世界には「名美術館」だけでなく、一風変わったユニークな美術館・博物館が点在します。靴専門の美術館や失恋にまつわる博物館など、他では見られないものばかり。ひとつのテーマに絞っているだけあって、どれも工夫が凝らされていて見応えあり!旅先では必ず美術館を訪れる、アート好きの筆者オススメの6つをご紹介します。
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【1】失恋博物館(クロアチア)
クロアチアの首都ザグレブにある、名前の通り失恋をテーマにしたミュージアム。実在する人々の失恋物語と、それにまつわるアイテムがアーティスティックに展示されています。「Broken」を体現するようなミュージアムロゴにもセンスを感じます。展示品は寄付で集まっているそうで、思い出がひとつひとつ、あるものは詩的に、あるものは情熱的に語られています。
展示品の解説はクロアチア語と英語のみ、それ以外はガイドブックで見る形になっていて、日本語版も完備。他にも中国語やフランス語など多言語展開されていて、愛は万国共通、失恋も万国共通ということかもしれません。
クロアチアは旧ユーゴスラビアから独立して28年と、国としては歴史が浅いですが、ザグレブにはかわいいものやユニークなものがたくさんあり、この失恋博物館以外にも素敵なスポットが満載の街です。ザグレブ観光の記事も参考に、ぜひ訪れてみて下さい♪
- 失恋博物館
- クロアチア / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:Ćirilometodska ul. 2, 10000, Zagreb, クロアチア地図で見る
- Web:https://brokenships.com/
【2】バータ靴博物館(カナダ)
カナダ最大の都市トロントにある、世界でも珍しい靴専門の美術館。おしゃれは足元から、と言うほど重要なアイテムですが、昔は権威の象徴とされていた靴。歴史を紐解く靴の展示から、女性が心踊るガーリーなコレクションまで、その展示数は1万足以上!
企画展もありますが、常設展が充実しているのがここのポイント。世界各地の宗教や芸術様式とともに、靴の歴史を知ることができます。マリー・アントワネットに関連したフランス王朝時代の靴、中国の纏足文化の靴など、靴といってもさまざま。また80〜90年代の流行とともに現代風に進化していく変遷は、ファッション好きにはたまりません。
他にもカナダの先住民族の靴の展示や、インスタ映えも◎な靴モチーフアイテムなど、見どころはたくさん。靴専門博物館ならではの奥深さを感じられるのはここだけ!別の記事でも詳しく紹介しているので、そちらも参考にしてみて下さい。
- バータ靴博物館
- カナダ / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:327 Bloor St W, Toronto地図で見る
- Web:http://batashoemuseum.ca/
【3】NASA/リンドン・B・ジョンソン宇宙センター(アメリカ)
宇宙開発の代名詞ともいえるNASA(アメリカ航空宇宙局)。ヒューストンにあるNASAの施設リンドン・B・ジョンソン宇宙センターには、研究所と同じ敷地内に、見どころ満載のミュージアムがあるんです。フロリダにあるケネディ宇宙センターはロケット発射場として有名なのに対し、こちらはアポロ11号計画の管制室などコントロール施設が多いことや、ロケット「サターンV」があることなどが特徴です。
広大な施設の中を専用のトラムで回るツアーでは、月面着陸ロケット「サターンV」や、国際宇宙ステーション「きぼう」「ソユーズ」の実物大模型による訓練施設などを見学できます。まるでSFの世界にいるような非日常感を味わえること間違いなし!
見学の拠点となる入口エリアには、テーマ別に分かれた各ギャラリーがあり、言わば宇宙ミュージアムになっています。リアリティたっぷりの展示で宇宙での滞在の様子がわかるStarship Gallery、火星にフォーカスしたユニークな展示Mission Mars、歴代の宇宙服や宇宙をテーマにしたアートが展示されているAstronaut Galleryなど、全部じっくり見ていたら一日では回りきれないくらいの大ボリューム!
宇宙探索という国家規模の未知のテーマについて、本格的に楽しくエンジョイできるジョンソン宇宙センターは、わざわざ行く価値のある素敵なスポットです。ミュージアムの楽しみ方については別の記事で詳しく紹介しているので、そちらも参考にしてみて下さい。
- ジョンソン宇宙センター(スペース センター ヒューストン)
- アメリカ / 観光案内所・ビジターセンター
- 住所:1601 E NASA Pkwy, Houston, TX 77058地図で見る
- 電話:+1 281-244-2100
- Web:https://spacecenter.org/