福島県、裏磐梯にある「五色沼」は、磐梯山の噴火によってできた30もの沼の総称。四季や天候、時間、角度によって様々な色彩に変わり、沼とは思えない神秘的な美しさで訪れる人を魅了します。中でも五色沼自然探勝路は1時間ちょっとで気軽に絶景を楽しめるということで、人気のハイキングコースとなっています。そんなハイキングコースで見られる全8つの沼の紹介から、アクティビティやグルメ、そしてアクセスまで気になる情報を一挙ご紹介します。
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五色沼自然探勝路とは
福島県裏磐梯にある五色沼自然探勝路は全長3.6㎞、片道約1時間10分から1時間半程度。アップダウンの少ないコースなので、子供から大人まで、体力に自信がない人やハイキング初心者にも安心です。
おすすめハイキングコース
コースの入り口は2か所あり、それぞれ駐車場とバス停があります。ビジターセンターのあるバス停「五色沼入り口」からスタートするのが一般的のようですが、今回は反対側の「裏磐梯高原駅」からスタートするコースをご紹介します。こちらのルートだとゴール地点でボートを楽しめ、売店やレストランも充実しているのでおすすめです。
ハイキングスタート
バス停裏磐梯高原駅のすぐ前に裏磐梯物産館があります。探勝路の途中にはお手洗いがないので、まずはこちらでお手洗いを済ませましょう。
階段を下ると探勝路のスタートです。
柳沼
まず一番最初に見えてくるのが柳沼です。
とても静かな沼で、秋は水面に映る紅葉が素晴らしいです。
ハイキングコースはこんな道が続きます。緑に囲まれ気持ちが良い森林浴。
草木の隙間から見える美しい沼の色に感動します。
青沼
次に左手に見えてくるのが「青沼」。少し下ると展望スポットがあります。探勝路の中で一番小さな沼ですが、水底にあるウカミカマゴケの緑により、エメラルドグリーンに光ります。
太陽光が当たり、宝石のような輝きに感動します。
随所随所に案内板があるので、現在地を確認しながら進みましょう。
るり沼
青沼の反対側に位置する「るり沼」。コース上からは沼は全く見えず、見落としやすいので注意が必要です。るり沼の看板が見えたら、脇にある岩場を少し上ってください。展望台が見えてきます。
天気が良い日はバックに磐梯山を見ることができます。その名の通り瑠璃色に輝く沼は、水生植物が水面に映りとても幻想的です。
弁天沼
さらに進むと櫓が現れます。五色沼一番の展望スポットです。
こんな絶景を見ることができます。探勝路で2番目に大きい「弁天沼」で、綺麗なコバルトブルーは自然の色とは思えません。遠くには西吾妻山、安達太良の峯を望めます。
櫓をおり、数分歩くと弁天沼に近づくことができます。
息を飲むほどの美しさです。同じ沼ですが、先ほどとはまた少し違った色合いをしています。こちらにはベンチが設置されているので休憩スポットにもなりますよ。
竜沼
その後は左手に小さな3つの沼が続きます。
探勝路の中間地点になる「竜沼」。樹木に遮られ一部しか見ることはできませんが、早春にはその全貌を眺めることができるようです。
みどろ沼
「みどろ沼」は場所によって水質が異なるという不思議な沼です。他の沼とはまた違った乳白の黄緑色をしています。