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【福島】郷土料理のおすすめ17選!福島名物の食べ物特集

取材・写真・文:

2022年2月17日更新

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福島県に伝わる郷土料理をくわしく解説!福島県へ旅行に行ったら一度は食べてみたい、名物の食べ物・料理をまとめてご紹介します。旅行ツウのトラベルライターおすすめのお店情報もお見逃しなく!

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【1】こづゆ

  • こづゆ

福島県会津地方の郷土料理。ホタテの貝柱でだしを取り、ホタテはそのままに里芋やにんじん、しいたけ、キクラゲ、糸こんにゃくなどを加え、最後に豆麩(まめふ)を入れて薄味に味をととえたお吸い物です。それを会津塗の平たい器に盛ります。

会津ではお客さんをもてなすときのご馳走料理として伝えられ、具材の種類は縁起のいい奇数であることが風習です。現在もお正月やお盆、ハレの日など人が集まるときには振る舞われます。スーパーやお土産屋さんでは簡単に味わえる「こづゆセット」を販売しています。

【2】わっぱ飯

もともとは弁当箱だった「わっぱ」。薄い板を曲げて作られた丸い箱のことを「わっぱ」と言い、わっぱにご飯を盛り食材を乗せて、そのまま蒸しあげた料理です。定番の具材は鮭やカニ、山菜などの山の幸。

檜枝岐村(ひのえまたむら)の伝統工芸品である「曲げわっぱ」を使って料理を作りたいと、「割烹 田季野」が生み出したのが「わっぱ飯」だそう。初代店主が1970年(昭和45年)に考案したと言われています。

わっぱ飯のおすすめ店:割烹 田季野(会津若松市)

会津西街道の糸沢陣屋を移築復元した建物もすばらしく、風情ある雰囲気のなか「曲げわっぱ」で、会津の食材を生かした料理をいただけます。一番人気のメニューは「五種輪箱」。会津のコシヒカリに、鮭、蟹身、ぜんまい、キノコ、玉子が乗っているわっぱ飯です。会津地そばと五種輪箱がセットになった「会津物語」も人気です。

割烹 田季野
福島 / 郷土料理 / ご当地グルメ・名物料理
住所:会津若松市栄町5−31地図で見る
電話:(0242)25-0808
Web:http://www.takino.jp/

【3】しんごろう

  • しんごろう

南会津町と下郷町に伝わる郷土料理。うるち米をすり鉢で半つきにして丸め串に刺し、じゅうねん味噌を塗って囲炉裏で炙って食べる料理です。じゅうねん味噌とは、じゅうねん(えごまの別名)をすり潰し、味噌や酒、みりん、砂糖、醤油などで味付けしたもの。

その昔、新五郎さんがお正月に神様にお供えするもち米を買えず、代わりにうるち米を使って丸め、味噌を塗って焼いたところ、村中で「おいしい」と評判になったのがはじまりと言われています。

しんごろうのおすすめ店:味処みなとや(下郷町)

大内宿の街道沿いには大きな茅葺屋根の建物が並んでいますが、そのひとつが「味処みなとや」です。地元産のそば100%の十割そばを提供するほか、会津地鶏の唐揚げをのせた自慢の「会津地鶏カレー」も提供。

そして「味処みなとや」で忘れてはいけないのが郷土料理の「しんごろう」です。炭火の香ばしさと「味処みなとや」特製のじゅうねん味噌の香りが鼻をくすぐる素朴な料理。江戸情緒ただよう大内宿を訪れたら、ぜひ味わいたい一品です。

味処みなとや
福島 / 郷土料理 / ご当地グルメ・名物料理 / そば
住所:福島県南会津郡下郷町大字大内宿字山本34地図で見る
電話:0241-68-2933
Web:https://oouchi-minatoya.com/

【4】高遠そば

  • 高遠そば

福島県会津地方に伝わる「高遠(たかとお)そば」。特徴的なのが、箸の代わりに1本のねぎを使って食べる点で「ねぎそば」とも呼ばれています。元々は、祝言などの祝いの席で出されていたそう。

「ねぎのように細く長く、白髪の生えるまで生きる。」とか「切る」を忌み嫌ってなど、ねぎ1本をまるごと使うようになった理由は諸説あるようですが、添えられたねぎを箸代わりに使い、薬味としてねぎも丸かじりするというワイルドなそばです。

高遠そばのおすすめ店:三澤屋(下郷町)

大内宿にある「高遠そば」の有名店が「三澤屋」です。茅葺き屋根の古民家は風情もばっちり!晴れた日には縁側でもお食事ができます。大根おろしと鰹節のつゆに蕎麦と、いたってシンプル。箸がわりのねぎを少しずつかじりながら薬味としていただきます。そのほか、福島県の郷土料理である「こづゆ」も味わえます。

三澤屋
福島 / 郷土料理 / ご当地グルメ・名物料理 / ネギそば
住所:福島県南会津郡下郷町大字大内字山本26-1地図で見る
電話:0241-68-2927
Web:http://www.misawaya.jp/

【5】会津ソースカツ丼

  • 会津ソースカツ丼

福井県や群馬県、長野県の駒ヶ根もソースカツ丼が名物ですが、福島県会津地方でも、カツ丼と言えばソースカツ丼が定番!

ごはんの上にソースに浸したカツをのせている点は共通していますが、福島県のソースカツ丼ならではの特徴は、カツとご飯の間に千切りキャベツがのせられていること、そしてトロリとした甘めのソースを使っていること。現在では会津若松市の100店舗以上のお店でソースカツ丼を提供しているそう。

会津ソースカツ丼のおすすめ店:むらい(会津若松市)

会津若松城(鶴ヶ城)から車で10分ほどの場所にある「むらい」。会津ソースカツ丼の人気店のひとつで、なんと言っても特徴は分厚いカツです。一番人気のロースカツ丼のカツは、厚さ3cm近くありそうなカツで、箸で持ち上げるとズッシリと重量感が伝わります。食べきれなかった場合は、有料の容器でお持ち帰りできるのも嬉しいですね。

むらい
福島 / ご当地グルメ・名物料理 / ツーリング
住所:福島県会津若松市門田町大字中野屋敷107地図で見る

【6】円盤餃子

餃子といえば、栃木県宇都宮市と静岡県浜松市が有名ですが、福島県福島市も負けていません。福島市の餃子の特徴は、ずばり円盤!一皿頼めば、食べきれないくらいの餃子が円盤状にきれいに盛り付けられて運ばれてきます。2003年には「ふくしま餃子の会」が発足され、観光案内所では餃子の会の会員店の地図を配布しています。

円盤餃子のおすすめ店:満腹(福島市)

福島駅から徒歩15分と少し歩きますが、福島の元祖円盤餃子の異名を持つ名店が満腹。昭和28年から変わらない味を保ち続けています。

満腹の円盤餃子は、一皿30個の小ぶりな餃子がきれいに円盤状に並んで提供されます。白菜たっぷり、生姜やにんにくのはいった旨味たっぷりの餡を、手練りの皮で包んだ餃子は、皮はぱりぱり、中はジューシーで癖になること間違いなし!

満腹
福島 / 中華料理 / ご当地グルメ・名物料理 / 餃子 / 円盤餃子
住所:福島県福島市仲間町1-24地図で見る
電話:024-521-3787
Web:http://enban.hp.gogo.jp/

【7】いかにんじん

  • いかにんじん

江戸時代後期から伝わるとされる福島県福島市の郷土料理「いかにんじん」。細切りにしたスルメとにんじんを醤油や砂糖、みりん、酒などを加えたタレで漬け込んだもので、家庭により味も異なってきます。ご飯のお供やお酒のおつまみとして食べられており、福島県のスーパーならどこでも売っていると言われるほど、県民に愛されている料理です。

いかにんじんのおすすめ店:餃子 照井 福島駅東口店(福島市)

  • 出典:tripnote.jp福島の味 いかにんじん

飯坂温泉に本店をもつ「餃子 照井」。JR福島駅東口にあり好立地のため、全国から名物の円盤餃子を食べにお客さんが訪れます。餃子と一緒にぜひ注文したいのが「いかにんじん」です。スルメイカの香りが食欲をそそりますよ。

餃子 照井 福島駅東口店
福島 / 餃子 / ご当地グルメ・名物料理 / 円盤餃子
住所:福島県福島市栄町1-1 餃子照井地図で見る
電話:024-523-0188
Web:http://www.gyouza-terui.com/

【8】会津みそ田楽

味噌田楽とは串に刺した豆腐やこんにゃく、茄子、里芋などに味噌を塗り焼いた料理です。田楽とはそもそも、農村で田植えなどの際に豊作を祈って踊る伝統芸能のこと。田楽法師が田楽を踊る際、白い袴に色のついた上着を羽織ることから、白い豆腐に味噌をつけたようだと「田楽」と呼ぶようになったのだそう。

会津みそ田楽の特徴は味噌だれにあります。会津みそ(赤みそ)に、砂糖と色々な薬味を練り込んで味付けしています。

会津みそ田楽のおすすめ店:満田屋(会津若松市)

  • みそ田楽

1834年創業の歴史ある味噌専門店「満田屋」。味噌などを販売しているスペースを抜けると、奥にイートインスペースがあります。味噌蔵を改装した風情のある店内でいただくみそ田楽は、たまりませんよ!田楽の種類は、こんにゃく、とうふ生揚、里芋、おもち、しいたけなど様々ですが、はじめての場合は「みそ田楽コース」がおすすめ。単品での注文よりお得におすすめの田楽を味わえます。

満田屋
福島 / ご当地グルメ・名物料理 / 郷土料理
住所:福島県会津若松市大町1丁目1-25地図で見る
電話:0242-27-1345
Web:https://www.mitsutaya.jp/

【9】馬肉料理・馬刺し

  • 馬刺し

熊本県に次いで全国2位の馬肉生産量・消費量を誇る福島県では、馬刺しをはじめとする馬肉料理もご当地グルメとして人気です。たしかに馬肉といえば圧倒的に熊本県の方が生産量は多いですが、「西の熊本、東の会津」と呼ばれるほど認知度は高く、福島県の人にとって馬肉料理(馬刺し)は、定番の料理のひとつ。スーパーで馬刺しを買うことができるんです。

福島県の馬刺しの特徴は、他の地域の馬刺しにくらべて赤みが多く低脂肪、低カロリーであること。柔らかくて淡白な味わいです。そしてもう一つの特徴が、ニンニクの効いた辛味噌でいただくことです。

馬肉料理・馬刺しのおすすめ店:鶴我 本店(会津若松市)

会津若松城(鶴ヶ城)から徒歩15分ほどの場所にある馬肉料理の有名店。会津馬牧場より毎日入荷する、正真正銘の会津ブランド認定馬肉を使用した馬刺しや、オリジナル桜鍋(馬肉鍋)のほか、郷土料理をいただくことができます。会津の地酒や焼酎もそろっており、福島の味を大満喫できるお店です。

鶴我 本店
福島 / ご当地グルメ・名物料理 / 郷土料理 / 馬刺し
住所:福島県会津若松市東栄町4-21地図で見る
電話:0242-29-4829
Web:https://turuga829.com/aizu

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