暑くなってくると食べたいのが、かき氷。近年は、台湾から出店したお店も日本で大人気ですよね。台湾旅行の際に、マンゴーかき氷を食べる方も多いのではないでしょうか。そんなマンゴーかき氷好きの方にぜひ訪れてほしいのが、台湾・台南にある「マンゴーの聖地・玉井(たまい/ユージン)」。都市部からは少し離れていますが、マンゴーかき氷好きにはたまらないおすすめの場所です。マンゴーの聖地で食べる、絶品マンゴーかき氷を紹介します。
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台南はマンゴーの主要生産地
台湾南部に位置する台南市は、熱帯地域に属しているので果物の生産が盛んで、1年を通じてたくさんの果物を楽しむことができます。
その中でも、マンゴーの国内生産高は約50%を占め、台南市玉井は「マンゴーの聖地」と呼ばれるマンゴーの主要生産地となっています。
日本でも人気の宮崎県産や沖縄県産のアップルマンゴーは、台湾では愛文芒果(アイウェンマングゥォ)と呼ばれる品種で、台湾でも高い人気をほこります。
マンゴーの聖地へは台南の町並みを楽しみながらバスで行こう
台南・玉井までは、バスで行くのがおすすめです。台湾鉄道台南駅の駅前バスターミナルからバスに乗って、1時間15分ほどでマンゴー畑が広がる玉井に到着します。
バスの路線名は、緑幹線(リューシーシィェン)、15分または30分に1本運行されています。
台南から玉井まで、片道119NT$(≒437円)で行けます。Suicaやicocaに似た、台湾のICカード乗車券の悠遊卡(ヨウヨウカー)や一卡通(イーカートン)で支払いをすると割引きになり、93NT$(≒341円)で行くことができます。
ICカードはセブンイレブンなどのコンビニで買うことができるので、電車やバスに多く乗る方は事前に購入したほうがいいでしょう。場所や時期によって、いろいろなデザインのカードが売っています。
まずはマンゴー市場に行ってみよう
緑幹線の終点玉井。バスを降りてからマンゴー市場の玉井鄉芒果批發市場(ユージンシィァンマンゴーピーファーシーチャン)まで歩いて行きましょう。歩いて2・3分です。歩いているとマンゴーの甘い香りが漂ってきます。
市場に入ると目に飛び込んでくるのは、カゴいっぱいに入ったマンゴー達。
右を見ても左を見ても、マンゴー!マンゴー!!マンゴー!!!
9月に訪れたので、マンゴーの数はこれでも少ない方なんだとか。7・8月のピーク時には、この写真の数倍の数のマンゴーが並んでいるそうです。
マンゴーは、ほとんどのお店でカゴ単位で売られています。1つあたり20〜30円と、日本では考えられない安さで購入できます。
しかし、植物検疫の関係でマンゴーを日本に持ち帰ることはできません。そのため、マンゴーを買う場合は台湾滞在中に食べきれる量を買いましょう。バラで売ってくれるかどうかは、お店の人次第なので要交渉です。
そこでおすすめしたいのが、ドライマンゴーです。ドライマンゴーは日本へ持ち帰ることもできるので、お土産にも最適です。
写真のように大きなプラスチックケースにぎゅうぎゅうに入っています。
さすがマンゴーの聖地というだけあって、ドライマンゴーの種類も豊富にあり、愛文マンゴーや青マンゴーなどそれぞれの味を楽しむことができます。また日本では珍しい無糖のドライマンゴーもあり、マンゴー本来の甘さを感じることができます。
マンゴーの種類にもよりますが、300g300NT$(≒1,102円)程で購入することができます。
いざマンゴーかき氷を食べに行こう
玉井鄉芒果批發市場「芒果の故郷」でマンゴーかき氷
最初におすすめするのが、玉井鄉芒果批發市場の中にある「芒果の故郷」です。
「え?日本語?」と思うかもしれませんが、台湾では日本語を使ったお店の名前を見かけます。特に「芒果の故郷」のように、ひらがなの「の」がよく使われています。
こちらのマンゴーかき氷「芒果冰(マングゥォビン)」と「芒果雪花冰(マングゥォシュェファビン)」があります。「芒果冰」は大と小の2サイズで、大は100NT$(≒367円)、小は60NT$(≒220円)です。「芒果雪花冰」は、120NT$(≒440円)。
写真は「芒果冰」の大です。マンゴーアイスクリームと青マンゴーのドライマンゴーものっています。マンゴーの甘みと青マンゴーの程よい酸味が合わさっていくらでも食べられます。
お店ではビールも売っているので、ビールを飲みながらマンゴーかき氷を食べるなんてこともできてしまいます。
玉井の有名店「有間冰舖」でマンゴーかき氷
玉井に来たら市場だけでなくぜひ訪れて欲しいのが、「有間冰舖(ヨウジィェンビンプー)」です。玉井のバス停からは5分程、市場からは7分程の場所にあります。
ここでのおすすめは「芒果無雙(マングゥォウーシュゥァン)」。芒果無雙の氷はただの氷ではありません。マンゴー100%の果汁を凍らせたものを機械でけずり、かき氷にしているのです。
そのためマンゴーを味わいながらゆっくり食べても水っぽくならず、最後までマンゴーの美味しさを楽しむことができます。
写真でも氷が黄色いのが伝わると思います。
「芒果無雙」は3サイズあり、特大180NT$(≒661円)・大150NT$(≒551円)・小100NT$(≒367円)です。
- 有間冰舖
- 台湾 / スイーツ / かき氷
- 住所:No. 154, Zhongzheng Rd, Yujing District, Tainan City, 台湾 714地図で見る
- Web:https://www.facebook.com/ice065742869/
おわりに
マンゴーの聖地・玉井はいかがだったでしょうか?少し行きにくい場所ですが、マンゴーを思う存分楽しむことができる場所です。台湾滞在時の日帰り旅行先として、ぜひ行ってみてください。
※記事中のレートは2017年6月現在