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【ハガニア】グアム観光ならここ!チャモロ・西・日・米4つの文化が楽しめる必見スポット6選

取材・写真・文:

埼玉在住
訪問エリア:23ヶ国

2019年11月4日更新

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写真:ある通訳案内士

「グアムに行くならタモンでのんびり」という日本人の方へ。まだグアムの主都(首都ではない)ハガニアへ行ったことがなければ是非! グアムの波乱万丈な歴史に加えて、グアムならではの魅力に触れられるエリアです。

この記事の目次表示

グアム主都ハガニアについて

  • 写真:ある通訳案内士イラストが描かれている壁も町散策の楽しみ

ハガニアは、スペイン植民地時代以前から歴史が続くグアムでは有数の町で、2019年現在はグアムの政府機関が置かれ、銀行などのオフィスビルも林立しています。日本の「在ハガッニャ総領事館」もあります。

グアム観光の中心地というと「タモン」、グアムの政治・経済の中心地というと「ハガニア」といえます。それでもハガニアの人口は千数百人と多くなく、南国ののんびりとした雰囲気が漂っています。

ハガニアの街中にある建物の外壁には絵が描かれていることも多く、完成度の高いウォールアートを見ながら散歩するのも楽しいです! ただ、日影が少なく白い建物からの照り返しも強いので、熱中症にはご注意を・・!

以下からは、そんなハガニアで「チャモロ(グアムの先住民)」「スペイン」「日本」「アメリカ」4つの文化が楽しめる必見スポットを紹介します。

【1】先住民・チャモロ人の文化を垣間見る「ラッテストーン公園」

  • 写真:ある通訳案内士グアムの一つの象徴

ラッテ・ストーンとは?

こけしやキノコみたいな石が一見ミステリアスに配置されているのが「ラッテストーン公園」です。ラッテ・ストーンとは、グアムなどマリアナ諸島で見られるサンゴでできた石柱群のことで、 チャモロ人によって、800年〜1600年頃に造られました。 ハリギと呼ばれる直立した石柱の上に、タサと呼ばれるお椀型の石がのっています。

そんなミステリアスな外観のラッテ・ストーンですが、何に使われたものかはよくわかっていません。17世紀後半のスペインによるマリアナ諸島侵略により、古代チャモロ文化が途絶えてしまったからです。研究者の間では、宗教施設や、墓石、建造物の土台説など諸説あるようです。

ラッテ・ストーンはマリアナ諸島のシンボル的存在

ラッテ・ストーンは、グアムや北マリアナ諸島のシンボル的な存在(日本でいえば日の丸や富士山?)です。ラッテ・ストーンクッキーなどはよく土産物屋で売られており、北マリアナ諸島自治連邦区の旗にも描かれています!

ラッテストーン公園
グアム / 公園・動植物園
住所:232 West O'Brien Drive Agana, Guam 96910地図で見る

【2】スペイン統治時代からのランドマーク「聖母マリア大聖堂(ハガニア大聖堂)」

  • 写真:ある通訳案内士大聖堂の威容

スペイン人がやってきてから、このハガニアでもキリスト教が広まりました。「聖母マリア大聖堂(ハガニア大聖堂)」は、スペイン広場の東側に建つ由緒正しいカトリック教会で、サン・ビトレス神父の指揮のもと、1669年にグアムで初めてのカトリック教会として建てられました。その後、何度も建て替えが行われ、美しい白亜の現在の建物は1958年に完成しました。

  • 写真:ある通訳案内士たくさんの人が入れる

内部も美しく、多くの人が入ることのできる教会となっています! スペイン統治時代の遺産というだけでなく、カトリック教徒も多い住民の生活に根付いている教会のようです。

ハガニア大聖堂
グアム / 社寺・教会 / 教会
住所:207, Archbishop FC Flores Street, Hagatna 96910地図で見る

【3】日本統治時代の防空壕跡

  • 写真:ある通訳案内士旧防空壕はものものしい

前述したラッテ・ストーンのすぐ近く(ラッテストーン公園内)に「日本統治時代の防空壕跡」があります。入口の上に「防空壕」という文字を見ることができます。この防空壕は、旧日本軍の陣地として、あるいは弾薬庫としても使われました。そして終戦後は、アメリカ軍の核兵器の貯蔵施設として再利用され、冷戦が終結するまで使われ続けたそうです。

日本統治時代は太平洋戦争中の3年弱ではありましたが、グアムの人にとって辛い歴史となっています(当時、グアムは大宮島と改名されていました)。今後はこの平和を、日本も責任をもって維持していかなければなりませんね。

旧日本軍防空壕跡
グアム
住所:Japanese Fortification, Senator Angel Leon Guerrero Santos Latte Stone Memorial Park地図で見る

【4】アメリカを感じる「パセオ・デ・スサナ公園」

  • 写真:ある通訳案内士小さな自由の女神

「パセオ・デ・スサナ公園」はチャモロビレッジの奥にある公園です。小さな自由の女神像があり、アメリカを感じられる場所となっています! 公園内のベンチでは、現地の人が思い思いにのんびりと過ごしていました。

パセオ・デ・スサナ公園には、旧日本軍のトーチカ(防御用射撃陣地)も残されています。

パセオ・デ・スサナ公園
グアム / 公園・動植物園
住所:Paseo de Susana Park地図で見る

【5】グアムミュージアム

  • 写真:ある通訳案内士本の形がオシャレ

「グアムミュージアム」は、グアムの歴史を知るのに最適な博物館です。古代チャモロ人の生活様式から近現代の出来事に至るまで、グアム島の歴史を一気に見て回ることができます。

  • 写真:ある通訳案内士博物館内部はデザイン性に富んでいる

様々な困難を経て、純粋なチャモロ人はもういない(混血が進んでいる)と言われていますが、グアムミュージアムなどを中心として、チャモロの伝統文化が今後も受け継がれていくといいですね!

本の形をした建物は新しくて綺麗で、中にはカフェやお土産スペースもあります。屋内の冷房は強めなので、寒く感じるかもしれません。

グアムミュージアム
グアム / 博物館・美術館 / 博物館
住所:Guam Museum地図で見る
Web:http://guammuseum.org/

【6】チャモロビレッジ・ナイトマーケット

  • 写真:ある通訳案内士肉肉しくてボリューミー

チャモロビレッジ・ナイトマーケットとは?

  • 写真:ある通訳案内士屋内ではライブも

「チャモロビレッジ・ナイトマーケット」は、チャモロビレッジで行われる毎週水曜日の夜限定のマーケットです。行ってみたい人は、グアム滞在期間に水曜日の夜を忘れずに含めるようにしましょう!

マーケットでは、チャモロ料理や南国フルーツのスムージーを味わうことができる他、チャモロビレッジ内の雑貨店を見て回ることもできます。また、中心部の建物の中ではミニライブをしていて、誰からともなく踊りだすような南国の雰囲気を体感することもできます!

チャモロ料理は、主食がご飯だったり、肉のソースは照り焼きのような感じだったりして、日本人の口にも合うと思いますが、野菜は少なめな印象です。チャモロビレッジ・ナイトマーケットでは、800円くらいでボリューミーなミールボックスを買うことができます!

また、当日は多くの観光客(特に日本人)でごった返すため、時間的に余裕をもっていくのがオススメです。

チャモロビレッジ・ナイトマーケットの利用に便利なシャトルバス

  • 写真:ある通訳案内士バスは往復チケットがお得

チャモロビレッジ・ナイトマーケットが開催される時間帯には、タモンにある免税店「Tギャラリア by DFS」との間でシャトルバスが運行されます。片道$4(約430円)ですが、往復で買うと$7(約755)となりお得です! バスは巨大なので大勢の人が乗れますが、それなりに並ぶことを覚悟しなければなりません・・ また、GPO(グアム・プレミア・アウトレット)、レオパレスリゾート グアムからもそれぞれ往復便が運行しています。

チャモロヴィレッジ・ナイトマーケット
グアム / 市場・朝市
住所:Chamorro Village,Paseo Loop, Hagatna 96910地図で見る

終わりに

先住民の時代(植民地以前)・スペイン統治時代・日本統治時代・アメリカ時代と4つの異なる文化を1つのエリアで体感できる場所は、世界広しと言えど滅多にないのではないでしょうか? 「トゥーンタウン」や「ウエスタンランド」のように敷地内でいろいろな雰囲気が楽しめる東京ディズニーランドも顔負けかもしれません。

ハガニアは、グアムの波乱万丈な歴史・グアムならではの魅力の詰まったエリアなのです。

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この記事を書いたトラベルライター

インドでIT企業に勤めていたバックパッカー
タイのバンコク留学や、インドのチェンナイ駐在を経験した通訳案内士登録者です。
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それぞれの国の魅力、語れます😃
https://zipanger777.com

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