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【3】アイルランド音楽の伝統が受け継がれるパブ・セッションにフェスティバル!
アイルランド全国の魅力を凝縮させたアキル島は、アイルランド伝統音楽でも有名なスポットとなっています。島のパブではきまってセッションが行われているほか、国内外の伝統音楽好きを集める数々のフェスティバルが行われています。
夏には、Scoil Acla(スコル・アクラ)といって、地元メイヨー州のみならずアイルランド全国から有名な演奏家が集まり講師役を務める、サマースクールが行われます。フィドル、バウロン、フルート、コンサーティーナなど楽器別・レベル別に1週間、グループレッスンを受けられるのです。
どの楽器も初級からあるので、初めてアイルランド音楽を行う人でも丁寧な指導を受けることができます。アイルランドでの楽器演奏は、音を聞いて耳でコピーして演奏するのが基本で、本場らしい体験をすることができるでしょう。
また、秋にはAchill International Harp Festivalという、国内外からハープの名手がこの地に集結するイベントが行われ、コンサートやワークショップなどが催されます。
国際ハープフェスというだけあって、アイルランドのほか、ケルト文化が色濃く残ると言われているスコットランドやフランス北部のブルターニュ地方、スペイン北部などの音楽とコラボして演奏交流を行なっており、観光客もウェルカムな雰囲気で音楽を楽しむ週末となるでしょう。
【4】地元の風土と人が作る、アキル産のお土産
アキル島を訪れたなら、ぜひ地元でつくられたお土産も購入したいですね。アキル島は、アーティストが集う島でもあり、陶器工房(Achill Island Pottery)のほか手作りカード、雑貨を売るセレクトショップが点在しています。
中でもおすすめしたいのがAchill Sea Saltという海塩です。アキル島には、もともと古くから伝統があったようですがO'Mallery 一家が2013年に復刻させ、Keel村で昔ながらの手製法によって丁寧につくられています。結晶化した粒が大きいもので0.5cm以上で料理の仕上げとしても映える塩となっています。
このAchill Sea Saltは、ダブリン市内でも購入することができ、選りすぐりの食材を集めたセレクトショップ「ファロン&バーン(Fallon&Byrne)」などで購入可能です。
まとめ
アイルランド本島の魅力・雰囲気を凝縮したアキル島、いかがでしたか?アイルランドの地元の人たちでもここで休暇を過ごしたくなる理由が、垣間見えたのではないでしょうか?
時間はないけれどアイルランドを車で回ってみたい、と思われている方もじっくりと腰を下ろしてここで時間を過ごすことで、同じ満足感を得られるのかもしれません。自然にグルメ、そして文化(音楽、クラフト)など魅力でいっぱいのアキル島。ぜひ、1度訪れてみてはいかがでしょうか。