その他

アート好きがオススメする、世界の気になる専門ミュージアム6選

取材・写真・文:

東京在住

2019年8月29日更新

2,618view

お気に入り

写真:jihen2

世界には「名美術館」だけでなく、一風変わったユニークな美術館・博物館が点在します。靴専門の美術館や失恋にまつわる博物館など、他では見られないものばかり。ひとつのテーマに絞っているだけあって、どれも工夫が凝らされていて見応えあり!旅先では必ず美術館を訪れる、アート好きの筆者オススメの6つをご紹介します。

この記事の目次表示

【1】失恋博物館(クロアチア)

クロアチアの首都ザグレブにある、名前の通り失恋をテーマにしたミュージアム。実在する人々の失恋物語と、それにまつわるアイテムがアーティスティックに展示されています。「Broken」を体現するようなミュージアムロゴにもセンスを感じます。展示品は寄付で集まっているそうで、思い出がひとつひとつ、あるものは詩的に、あるものは情熱的に語られています。

  • 写真:jihen2
  • 写真:jihen2

展示品の解説はクロアチア語と英語のみ、それ以外はガイドブックで見る形になっていて、日本語版も完備。他にも中国語やフランス語など多言語展開されていて、愛は万国共通、失恋も万国共通ということかもしれません。

  • 写真:jihen2

クロアチアは旧ユーゴスラビアから独立して28年と、国としては歴史が浅いですが、ザグレブにはかわいいものやユニークなものがたくさんあり、この失恋博物館以外にも素敵なスポットが満載の街です。ザグレブ観光の記事も参考に、ぜひ訪れてみて下さい♪

失恋博物館
クロアチア / 博物館・美術館 / 博物館
住所:Ćirilometodska ul. 2, 10000, Zagreb, クロアチア地図で見る
Web:https://brokenships.com/

【2】バータ靴博物館(カナダ)

  • 写真:jihen2

カナダ最大の都市トロントにある、世界でも珍しい靴専門の美術館。おしゃれは足元から、と言うほど重要なアイテムですが、昔は権威の象徴とされていた靴。歴史を紐解く靴の展示から、女性が心踊るガーリーなコレクションまで、その展示数は1万足以上!

  • 写真:jihen2

企画展もありますが、常設展が充実しているのがここのポイント。世界各地の宗教や芸術様式とともに、靴の歴史を知ることができます。マリー・アントワネットに関連したフランス王朝時代の靴、中国の纏足文化の靴など、靴といってもさまざま。また80〜90年代の流行とともに現代風に進化していく変遷は、ファッション好きにはたまりません。

  • 写真:jihen2
  • 写真:jihen2

他にもカナダの先住民族の靴の展示や、インスタ映えも◎な靴モチーフアイテムなど、見どころはたくさん。靴専門博物館ならではの奥深さを感じられるのはここだけ!別の記事でも詳しく紹介しているので、そちらも参考にしてみて下さい。

バータ靴博物館
カナダ / 博物館・美術館 / 博物館
住所:327 Bloor St W, Toronto地図で見る
Web:http://batashoemuseum.ca/

【3】NASA/リンドン・B・ジョンソン宇宙センター(アメリカ)

  • 写真:jihen2

宇宙開発の代名詞ともいえるNASA(アメリカ航空宇宙局)。ヒューストンにあるNASAの施設リンドン・B・ジョンソン宇宙センターには、研究所と同じ敷地内に、見どころ満載のミュージアムがあるんです。フロリダにあるケネディ宇宙センターはロケット発射場として有名なのに対し、こちらはアポロ11号計画の管制室などコントロール施設が多いことや、ロケット「サターンV」があることなどが特徴です。

  • 写真:jihen2
  • 写真:jihen2

広大な施設の中を専用のトラムで回るツアーでは、月面着陸ロケット「サターンV」や、国際宇宙ステーション「きぼう」「ソユーズ」の実物大模型による訓練施設などを見学できます。まるでSFの世界にいるような非日常感を味わえること間違いなし!

  • 写真:jihen2Starship Galleryのようす

見学の拠点となる入口エリアには、テーマ別に分かれた各ギャラリーがあり、言わば宇宙ミュージアムになっています。リアリティたっぷりの展示で宇宙での滞在の様子がわかるStarship Gallery、火星にフォーカスしたユニークな展示Mission Mars、歴代の宇宙服や宇宙をテーマにしたアートが展示されているAstronaut Galleryなど、全部じっくり見ていたら一日では回りきれないくらいの大ボリューム!

宇宙探索という国家規模の未知のテーマについて、本格的に楽しくエンジョイできるジョンソン宇宙センターは、わざわざ行く価値のある素敵なスポットです。ミュージアムの楽しみ方については別の記事で詳しく紹介しているので、そちらも参考にしてみて下さい。

ジョンソン宇宙センター(スペース センター ヒューストン)
アメリカ / 観光案内所・ビジターセンター
住所:1601 E NASA Pkwy, Houston, TX 77058地図で見る
電話:+1 281-244-2100
Web:https://spacecenter.org/

次のページを読む

その他の旅行予約はこちら


この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

同じテーマの記事


【2024】世界の人気美術館TOP26!旅行好きが行っている美術館ランキング

パリ・ルーブル美術館、ニューヨーク・メトロポリタン美術館など各国を代表する美術館の数々を、トリップノートの9万2千人の旅行好きトラベラー会員(2024年1月現在...


海外の人気博物館TOP27!旅行者が行っている世界の博物館ランキング

国立故宮博物院や大英博物館、ナショナル9/11メモリアル&ミュージアムをはじめとする海外の博物館を、トリップノートの8万8千人のトラベラー会員(2023年5月現...

世界の青い街5選!モロッコ・インド・スペイン・ギリシャ・チュニジアのブルーシティまとめ

世界には、びっくりするような青に染まったブルーシティが各地にあります。とくに有名なモロッコのシャウエンをはじめ、一度は訪れたい、モロッコ・インド・スペイン・ギリ...

年末年始の海外旅行におすすめの国・都市16選!お正月は海外で年越ししよう

お正月休みに海外旅行へ出かけたいという方に、冬にベストシーズンを迎える国や、年越しのカウントダウンイベントが魅力の旅行先など、年末年始の海外旅行におすすめの国・...

諸説あり!世界三大美術館・世界四大美術館(博物館)に数えられる有名美術館・博物館を一挙紹介

実はいつ、誰が言い始めたのか定かでない「世界三大美術館」に「世界四大美術館(博物館)」。そのためその候補も諸説ありますが、この記事では候補として挙げられることの...

この記事を書いたトラベルライター

プランナー 兼 トラベラー / 旅のきっかけをつくるひと
内装やイベントブース設営の仕事をしながら、世界各地へ旅に出ています。旅のキーワードはアートとデザイン、雑貨、世界遺産。
いろいろな国の文化や芸術が好きすぎて世界遺産検定1級とりました。
カナダ・トロント→なんちゃって世界一周→再び日本。

素敵な旅づくりのきっかけになるような情報と魅力を紹介していきたいと思います。
instagramでの発信に力を入れているのでぜひチェックして下さい。

車なしでも見どころ攻略!淡路島めぐり完全ガイド

兵庫県と徳島県の間にある淡路島は、瀬戸内海の自然美と、その立地ならではの見どころがたくさんある場所です。車がないと巡るのは難しい…というのが一般的ですが、公共交...


かわいくて喜ばれる、ハズさない栃木みやげ5選

栃木といえばいちご、宇都宮餃子、日光東照宮、などなど。観光地らしい定番のおみやげももちろん良いですが、ときには「おっ!」「かわいい!」と言われるような、ちょっと...


かわいくて喜ばれる、ハズさないカナダ土産10選

カナダといえばメープルシロップが有名で、観光地ならどこにでもあります。そんな定番をお土産にするのももちろん良いですが、せっかくなら「おっ!」「かわいい!」と言わ...

【岩手】三陸の恵みもスイーツも!宮古のご当地グルメ&おみやげ4選

岩手県宮古市は県東部の三陸海岸沿いのまち。三陸といえば海産物のイメージが強いですが、具体的にどんなご当地グルメがあるかご存知でしょうか。これを食べるのを目的に行...

【アメリカ】大人も女子も必見!ヒューストン・NASAジョンソン宇宙センター

テキサス州・ヒューストンといえばNASAのジョンソン宇宙センターが有名。でも実際なにがあるのか?どんな楽しみ方があるのか?アミューズメント施設とあなどることなか...

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります