四国最大の観光都市・愛媛県松山市。正岡子規、夏目漱石ゆかりのスポットから名物・鯛めしが食べられるお店、さらに日本最古の名湯として有名な道後温泉まで見どころ満載です!初めての方でも十分に満喫できる町、愛媛県・松山観光の楽しみ方をご紹介します。
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【1】400年以上の歴史を誇る名城・松山城を散策する!
まずはロープウェイ・リフトで空中散歩を楽しもう!
城山の麓・東雲口駅舎から、8合目の長者ヶ原をまでをつなぐ「松山城ロープウェイ」。リフトとロープウェイ、どちらも利用することができ、ロープウェイは約3分、リフトは約6分で行くことができます。天気のいい日はリフトに乗って空中散歩を楽しんでみては?
- 松山城ロープウェイ
- 愛媛 / 乗り物 / ロープウェイ
- 住所:東雲口駅舎:愛媛県松山市大街道3丁目2-46地図で見る
- 電話:089-921-4873
- Web:http://www.matsuyamajo.jp/ropeway/
瀬戸内海の絶景も楽しめる!松山城「天守」
江戸時代初期、関ヶ原の戦いで活躍した武将・加藤嘉明(かとうよしあき)によって築かれた松山城天守。「江戸時代最後の完全な城郭建築」と呼ばれており、現在の天守は幕末の頃に再建されたものです。本丸広場は、春になると桜、秋には紅葉で彩られます。
松山城の天守は現在資料館として使われており、江戸時代前期の松山藩主・松平定行の甲冑や文書などが展示されています。天守閣の頂上からは松山市内の街並みや四国山地、瀬戸内海の眺望を楽しめます。
- 松山城
- 愛媛 / 城 / 観光名所 / 紅葉 / 梅の名所
- 住所:愛媛県松山市丸之内1地図で見る
- 電話:089-921-4873(松山城総合事務所)
- Web:http://www.matsuyamajo.jp/
【2】明治を代表する俳人・正岡子規ゆかりのスポット巡り
幼少期の子規が過ごした生家「子規堂」
「子規堂」は松山市駅から歩いて5分のところにある、俳人・正岡子規に関する資料館。子規が2歳から上京する17歳までを過ごした生家の一部を復元しています。正岡子規が使った遺墨や、雑誌『ほとゝぎす』の直筆原稿などが展示されています。
子規堂の前には明治時代、松山駅と郊外にある三津までを走っていた「坊っちゃん列車」の客車も展示されており、子規の友人で文豪・夏目漱石の「坊っちゃん」についても紹介しています。あわせてチェックしてみて。
- 子規堂
- 愛媛 / 博物館
- 住所:愛媛県松山市末広町16-3正宗寺内地図で見る
- 電話:089-945-0400
- Web:http://shikido.ehime.jp/
子規の足跡を紹介する「松山市立子規記念博物館」
あわせて、道後公園のすぐのそばにある「松山市立子規記念博物館」も見学しましょう。子規直筆の手紙や作品、書簡などを展示しており、交流があった夏目漱石や高浜虚子(たかはまきょし)、河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)に関する資料も見られます。
見どころのひとつが、正岡子規と夏目漱石が約1カ月間過ごした「愚陀佛庵(ぐだぶつあん)」を再現したもの。漱石が松山で中学校の英語教師として赴任した時に下宿していた家で、子規も病気療養のために居候したといわれています。家の中に入ることもできるので、ぜひ見学してみて。
- 子規記念博物館
- 愛媛 / 雨の日観光 / 博物館
- 住所:愛媛県松山市道後公園1-30地図で見る
- 電話:089-931-5566
- Web:https://shiki-museum.com/
【3】長編小説『坂の上の雲』の世界を体感できるスポット巡り
『坂の上の雲』の世界を紹介するミュージアム
小説家・司馬遼太郎(しばりょうたろう)の代表作『坂の上の雲』。松山出身の軍人・秋山好古(あきやまよしふる)・真之(さねゆき)兄弟、そして正岡子規を主人公として描いた長編小説です。その作品の世界を体感できるスポットが「坂の上の雲ミュージアム」です。
ミュージアム内は司馬遼太郎直筆の原稿や資料をはじめ、明治時代の松山や日露戦争時の貴重な資料などが展示されています。また明治時代に発行された新聞の印刷や、モールス信号などの体験を通して『坂の上の雲』の時代背景をわかりやすく解説しています。
- 坂の上の雲ミュージアム
- 愛媛 / 博物館 / 雨の日観光
- 住所:愛媛県松山市一番町三丁目20番地地図で見る
- 電話:089-915-2600
- Web:https://www.sakanouenokumomuseum.jp/
ミュージアム見学後は、大正ロマン薫る洋館「萬翠荘」へ
坂の上の雲ミュージアムから歩いてすぐの場所にある「萬翠荘(ばんすいそう)」。正岡子規や秋山好古とゆかりのある、旧松山藩主の子孫・久松定謨(ひさまつさだこと)の別邸として大正時代に建てられました。洋館の近くには、子規と夏目漱石が俳句作りに没頭した「愚陀佛庵」の跡が残されています。
萬翠荘の見どころのひとつが、階段の踊り場にある大きな帆船を描いたステンドグラス。久松が明治時代、好古と一緒にフランスの陸軍士官学校に入校するために海原を渡ったイメージを描いたといわれています。
- 萬翠荘
- 愛媛 / 建造物 / 観光名所 / インスタ映え / 歴史的建造物
- 住所:愛媛県松山市一番町3-3-7地図で見る
- 電話:089-921-3711
- Web:http://www.bansuisou.org/
『坂の上の雲』の主人公の家・秋山兄弟生誕地
『坂の上の雲』の主人公で、日露戦争で多大な功績を残した秋山好古・真之兄弟の生家を再現したスポット。秋山兄弟ゆかりの書簡や資料などが展示されており、常駐のボランティアスタッフによる解説も聞くことができます。ミュージアムだけでなく、生誕地で2人の足跡をたどってみては?
- 秋山兄弟生誕地
- 愛媛 / 博物館
- 住所:松山市歩行町2-3-6 地図で見る
- 電話:089-943-2747
- Web:http://www.akiyama-kyodai.gr.jp/