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【22】カンピ礼拝堂(ヘルシンキ)
街中で少し異彩な雰囲気を放っている「カンピ礼拝堂」。2012年に建てられた斬新な木造建築の建物は、完成する前から注目を集めていました。礼拝堂といっても礼拝などの儀式や教会行事を行う場所ではなく、静寂と向き合うための場所となっています。
- 出典:tripnote.jp
内装は大変シンプルですが、礼拝堂の外の音が聞こえない静かな空間。不思議な感覚を覚えますが、木のぬくもりを感じられるので居心地がとても良いです。自分とじっくり向き合い、物思いにふけってみるにはぴったりの場所かもしれません。
【23】カフェ アアルト(ヘルシンキ)
- 出典:tripnote.jp映画『かもめ食堂』のロケにも使われたCafe Aalto
アカデミア書店の2階の奥にある「カフェ・アアルト」。映画『かもめ食堂』にも登場したことで有名なこちらのカフェも、アカデミア書店同様にフィンランド人建築家の巨匠アルヴァ・アアルトが設計したもの。都市の喧騒から離れ、ゆるやかに流れる時の中に身を置いているかのような感覚を抱かせてくれるカフェです。
- 出典:tripnote.jpCafe Aalto特製のケーキ
- 出典:tripnote.jpフィンランドの国民食カレリヤンピーラッカも販売(値段不明)
ショーケースの中には、ケーキやサンドイッチなどフィンランドの定番軽食が所狭しとずらりと並んでいます。映画『かもめ食堂』ファンのために、最近では日本語メニューもあり、豊富な種類の軽食・飲み物から欲しいものを選ぶことができます。
こちらのカフェでは、アルヴァ・アアルトがデザインした照明に優しく照らされる空間の中、上質な時間を過ごすことができるでしょう。アカデミア書店で本を購入して、ここでゆっくりと読書をして過ごすのもいいですね。
- カフェ アアルト
- フィンランド / カフェ・喫茶店
- 住所:Academic bookstore, 2nd floor, Pohjoisesplanadi 39 00100, Helsinki, Finland.地図で見る
- 電話:09 121 4446
- Web:http://cafeaalto.fi/en/
【24】セウラサーリ野外博物館(ヘルシンキ)
ヘルシンキ中心部より西に向かってバスで20分程のセウラサーリ島にあります。国立公園となっている島全体が博物館という、何ともユニークで規模の大きな博物館です。
この屋外博物館の見どころの一つは、敷地内に点在している87棟の民家や教会。これらはすべて17~20世紀初頭に造られたもので、フィンランド各地から移築されました。中でも17世紀後半に建造された「カルナ教会」は、このセウラサーリ野外博物館の中でも最も古い建物となっており、見逃せないポイントの一つです。
- 出典:www.flickr.comPhoto by in_ar23
また、このセウラサーリ野外博物館での最大のお楽しみポイントは、自然豊かな敷地内をゆったり散策すること。フィンランドの自然を体いっぱいで感じるのにも最適です。
- セウラサーリ野外博物館
- フィンランド / 博物館・美術館 / 博物館
- 住所:Serasaari 00250 Helsinki Finland地図で見る
【25】ラウマ旧市街(ラウマ)
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto by Rauma Tourist Office be CC BY-SA 3.0 from Wikimedia Commons
ラウマ旧市街は北欧最大の木造建築の町で、世界遺産に登録されています。600ほどの建物があり、約800人が暮らす町は、カラフルな可愛らしい建物に彩られ、絵本の世界に足を踏み入れたよう。これらの建物は博物館やカフェ、レストラン、ショップ、そして住居としても利用されています。
旧市街の中心にあるマーケット広場は、地元の人や観光客で賑わうスポット。野菜や果物、パンなどを販売する市場が開かれるほか、まわりにはカフェのテラスでくつろぐ人々の様子を見ることができます。また、木造建築の町ですが、聖十字教会やタウンホールなど数少ない石造りの建物もあります。
【26】ヴェルラ砕木・板紙工場(ヴェルラ村)
- 出典:commons.wikimedia.orgphoto by Oke26
国土の7割が森林と言われ、森林資源が豊富なフィンランドならではの世界遺産です。ヴェルラ村にあった製材・製紙工場で、1872年に建てられましたが1876年の火災で焼失。1882年以降に再建され、1964年まで稼働していた工場は、現在も当時のまま保存されています。
現在は博物館となっており、観光客向けのガイドツアーも実施。世界遺産の登録名となっている砕木・板紙工場のほか、板紙乾燥所や砕木・板紙倉庫と製粉工場、工場長宅、防火設備庫、円形パビリオン、木製包装倉庫の7つの建物が敷地内に現存しています。
- ヴェルラ砕木・板紙工場
- フィンランド / 遺跡・史跡
- 住所:Verla Groundwood and Board Mill,Verlantie 283, 47850 Kouvola地図で見る
【27】サーリセルカ(イヴァロ)
冬には雪と氷に包まれるラップランド。中でも代表的なのはフィンランド北部の町「サーリセルカ」です。明かりの少ないサーリセルカでは、町からオーロラ観測ができます。
オーロラ観測に関しては、もちろん現地ツアーに参加するなどして、建物のない湖や丘に行ければよりベストではありますが、予算の都合でそれができない場合でも、サーリセルカなら見られるチャンスは訪れるということです。
- 出典:tripnote.jp
サーリセルカの町の片隅には「Saariselkä S:t Paulus kapell」という小さな教会があります。この教会の脇辺りがちょうど観測に適した場所となっており、オーロラを待つ人たちのために深夜も開放してくれているそう。ただ教会の窓から夜空が見えるわけではないので、ときどき外にチェックしに行くのを忘れないようにしてください。
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