日本でも独自の言い回しがあるように、頑張って英語の勉強をして旅行に行っても、いざ現地では「え?!何言ってるの?」「どんな意味?!」と思うことはいっぱい。今回はアメリカで普通に使われている、でも学校では習わないような言い回しをご紹介します。
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教科書では教えてくれないEnglish
英語の授業で「How are you?」「I'm fine. And you?」「I'm fine too.Thank you.」なんて挨拶の仕方を習った覚えはありませんか?
もちろん間違ってはいませんが、いまどき、こんなカチコチな挨拶をする人はいません(笑)。それに英会話であれば、単語1つをつなげるだけでも相手に通じるんです。
日本人はどうしても文法を先に考えがちですが、旅行に行くなら、もっとリラ〜ックス。難しく考える必要はありませんし、現地の方も簡単な言い回しで返してくれます。
とは言っても、知らなければ「え?!どういう意味?!」とあたふたしてしまいますよね。そんなシチュエーションできっと役に立つ英語をご紹介いたします。
「挨拶」編
難しく考えないで「How are you?」
ツアーガイドさんなどと初めて会う時は、おそらく「How are you?」という挨拶から始まると思います。そんな時は、真剣に「今の私ってどんな状態?ちょっと眠いけどどうやって言うの?」なんて難しく考えなくても大丈夫!日本でいう「よ!元気?」「元気元気〜♪」という、言ってみれば “何も考えてない(笑)” お約束のやりとりと同じような感覚です。
返す言葉として「I'm fine.」はもちろん正しい言い方ですが、「Fine!」「Good!」という単語だけで十分。受験英語じゃないので、余計な言葉は省いちゃいましょう。「And you?」なんて聞き返さなくても良いんです。
ちなみに「OK!」と言いたくなりますが、現地では言い方(英語を喋るのが恥ずかしくて声が小さい、とか)によっては「あんまり元気じゃない」と捉えられます。言うなら、元気いっぱい「おっけぇぇ!!」が良いと思います♪
お店に入ったら「Hi!」
日本のお店では、店員さんが「いらっしゃいませ〜」と言っても、ほとんどのお客さんが無視、店員さんも反射的に言ってるだけで、特にお客さんを見たりしません。平和な証拠です。
でもアメリカでは、通常、お店に入ったら、店員さんと 目を合わせて 一言挨拶し合います。目を合わせるのがポイント。これは、店員さんは「このお客さんは安全な人?」、お客さんは「私は怪しい人ではないですよ」と確認し合うメッセージのようなもの。「はぁ〜い(Hi)」とか「ハロ〜(Hello)」とか、そんな短い言葉でOK!
「レストラン」編
レストランでのちょっとした英会話も、知らないとドギマギしてしまうことありますよね。ご紹介したい言い回しはたくさんあるのですが、今回は、とても簡単ですぐ覚えられる言い回しや単語をご紹介します。
決まったかい?「all set」
「all set」は、かなり頻繁に使われます。「準備が済んだ」くらいの意味です。メニューを渡されてしばらくしてから、店員さんに「All set?」と聞かれる場合は「注文は決まったかい?まだならゆっくり考えてて良いよ〜」みたいな感じです。
レストランだけでなくても、例えばアクティブなツアーに参加して、着替えをしたり道具を準備したりする場合も「Are you all set?(準備できた?)」と聞かれることがあります。
お下げしてもよろしいでしょうか「done?」
日本ではレストランで食べ終わった後、店員さんは「お下げしてもよろしいですか?」と確認してからお皿を下げますが、アメリカでもそれは同じ。
「Finished?(フィニッシュ?)」であればわかりやすいのですが、もう1つ別の言い方があります。それが 「Done?(ダーン?)」「All done?(オールダーン?)」。短い言葉なので「え?!何言ってるの?!」と焦るかもしれませんが、知っていればすぐに、Yes か No と答えられると思います。
無理して全部食べないで「box」
アメリカの一皿のポーションって本当に多いですよね。「ウヘェ〜!頼んだのは良いけど食べきれないよ〜」と思う方もいっぱいいらっしゃるのではないでしょうか。実は現地のアメリカ人だって、「食べきれないよ〜」という人は多いのです。なので、レストランの料理を持ち帰る習慣があります。
それが「box」、持ち帰り用の容器のことです。カジュアルなお店から高級なお店まで、ほぼ「Box please.(持ち帰って良いですか?)」と聞けば、容器をいただけるので、自分で持ち帰りたい残しものを詰めればOK。
ちなみに、少し前までは「Doggy bag(ドギーバッグ)」なんて言われていましたが、最近では「“犬の残飯” って意味はちょっとどうなの…?」ということで、「Box」のほうが浸透しています。
美味しい料理なのに全部食べられなーい!という場合は、この「Box」を活用して、翌日の朝食やランチに当てて、お金の節約をしてみるのはいかがでしょうか。
お持ち帰りは「テイクアウト」ではなく「to go」
日本では「持ち帰り」は「Take out(テイクアウト)」と言いますが、アメリカでは「To go」の方が一般的です。逆に店内で食べる場合は「For here」とか「To stay」。
ファーストフードやスターバックスのようなお店では、店員さんに「For here(To stay)or to go?」と聞かれると思うので、店内で食べたい場合は「For here(To stay)」、持ち帰りたい場合は「To go」と答えればOK!
食べ放題!飲み放題!「all - you - can - eat」「Free refill」
レストランで「all - you - can - eat」と表示してあったら、それはいわゆる ビュッフェ(buffet)のことです。
また、日本では飲み放題のことを「フリードリンク」と言いますが、アメリカでは「Free refill(フリー リフィル)」の方が一般的です。“refill” を直訳すれば “詰め替える” です。