手相芸人・島田秀平さんがおすすめする東京都内のパワースポットのひとつ「愛宕神社」。23区で最も高い山と言われる愛宕山にあり、とくに「出世の階段」でよく知られる神社です。仕事運をアップしたい!そんな方はぜひ、出世の階段をあがって愛宕神社を参拝してみてはいかがでしょうか?
この記事の目次表示
愛宕神社とは
愛宕神社があるのは、東京23区で最も高い山と言われる、標高25.7メートルの愛宕山。これは自然地形による山という意味で、人造の山としては新宿区の箱根山が44.6メートルになります。オフィス街にあるとは思えない緑豊かな愛宕神社、お昼休みなどにはサラリーマンやOLさんが憩う姿もみられます。俳優の東出昌大さんと女優の杏さんが挙式を行った神社としても当時は話題になりましたね。
愛宕神社には以下のようなご利益があります。
☆火に関するもの、防火、防災
☆印刷・コンピュータ関係
☆商売繁昌
☆恋愛、結婚、縁結び
とくに出世の石段があることから商売繁昌、また縁結びに効果があるパワースポットとしてメディアに取り上げられることも多く、縁結びにご利益がある神社としてよく知られています。
出世の石段をのぼろう!
愛宕神社といえばやはり、「出世の石段」です。この石段をのぼらずとも愛宕神社へ参拝することは可能ですが、せっかく訪れたならぜひのぼっておきたいですね。石段の傾斜は38度、全部で86段。この石段を立ち止まることなく上までのぼるのがいいとされています。
上から見下ろすと、ずいぶん急勾配なのがわかります。想像するより一段の高さがあり、休まずにのぼりきるのはなかなか疲れます。
ちなみに出世の石段は「男坂」とよばれており、もうひとつ「女坂」とよばれる石段が、愛宕神社には存在します。帰りは出世の石段を下りるのではなく、女坂をくだって帰る、という人が多いようです。
さて、この出世の石段のいわれについて、お話しておきましょう。
その昔、徳川家光が愛宕神社の下を通ったとき、愛宕山には源平の梅が綺麗に咲いていました。それを目にした徳川家光は、「誰か、馬であの梅を取ってこい!」と命じました。しかし愛宕山の急勾配の石段を馬であがる勇気のあるものはいません。そんなとき馬で石段をのぼりはじめたのが曲垣平九郎(まがきへいくろう)です。曲垣平九郎は見事、馬で石段をのぼりきり、山の上にある梅を取って徳川家光に献上したのです。そして「日本一の馬術の名人」だと曲垣平九郎の名前が全国に知れ渡ることになりました。
この逸話が出世の階段のいわれです。
曲垣平九郎以外にも、この石段を馬でのぼることに成功した人が何人かおり、愛宕神社では成功した人の写真や絵を見ることができます。また拝殿前の左手には、曲垣平九郎が献上したと言われる梅の木があります。
愛宕神社の境内
出世の階段をのぼりきり、一の鳥居をくぐると見えるのが「丹塗りの門」です。ほおずき市の時には、この門に茅の輪が設置され、茅の輪をくぐると災いを避けられると言われています。門をくぐると左手に、石をなでると福が身につくと言われる「招き石」、そして曲垣平九郎が将軍徳川家光に献上したと言われる「将軍梅」があり、奥には主祭神「火産霊命(ほむすびのみこと)」を祀る社殿があります。
社殿のとなりには、猿田彦神(天狗様)を祭神とする末社「太郎坊社」、そして宇迦御魂神(うかのみたまのかみ)を祭神とする末社「福寿稲荷社」があります。猿田彦神はみちびきの神様と言われ、なにか新しいことを始めたい方などはお参りしておきたいですね。
市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)を祭神とする末社「弁財天社」もあります。
オフィス街のオアシス的存在の理由がわかりますね、境内には涼やかな池「児盤水の滝」があります。この池の近くに女坂があり、帰りはこの坂を下って帰る方が多く見られます。しかしじつは愛宕山にはエレベーターがあり、エレベーターを利用するのも手です。
- 愛宕神社
- 浜松町・田町 / 神社 / パワースポット / 穴場観光スポット / 縁結びスポット
- 住所:東京都港区 愛宕1丁目5-3地図で見る
- 電話:03-3431-0327
- Web:http://www.atago-jinja.com/