日本人に大人気の台湾。今回は台北市内から日帰りで行ける自然豊かな烏来(ウーライ)をご紹介します。ここは原住民族アタヤル族が暮らしていた地域で、また温泉地としても有名な場所ですが、日本人観光客はまだ少なく穴場のスポットです。
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台北市内から烏来までの行き方
台北市内からは、公共バスの利用が交通費を安く抑えられ、なおかつ楽なのでおすすめです。台北駅から、徒歩5分程の距離にあるバス停から849番のバスに乗ります。バス停は青島西路沿いにあります。
バス片道の運賃は、2018年6月の時点で1人45元(約160円)です。乗車時に運賃を支払いますが、両替はできないので、予め小銭を用意しておきましょう。
バスに揺られること約1時間、終点の烏来に到着です。都会の景色から一転、自然豊かな景色が広がっています。
烏来の観光スポット
記念撮影スポットの吊り橋
烏来のバス停すぐ近くに吊り橋があります。緑豊かな山々と、水が澄んでいて綺麗な川を一望できるこの吊り橋は、絶好の撮影スポットですよ。到着されたら、まずは立ち寄ってみて下さいね。
原住民族アタヤル民族の博物館
バス停前の道を少し進むと、右手にアタヤル民族博物館があります。入場料は無料。
台湾原住民族の中でも2番目に人口が多いというアタヤル族は、台湾北部から中部にかけての山脈エリアで暮らしていました。男女ともに顔にタトゥーを入れているのが特徴で、首狩りと言われる宗教的な慣行もあったそうです。しかし日本統治時代、これらの慣行が全て廃止されています。
顔に施すタトゥーのデザインは男女で異なり、また、女性独特なデザインも数種類あったそうです。
博物館の中には首狩りなど独特の慣行についての解説コーナー、日用道具や衣服などの展示コーナーなどがあります。
- 写真:チリ
- 出典:shanghai-hokkaido.amebaownd.com
歩いているだけで楽しいメイン通り
老街(メインのストリート)には、お土産屋さん、食べ物屋さんなどが立ち並んでいて、見ているだけでも十分に楽しめます。
屋台で販売していた焼きウインナーは、日本で一般的に食べられているウインナーとは味が違い香辛料が少々効いていますが、食べやすく美味しかったです。一本35元(約133円)。
余談ですがあるお店の前で、オウムが赤唐辛子を何本も食べていた姿には驚きました。どうやら鳥は辛さを感じないらしく、好んで食べる鳥が多いのだそうです。ひたすら唐辛子を食べ続けるオウムの姿はとても可愛く観光客の注目を集めていました。ぜひこの白いオウムを見つけてみて下さいね。
トロッコに乗って行く烏来瀑布
烏来で最も有名な観光スポットである烏来瀑布へは、トロッコ列車に乗って向かいます。
老街のメインストリートをそのまま進んで行くと右手に橋が見えてきます。その橋を渡り、対岸へ渡ります。
この日は蒸し暑かったので、水遊びや釣りをしている人がいました。
階段を上がると烏来瀑布(滝)へ行くトロッコ乗り場・烏来台車駅があります。ちなみに山道を自力で歩いて滝へ向かうことも可能です。
チケットを購入したらトロッコに乗車するため列に並びます。片道運賃は、大人50元(約183円)です。
思っていたよりもトロッコのスピードは早く、約5分で烏来瀑布に到着します。
高さ約90メートルの滝はとても立派で必見です。
温泉旅館で日帰り入浴
烏来にはたくさんの温泉旅館や日帰り入浴施設があります。約300年前、アタヤル族に発見されたという長い歴史をもつ温泉街です。身体が冷える季節に行かれる時はぜひ試してみて下さいね。
烏来から台北市内への帰り方
帰りも下車したバス停と同じところから、同じ849番に乗り台北市内へ戻ります。筆者は日曜日午後3時半頃のバスに乗ったのですが、バス停には長蛇の列ができていました。週末や祝日に行かれる際は注意して下さいね。バスの本数は30分に1本くらいです。運賃は行きと同じく45元(約160円)。
おわりに
台北市内から日帰りで行ける烏来は、自然溢れる癒しの穴場スポットです。ぜひ一度訪れてみて下さいね!