受けたという建築は、一切の直線的表現を排除して、全体を自然の曲線美で装飾しています。すべてが曲線で構成された入り口ホールや、ガウディが細部までデザインした階段や扉、屋上のオブジェのような煙突、大窓が目を引く外観、人工工学に基づいて設計された家具など、見どころがたくさん!
日本語のオーディオガイドもあるので、より深くガウディワールドを理解しながら見学することができます。
3位:グエル公園(バルセロナ)
「グエル公園」はもともと、ガウディのパトロンであったグエルが、ガウディに依頼して都市開発プロジェクトを行なった場所です。当初は60戸の田園住宅街として建設されたものの、売れたのは2戸(しかも買い手は、グエルとガウディ)。結局、住宅地としては成功せず、後に公園として市民に開放されました。
グエル公園は無料エリアと有料エリアに分かれており、人気写真スポットであるモザイクのドラゴンがいる中央階段や列柱ホール、タイルやガラスで飾られた波型のベンチがあるテラスなどは有料ゾーンとなっています。また有料ゾーンのテラスからは、バルセロナの街を一望することもできます。かつてガウディが暮らした家は現在、ガウディ博物館として公開されています。
4位:カサ・ミラ(バルセロナ)
グラシア通りにある観光名所「カサ・ミラ」。石と鉄で波打つような曲線を描く外観がひと際目を引く建物で、バルセロナ市民からは「ラ・ペドレラ(石切り場)」の愛称で親しまれ、今なお住人が暮らす民間建築です。
実業家ペレ・ミラとその妻からの依頼を受けて、ガウディが54歳のときに設計。どの部屋にも自然光が入るように考えられ、通気性の良さにもこだわり、見た目のインパクトだけなく快適な住み心地を実現しています。見学用の住居スペースには、1900年代初頭のブルジョア階級の家を再現した家具が置かれており、当時の様子を体感できる空間となっています。
5位:アルハンブラ宮殿(グラナダ)
「アルハンブラ宮殿」は、スペイン南部のグラナダという街にあります。歴史の教科書にも出てくるこの宮殿は、かつてイスラム王朝がこの一帯を支配していた時代に造られた建築物で、イスラム勢力の最後の舞台となった場所でもあります。現在残されているのは、イベリア半島最後のイスラム王朝・ナスル朝の時代の建築とされています。
イスラム建築の最高峰といわれ、ユネスコ世界遺産にも登録されているこの宮殿は、大きく分けると、アルカサバ要塞、カルロス5世宮殿、ナスル朝宮殿、ヘネラリフェ庭園の4つの部分で成り立っています。スペインにありながらイスラム風の建築群を見ることができ、敷地内にある壁の装飾や彫刻は圧巻です!

- アルハンブラ宮殿
- スペイン / 建造物
- 住所:Calle Real de la Alhambra, s/n, 18009 Granada,Spain地図で見る
- Web:http://www.alhambra-patronato.es/
6位:ランブラス通り(バルセロナ)
出典:www.flickr.comphoto by Mathieu Marquer CC BY-SA 2.0 from flickr
バルセロナきっての繁華街に位置する「ランブラス通り」は、カタルーニャ広場からコロンブスの塔まで続く目抜き通りです。ストリート沿いの街路樹がとても美しく、カフェやレストラン、お土産店に劇場が並ぶ光景は、ただブラブラと歩くだけでも楽しめます。大道芸人や似顔絵描きがいるあたりに観光地らしさを感じ、地元の人はもちろんのこと、多くの観光客で夜遅くまでにぎわいを見せます。
7位:サンタ・エウラリア大聖堂/カテドラル(バルセロナ)
出典:tripnote.jp
旧市街の中心にある「サンタ・エウラリア大聖堂(カテドラル)」は、3つの尖塔が特徴的な街のシンボル的な存在です。細かな装飾が施されたゴシック様式の外観が美しくも荘厳で、その佇まいに圧倒される大聖堂は、外観だけでも一見の価値ありです。
大聖堂前には大きな広場があり、日曜日午後にはカタルーニャ地方の民族舞踊「サルダーナ」を踊るイベントやマーケットが開催されたり、大道芸をするパフォーマーなどもいてバルセロナ市民の憩いの場となっています。

- サンタ・エウラリア大聖堂(カテドラル)
- バルセロナ / 社寺・教会 / 教会
- 住所:Pla del la Seu, 08002 Barcelona地図で見る
8位:プラド美術館(マドリード)
「プラド美術館」は世界最大級の国立絵画美術館で、世界三大美術館の1つにも数えられています。コレクションはスペイン王家の人々が収集した絵画や彫刻が中心で、所蔵数は絵画8,600点、彫刻700点以上にものぼると言われています。展示されているのは膨大な所蔵品のごく一部だそうですが、ルーベンスの『三美神』、ゴヤの『裸のマハ』、ベラスケスの『宮廷の侍女たち』と、名前を挙げたらキリがないほどの大作ぞろいとなっています。