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【オーストラリア】州別徹底比較!王道ビール8選

取材・写真・文:

オーストラリア在住
訪問エリア:36ヶ国

2018年11月19日更新

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南オーストラリア州を代表するビール

Coopers Sparkling Ale(クーパーズ スパークリングエール)

このビールをつくっているのはアデレードに本拠を置く「クーパーズ」という会社。初代トーマス・クーパー氏がビール造りを始めてから、6代に渡り、直系のファミリーによって運営されているそうです。大企業に吸収合併される企業が多い中、オーストラリアの「ファミリービジネス」の伝統を守って造られるビールです。

  • 写真:Booboo56

クーパーズのビールは造り方も味も他のビールとはちょっと違います。今回紹介している他のビールは全て「ラガー」ですが、クーパーズのビールは酵母をそのまま瓶につめて二次発酵させた「エール」です。日本で今流行りの「クラフトビール/地ビール」が好きな人だったら絶対気にいる味だと思います。

瓶の蓋をあける前に、瓶を静かに転がして、下に沈んだ酵母の澱を全体に行き渡らせてから飲むのが、ツウの飲み方だそうです。クーパーズもいろいろなビールを出していますが、ポピュラーなのは赤と緑のラベルです。赤ラベルのスパークリングエールは、ワイルドな味ですが、緑のラベルのペールエールは、甘くてまろやか、どちらもオススメです。

タスマニア州を代表するビール

James Boag's Premium(ジェイムズボーグズ プレミアム)

  • 出典:www.flickr.comJames Boag's Premium , Photo by James Cridland

このビールについて話すとき、誰もが「タスマニアの水でつくっているから美味しいんだ」と言います。筆者はタスマニアには行ったことがありませんが、このビールを飲むと、「ピュア」「山の岩清水」という言葉が思い浮かびます。すごく繊細で爽やかな味のビールです。日本のビールに慣れた人だと、ちょっともの足りないかもしれませんが、目にしたら、是非試してみてください。

西オーストラリア州を代表するビール

Swan Draught(スワンドラフト)

パースで圧倒的な人気を誇るビールなのだそうですが、残念ながら筆者は西オーストラリアに行ったことがなく、今まで数多く行ったパブでもこのビールを見たことがないので、味のコメントはできません。西オーストラリアに長年住んでいた友人によると、「普通に美味しいけど、どちらかといえばEmu Bitter(エミュービター)の方が飲みやすい」そうなので、パースに行ったら、Emu Bitterも飲んでみてください。

ビールの形態

日本と同じで、ビールには瓶ビール、缶ビール、生ビールがあります。缶ビール(375ml)は日本と同じぐらいのサイズですが、日本にある500ml缶やミニ缶は見かけたことがありません。瓶ビールは「Stubby(スタビィー)」と呼ばれるサイズ(330〜375ml)が普通ですが、ビールによっては「Long Neck(ロングネック)」と呼ばれる750mlの大瓶もあります。

また、パブに行けば生ビールを飲むことができます。パブによって扱うビールは違いますが、タスマニアや西オーストラリア州以外のビールは、州にかかわらず、どこのパブでもよく見かけます。

オーストラリアのパブの使い方、生ビールのサイズについては、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

  • 写真:Booboo56生ビールはビールサーバーを指差して、「This beer、Please.」と注文すればOKです。

オーストラリアの酒屋さん

街中には「Bottle Shop(ボトルショップ)」という酒屋さんがいっぱいあり、今回ご紹介したビールのうち、西オーストラリア州のビールを除けば、全国どこの酒屋さんでも買うことができますから、シドニーでタスマニアやクイーンズランドのビールを買って試すことができます。

酒屋さんでは普通「6Pack(シックスパック)」と言って、6本/缶を1パックにした形で売っていますが、そこから一つだけ抜き出して、買うこともできます。ただし、ビール1本/缶あたりの値段は「1本/缶→6パック→1ケース(1箱)」というように、多く買えば多くなるほど安くなります。

郊外には「Liquor Shop(リカーショップ)」と呼ばれる大型の酒屋さんもあります。クラフトビールやオーストラリアのワインに興味があれば、いろいろ選べるリカーショップに行く価値はあるかもしれませんが、王道ビールを買うためにわざわざ郊外まで出かける必要はありません。

お気に入りのビールを見つけよう!

とりあえず、自分がいる州のビールから試してみるのをオススメします。特にパブなどで、オージーと一緒に飲むときは「これって、ここのビールだよね〜。」と話すと、「おっ!」という感じで話が弾むかもしれません。

「VB」はビール自体の名前ですが、他のビールは全てブランド名なので、今回ご紹介した以外のビールもいろいろ試して、自分のお気に入りのビールを見つけてください。

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この記事を書いたトラベルライター

頭の中は食べることばかり、元バックパッカー 
観光というより、暮らすように旅できるオーストラリア・クイーンズランド州にあるサンシャインコーストの魅力をお伝えしたくて、トラベルライターになりましたが、なかなか思うような記事ができず奮闘中。
旅行の目的は「食べること!」、旅行先で出会った美味しいものもご紹介していきたいと思っています。

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