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【徳島・脇町】うだつの町並みで江戸時代にタイムスリップ!

取材・写真・文:

東京在住

2018年6月12日更新

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写真:Emily

みなさん、一度は「うだつが上がらない」という表現を聞いたことがあると思います。「出世が中々できない、金銭的に恵まれる状況にならない」という意味で使われていますが、さて、「うだつ」って何なのでしょう?徳島県美馬市脇町(わきまち)では、この表現のもとになった「うだつ」を間近で見ることができます。実はこの「うだつ」、それはそれはとっても歴史があり、そして見事な芸術品ともいえるものだったのです…。

うだつとは?

うだつとは、隣り合った町屋が隣家からの火事で燃え移るのを防ぐための防火壁のこと。ただ、江戸時代中期頃ころは装飾として取り付けられることが多くなりました。人々は自分の財力を見せるために、このうだつを立派なものにしていったのです。

  • 出典:www.flickr.com海野宿 卯建 unno-juku udatsu by puffyjet

なぜ、うだつの町並みが徳島・脇町に?

脇町は元々から藍染めで有名な町でした。その上、繭を使った養蚕も盛んで、その二大産業を吉野川で運ぶ積出し港としての機能も果たしていたため、豪商たちが栄華を極め、うだつが立派になっていったのです。

400メートルにわたって江戸時代の街並みを楽しめるこの脇町は、昭和63年12月に国指定重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。


おもな見どころ

藍商佐直 吉田家住宅

うだつの町並みの中でも約600坪という最大の床面積を誇る吉田家住宅は、豪商として繁栄した「佐川屋直兵衛」のお屋敷です。母屋や蔵など5棟が中庭を囲んで建てられています。見学料510円を払えば、内部も見学可能。建築様式や当時の豪商の暮らしぶりを感じることができます。

  • 写真:Emily

建物は立派な柱で支えられています。この大きな太い柱からも、どれだけ藍染めで栄えていた町なのかということが理解できます。

  • 写真:Emily
  • 写真:Emily

当時のお手洗いや台所の様子も見ることができます。左のお手洗い、とてもきれいな伊万里焼なのだとか…現代のトイレよりも豪華ですね!(もちろん見学者はここで用を足せません!)

蔵は資料館となっており、出自は不明ながらも江戸時代にこの脇町にある女性が嫁入りをするときに使われたという籠もありました。

  • 写真:Emily
藍商佐直 吉田家住宅
徳島 / 建造物
住所:美馬市脇町大字脇町55番地
電話:0883-53-0960
Web:http://www.city.mima.lg.jp/kankou/kankouannai/miru...

美馬市観光協会

  • 写真:Emily

脇町にある美馬市の観光協会は、洋館風です。うだつの町並みに関する写真パネルが置いてある資料館としても役割を担っています。地図や観光の情報を手に入れることもできます。

美馬市観光協会
徳島 / 観光案内所・ビジターセンター
住所:徳島県美馬市脇町大字脇町92
Web:http://www.mima-kankou.jp/

国見家住宅

  • 写真:Emily

国見家は宝永4年(1707年)に建てられた、脇町の通りで最古の建物です。当時の敷地は表通りから当時の吉野川に達する広いもので、川岸に門があり、そのまま吉野川の船着き場に出ることもできたのだとか!

国見家住宅
徳島 / 建造物
住所:美馬市脇町

森家住宅

  • 写真:Emily

森家は16世紀後半から18世紀半ばに醸造業で栄華を極めました。明治13年に建て替えたこの屋敷では、7代目当主が郵便局長を拝命した関係で郵便局として使用されました。

郵便窓口がそのままの形で残されているのを見ることができます。また、9代目の当主は医院を開業し、その後昭和29年まで診療を続けていたため、開業当時の診療施設が現在でも保存されています。

森家住宅
徳島 / 建造物
住所:吉田家 美馬市脇町

うだつお土産はこちらで!

素敵な藍染めが揃ってる!和雑貨店「うだつや」

  • 写真:Emily
  • 写真:Emily

徳島と言えば藍染。そしてこの脇町の繁栄に一役買ったのも藍染。藍染のアイテムを沢山取り揃えているのがこの「うだつや」さんです。コースターといった数百円台のものから、スカーフやエプロンなどといった本格的なギフトに使えそうな物までたくさんの藍染製品があります。

うだつや
徳島 / 雑貨・インテリア
住所:徳島県美馬市脇町大字脇町78−1

竹細工で徳島のあの「風景」を買って帰る? 「時代屋」

  • 写真:Emily
  • 写真:Emily

徳島は古くから竹細工が有名。繊細な竹細工で阿波踊りのにぎわいを表現した作品をここで手に入れることができます。触ってしまうと壊れてしまいそうな繊細さ!作成しているところも見学することができます。

時代屋
徳島 / 雑貨・インテリア
住所:徳島県美馬市脇町大字脇町124

うだつの町並みで味わえるグルメ

「茶里庵」で郷土料理「そば米雑炊」を食べよう

  • 写真:Emily
  • 写真:Emily

うだつの町並みの中にある「茶里庵」は脇町産のお茶を販売していますが、イートインができるカフェにもなっています。

  • 写真:Emilyそば米ジュースのほか、お茶や黄粉もちもいただけます。

ここで断然おすすめなのが、郷土料理の「そば米雑炊」(1,000円)。

  • 写真:Emily

そばの実を優しい味がする出汁でお粥状にしたものです。中には地元産の阿波尾鶏や野菜、そして自家製のお餅が入っていて、見た目以上にボリューミーです。お店の方もとても優しく、地元のおすすめなどを教えてくれます。

  • 写真:Emily食後に出していただく「すだちジュース」もさっぱりしておいしい!
茶里庵
徳島 / 郷土料理
住所:徳島県美馬市脇町大字脇町132−5

「道の駅藍ランドうだつ藍蔵」でアイスクリームを食べよう

  • 写真:Emily

「道の駅藍ランドうだつ藍蔵」には徳島のお土産が沢山ある他、カフェコーナーもあります。

  • 写真:Emily
  • 写真:Emily

ここでぜひ味わってほしいのが、徳島県の特産品を使ったアイスクリームやシャーベット。今回は「すだち」と「みまから」をご紹介します。

  • 写真:Emily

すだちは味の想像がつきますよね。爽やかな柑橘系の味、と考えて間違いないでしょう。「みまから」とは実は、美馬市で栽培された肉厚で旨みのある「青唐辛子」を丁寧に輪切りにし、醤油や鰹節、ごま油などを加えてじっくり煮込んだものなのです。風味があるのですが、激辛の薬味として県民にはとても人気なのだとか。

  • 写真:Emily

恐る恐る開けて見ると、「すだち」も「みまから」もきれいな白色のアイスクリームです。

  • 写真:Emily右がすだち、左がみまから

いただいてみると、「すだち」は想像通りの味。「みまから」はミルクの味が最初に来て優しい味、と思いきやあとから辛味があり、とても不思議な味です。その辛みが癖になって最後まで食べ続けてしまうこと間違いなし!

このほかにも、アイスクリームはヨモギ、鳴門金時、ゆずなどもあります(各300円)。ぜひ散策のおやつに食べてみてください。

  • 写真:Emily
  • 写真:Emily
道の駅 藍ランドうだつ
徳島 / 道の駅・サービスエリア
住所:徳島県美馬市脇町町55
電話:0883-53-2333
Web:https://www.skr.mlit.go.jp/road/rstation/station/a...

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※この記事は2018年5月12日に公開した情報です。
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この記事を書いたトラベルライター

グルメもアートも世界遺産も絶景も!とことん貪欲トラベラー
普段は粛々と、黙々と、真面目に仕事をこなす30代会社員。でも、心の中はいつでも、次の休みはどこに旅行しようかな〜と考えている。友達とワイワイ行く旅行も好き。一人で現地で知り合った方とビールを飲みながらお話しするのも好き。旅先で欠かせないものはその土地ならではの食、世界遺産、美術、そして人との交流!せっかく旅行するのなら貪欲に自分のやりたいこと、見たいもの、食べたいものはぜーんぶ楽しむ♪ アメリカ・フロリダ州オーランドとシンガポールは1年ずつ住んでいたことがあるので、特に好きなところ!

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