テルアビブでは、おそらく知らない人がいないほど有名なピタパンのサンドイッチの名店「Miznon」。世界展開する、このお店の本店を紹介します。
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「Miznon」の概要
「Miznon」はピタパンを使ったサンドイッチが有名なレストランです。現代イスラエル料理のカジュアルダイニングという見方もありますが、いまのところ、テルアビブで最も有名なストリートフードのレストランともいえるお店です。
2011年にテルアビブの「Ibn Gabirol」通りでオープンし、現在は国外にも進出しており、パリ、ウィーン、ニューヨーク、メルボルン、にも店舗があります。
Eyal Shaniというイスラエル人シェフによって運営されており、イスラエルの飲食業界では最も重要/有名な人物の一人でもあります。彼はテルアビブで他にも人気店を複数てがけており、ラジオ局のピザ屋「TEDER.FM」や、中東・地中海系カジュアルダイニングの「ポートサイド」なども同じく超人気店です。
「Miznon」の様子
世界展開していると思いきや、本店はかなりこじんまりとしています。 デザインも質素で、 壁には「מזנון(Miznon)」とだけ書かれています。
店内の様子
カウンター席の左側で注文をし商品ができたら受け取りにきます。
カリフラワーの棚
棚にずらりと並べられたカリフラワーのローストは「Miznon」の名物メニューです。(後述します)
コンディメンツ(調味料類)
店内では無料の調味料類も設置されており、 これはストリートフードやケバブのお店では一般的な様子です。 タヒーニ(ごまペーストのソース)、ラブネ(ヨーグルト)、ピタパン、ピクルス、チリ(zhug)など、ここで一食作れそうなくらい揃っています。
ちなみに左上はピクルス、右上はチリ、左下タヒーニ、右下トマトソースです。
テラス席
テラス席というよりも通りにテーブルが並べられており、 イスラエルのファストフードやカフェでは一般的な光景です。 平日の昼間でも割と賑わっていて、客が絶えない印象です。
「Miznon」のメニュー
メニュー英語のものとヘブライ語のものがあります。 ピタパンのサンドイッチの種類も様々あり他のメニューも充実しています。
カリフラワー
カリフラワーまるごと焼かれた一品です。 イスラエルでは定番のメニューですが、一般的なレストランのものよりも圧倒的に美味しいです。
芯まで柔らかくなるくらい火が通っていて、 もしかしてチーズが入っているのかなと思えるくらい風味が豊かです。
- 34シェケル(1,020円)
ラムケバブ
イスラエルのケバブとしては超王道のラムケバブをオーダーしました。 ラム肉のミートボールが野菜やタヒーニに和えられています。何よりも印象的だったのは圧倒的に肉がうまい(今まで食べたイスラエルのレストランの中で一番)ということでした。
ファストフードのお店かと思いきや、 一流レストランの味をファストフードのフォーマットで出しているといった印象を受けました。
- 46シェケル(1,380円)
「Miznon」のいいところ
ピタパンのサンドイッチ自体はテルアビブでは定番なので見慣れた食べ物ですが、このタイプのサンドイッチの最上級のものが味わえるのがこの「Miznon」です。
イスラエルの美味しいストリートフードに興味がある場合は、迷わず立ち寄ってほしいレストランです。ハズレはないように思います。
※記事内のイスラエル通貨シェケルから日本円への換算は、1シェケル=30円で計算しています。
- ミズノン(本店)
- イスラエル / 中東料理 / イスラエル料理
- 住所:Shlomo Ibn Gabirol St 23地図で見る
- Web:https://miznon.com/