
日帰りプランになりがちな「ナイアガラの滝」ですが、せっかく素晴らしい大自然を見に行くなら、ぜひ一泊して滞在してみてください!日帰りでは味わえない、刻々と表情の変わる滝の景色を楽しめます。特に一晩明けた朝の空気感は、言葉にできないほど感動…!1日かけてナイアガラの滝がどんな風に変わっていくのか?見るべき時間帯は?など、をご紹介いたします。
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1秒で2,800,000ℓ!マイナスイオンがいっぱい!
ナイアガラの滝に近づくと、車内にいても “ドドドドド!” という体の芯に響く振動を感じます。雲のような水しぶきが立っているのが目に入ると、「来たー!」とワクワク感も盛り上がります。
そんな「見た目」や「振動」はもちろんなのですが、外の空気を吸った瞬間にきっとすぐに感じられるのが “何とも言えない澄んだ空気感” 。
今ではわかりやすい言葉がありますね。「マイナスイオン」です。
こんな遠目に見ていても、そのマイナスイオンはビシビシと感じます。それもそのはず…
「ナイアガラの滝」と言われる、3つの「カナダ滝」「アメリカ滝」「ブライダルベール滝」から流れ落ちる水量は、オンシーズンの4月〜10分月では、なんと 1秒で280万ℓ!!
…と書いても規模が多すぎてイメージが湧きませんね(笑)。日本人1人当たりの平均的な1日の水道水の使用量は200〜300ℓらしいので、その10,000倍…約30年分の水量が たった1秒 で流れ落ちていると言う事になります。(ちなみに冬季の11月〜3月は1秒で140万ℓに減少するそうです)
そんなマイナスイオンを大放出している「ナイアガラの滝」ですが、一日で随分いろんな顔を見せてくれます。その様子をご紹介いたします!
日中は様々なアトラクションを楽しもう!
日が明るいうちは、何と言っても、滝の豪快さを楽しむのがおすすめ!
このナイアガラの滝の水しぶきを全身で楽しめる遊覧船や、滝の真横や裏側を見られたり、上から壮大な眺めが味わえるタワーなど、日中は遊びどころが満載です。
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虹が出てくるのは夕方ごろ
ナイアガラの滝で立派な虹を見たかったら、15時ごろまで待ってください!太陽の角度の関係で、一番虹が現れやすいのが午後なのです。
季節によって太陽の傾きも変わるのでベストな時間はその時々ですが、筆者が訪れた7月では15時ごろに「テーブルロック」から素晴らしい虹が見えました。
ちなみに「プチ虹」であれば、遊覧船などから見ることもできるかもしれません。
夕焼け色に染まる姿もしっかり見よう!
日が落ちて行くにつれ、ナイアガラの滝は、日中とは全く違う雰囲気になって行きます。夕焼けの赤い色がそのまま滝を照らし、見ているだけでうっとり・・・。
「カナダ滝」だけではなく「アメリカ滝」も綺麗に夕焼け色に染まります。周囲にそびえるビルや山がほとんどないので、本当に綺麗です。
日が沈んだすぐ後の、浅いブルーの色合いもまたステキです。
でも、これでおしまいではありません。ここからがむしろ本番!
夜は毎日ライトアップ!
日中、ナイアガラの滝のそばを散策していると、「これはなんだろう?」と思う一角が。物々しい機械がいっぱい並んでいます。でも日が落ちると、その正体がわかります。
そう!滝を照らすライトなのです。間近で見ると、相当大きなライト!
対岸から光が出て、「カナダ滝」も「アメリカ滝」も「ブライダルベール滝」も綺麗にライトアップしているんですね。
ライトアップが一番綺麗に見られるのは、完全に日が落ちて真っ暗になる頃。様々なライトの色で照らされています。
そして、滝だけではなく、周辺の通りもまた違った雰囲気に♪ さすが一大観光名所、深夜まで大賑わいです。
この時間帯までナイアガラの滝を満喫しようと思うと、やはり「泊まり」という条件が必要になります。「でもナイトライフは要らない。やっぱり日帰りで。」と思う方…ちょっと待ってください。
夜ではなく!一晩明けた朝が!一番いいんです!!!