イギリスの隣に位置するアイルランド共和国は島国で、本島の他にも小さな島々が点在しています。今回は、アイルランド本島の次に大きく、本島の各地で見られる地形がぐっと凝縮されたアキル島の魅力についてご紹介します。
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島国アイルランドにある島の魅力!
グレートブリテン島、アイスランド島の次にヨーロッパで3番目に大きく、イギリス領の北アイルランドとアイルランド共和国が同居するアイルランド島。本島のまわりにもおよそ80個の島が点在し、うち約20個の島で人が生活を営んでいます。
中でも、アイルランド共和国西部に位置する、同国最大の島であるアキル島(Achill Island)は、面積148平方km(小豆島程度)の広さに人口約2,700人が住んでおり、本島から陸続きのために気軽に訪れることのできる「島」となっています。
パブや飲食店、ショップが並ぶ街のほか、断崖や草原、山や浜辺といった壮大な自然とのどかで素朴な風景が魅力のアイルランド島。アキル島はそうしたアイルランド全土の自然や地形を凝縮したような変化に富む島で、まるでアイルランドのミニチュア版のような場所です。
断崖あり、浜辺あり、山あり、美食あり、音楽ありの魅力的な島、アキル島。今回は、地元のアイルランド人も休暇を楽しむ場所として人気の、アキル島の魅力を4つご紹介します。
【1】5箇所のブルーフラッグ付きビーチ!
美しい海岸に付与されるブルーフラッグ国際規格認定の海岸がアキル島だけで5箇所あります。ブルーフラッグは、水質や環境、環境教育、安全性など細かい基準をクリアしたビーチが毎年審査され、認定されます。
アキル島の中でも特に島の西端にあるKeem Bay(キーム・ベイ)海岸は、自然そのままの白浜ビーチが魅力の穴場スポットです。右側に山、左側に切り立った崖が広がる片側1車線のくねくね道を車で走ると、眼下には周りの海とはまた一味違う透き通ったコバルトブルーと眩しいほど白いビーチが姿を現します。
砂浜からはどこまでも広がる大西洋、見上げるとCroaghaun山の雄姿を堪能できます。このCroaghaun山は、ハイキングを楽しむ人々にとって聖地のような場所であり、断崖はヨーロッパ全土の海辺にある崖の中でも最も高いものとなっています。
海の遥かかなたは、大西洋を挟んでお隣・アメリカ。そんな遠い彼の地に思いを馳せながら、波が砂に打ち付ける心地よい音を楽しんで、ゆったりとしたひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか?
【2】大西洋の獲れたてシーフードなど、グルメの宝庫!
魚や牡蠣など海の幸が豊富なアキル島。島では、そんな地の利を生かして新鮮な食材を使ったグルメを堪能することができます。
数ある受賞歴のあるレストランの中でも、Keel(キール)の村にある海端のシーフード・レストラン「Chalet Seafood Restaurant」に立ち寄ってみてはどうでしょうか?
Chalet Seafood Restaurantは、1963年から家族経営で続く地元で人気のレストラン。アキル近海で獲れた海鮮を種類豊富に楽しめるシーフード・プラッター(約30€=4,000円)は、牡蠣やエビ、鱈、カニ、エイそしてアトランティック・サーモンなどの魚介をシェフおすすめの方法で食べられます。
また食後には、アイルランドの家庭の味スティッキー・プディング(約7€=900円)がおすすめです。スティッキー・プディング(Sticky Pudding)は、キャラメルバターたっぷりのプディング(スポンジ風ケーキ)にねっとりとしたキャラメルソースがかけられたスイーツです。アイルランド全国で食べることができますが、こちらのプディングはアイルランド屈指の美味しさです。
- Chalet Seafood Restaurant
- アイルランド / 魚介・海鮮料理
- 住所:Keel East, Keel, Co. Mayo地図で見る
- Web:https://www.facebook.com/chaletrestaurantachill/