日本全国でも人気沸騰中!旅するアイルランド伝統音楽!

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   2016年12月4日更新

アイルランドのみならず全世界に存在するアイリッシュ・パブ。本場のパブではよくアイルランド伝統音楽のセッションが行われます。ここではプロ・アマ問わず気軽に楽器を持ってきて、その日に出会った人たちで音楽を奏でます。アイルランド音楽では演奏される楽器も特徴的なものが多いですが、何と言っても絶妙な独特のリズムが人々を魅了します。最近では日本各地でもアイルランドの音色を楽しめるようになりました。今回はアイルランド・日本のオススメアイルランド音楽のセッションをご紹介します。

アイルランド伝統音楽とは?

ケルト音楽、アイルランド音楽という単語を耳にすることがないでしょうか。

ケルト音楽に代表される歌手として、伸びやかな歌声のエンヤ(アイルランド出身)や合唱団アヌーナ(アイルランド出身)が日本でも人気です。ハープや笛といった楽器も演奏されますが、ケルト音楽は伸びやかな歌が特徴です。

アイルランド音楽は、10種類程度の楽器によって、決まったリズムで曲が演奏されます。演奏に登場する楽器は、例えばフィドル(バイオリンと同型)、フルート、ティンホイッスル、ハープ、アコーディオン(ピアノ式、ボタン式)、コンサーティーナ、それからブズーキやバンジョー、ギターにイリアンパイプなどがあります。

  • アイルランド語で「音楽が最も高鳴る場所」と書かれています

打楽器はバウロン(太鼓)やスプーン(その名の通りスプーンです)、やボーン(骨)など身近なものを使用して楽器がつくられています。

また、リズムは主なものにリール、ジグ、ノリの良いポルカ、リールよりもゆったりと飛び跳ねるようなホーンパイプ、スライドやゆったりとしたテンポのエアーがあります。

アイルランド国内でも地域差があり、北部ドネゴールではスコットランドから影響を受けたハイランドやストラススペイもよく弾かれます。

つい踊り出したくなるようなポルカは、映画『タイタニック』でアイルランド人が移民としてアメリカに渡る船内でも演奏されています。

アイルランドの首都ダブリンでの必聴スポット3選

アイルランド国内に何万件もある居酒屋感覚の社交場・パブ。

アイルランド音楽を聴くには街のパブがベストです。数々のパブが集結し、いつでも賑やかな雰囲気で多くの観光客を惹きつけるテンプル・バー(Temple Bar)地区でも音楽を聴くことはできますが、マイクなしで繊細な音を聴きたいもの。そこで、地元の人も通う首都ダブリンのオススメの穴場パブセッションをご紹介します。

  • アイルランドのパブセッション風景

街の中心で毎日聴ける本場の音楽:O'Donoghues Pub

オドノヒュー・パブ(O'Donoghues)はダブリン中心地に2軒あり、中でも首相府近くのパブでは毎日アイルランド伝統音楽のセッションが行われています。

1934年創業の老舗パブ。ここはアイルランド音楽の伝説グループThe Dublinersが演奏をした場所なのです。店内は増築を繰り返し、継ぎ接ぎのような内装となっており、歴史を感じる雰囲気です。

オドノヒュー・パブ

アイルランド / 居酒屋・バー

プロの音楽家も通う質の高い本格派セッション:The Cobblestone

コブルストーン(The Cobblestone)は、ダブリン市北西部に位置し、中心地から徒歩15分のところにあります。

ここはダブリンでも最もアイルランドらしいアイルランド音楽が聴くことができる場所です。その日のセッションに誰が来るかは、その日になってみないとわからない、という点では、他のパブセッションと変わりませんが、何と言っても質の高い音楽が聴けます。

国内外で活躍するミュージシャンも地元の人たちと同じように混ざって演奏します。かといって敷居が高いわけでもなく、地元にしっかりと根差した雰囲気の和やかなセッションです。

毎週水曜日にはパブの建物内の部屋でワークショップやコンサートが開かれることもあり、アイルランド文化の中心地の一つとして機能しています。

コブルストーン

アイルランド / 居酒屋・バー

ミュージシャンの卵が奏でる息もぴったりな音楽が聴ける:Darkey Kelly's

クライストチャーチの向かいにひっそりと佇むのがパブドーキー・ケリーズ(Darkey Kelly's)です。こちらのセッション、特に日曜午後のセッションは、ダブリン市内のアイルランド伝統音楽の学校に通う学生たちが中心となって行われます。息のぴったりと合った重厚な音楽を楽しむことができます。

アイルランド音楽の「魅せ方」を知る彼らだからこそ、若者パワーに溢れた力強い音楽を聴くことができます。

ドーキー・ケリーズ

アイルランド / 居酒屋・バー

アイルランド国内での地域差

首都の音楽もいいですが、地方のパブの地元の演奏者(プロから趣味で音楽好きの老若男女)が弾くパブセッションもオススメです。

パブセッションはライブのように型のしっかりしたものではなく、セッションリーダーと呼ばれる中心の人が曲を出したり、参加者が思い思いの曲を弾き始め、他の演奏者が後を追って一緒に弾きます。

特にアイルランド音楽は、その演奏法やよく弾かれる曲のリズムに「地域差」があります。例えば、北部のドネゴール県ではフィドル奏者がセッション参加者の8割以上を占めることが多いです。また、スコットランドの影響が強く、ホーンパイプやハイランドのリズムの曲が多く弾かれます。

  • アイリッシュパブと音楽は切っても切れない関係にあります

一方、南西部のケリー県ではボックス楽器(ボタンアコーディオンやコンサーティーナ等)が多く演奏され、曲も賑やかでノリのいいポルカやスライドがよく演奏されます。

「方言」のような地域差のある音楽パブセッション。アイルランド全国各地を旅する楽しみの一つとなることでしょう。

日本でも本場のアイルランド音楽を楽しめる!

最近はアイリッシュ伝統音楽のプチブームが日本にやってきており、各地でアイルランド音楽を聴ける機会が増えつつあります。ここでは、日本全国で行われているカジュアルに愉しむ定期セッションをご紹介します。

  • アイルランドのパブは音楽あり、踊りありの楽しい場所です

東京 

Irish pub An SÓLÁS(アンソラス・代々木)
パブの雰囲気も本場に劣らず、演奏者の多さは東京ならでは。

アンソラス

東京 / 居酒屋・バー

大阪

Murphy's Bar
アイルランドで「音楽修業」をした人たちもいるセッションです。

マーフィーズバー

大阪 / 居酒屋・バー

京都

Irish pub field
日本で最も古いアイリッシュパブ。関西の名手が集結します。

アイリッシュパブ・フィールド

京都 / 居酒屋・バー

・Wood Note(喫茶店)
ログハウスのような温かみのある一面木張りの喫茶店にアイルランドの音楽が反響し、音楽そのものに包み込まれるようなセッションです。

ウッドノート

京都 / カフェ・喫茶店

島根

Cafe&Bar Hotel Knut
アイルランドが生んだ文豪・小泉八雲。その繋がりでアイルランド食の強い地域。山陰アイルランド協会のメンバーが中心となっているアットホームなセッションです。

カフェ&バー ホテル クヌート

京都 / カフェ・喫茶店 / 居酒屋・バー

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※この記事は2016年11月28日の取材に基づき公開した情報です。
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トラベルライター
暮らすように旅をする

aka-regionです☘
計4年間、ヨーロッパ(フィンランド、アイルランド)で住んでいる間に見聞きしたこと、経験したことを紹介します。旅のテーマは、「暮らすように旅をする」。旅のある暮らし方、ライフスタイル、文化に関する情報を発信していきます!

♬Countries & Areas: Europe (アイルランド、フィンランド他),日本(島根、山陰地方、東京他)
♬Hobbies: アイリッシュフィドル、水泳
♬Speciality: 島好きです!

http://akaregion.blogspot.jp/

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