イタリア
イタリア観光
南北にブーツのような形をした国は世界遺産の宝庫

チンクエテッレ・ポルトヴェーネレ観光完全ガイド!イタリアのカラフルな世界遺産♫

取材・写真・文:

訪問エリア:41ヶ国

2020年9月25日更新

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④マナローラ(Manarola)

コルニリアと次にご紹介するリオマッジョーレの間にある村がマナローラです。

  • 写真:Emmy

この村の特徴

  • とても栄えていて観光客も多い
  • 駅を出るとまずトンネルを通って村へ辿り着く
  • トンネルを出て右が山側になり、飲食店やお土産屋が連なっている
  • トンネルを出て左へ行くと港へ出て、絶景スポットへ続くトレッキングロードがある
  • チンクエテッレらしい絶景を見ることができる

村散策の様子

トンネルを出ると左側に、街並みを見下ろす展望台のような場所があります。そこから階段を降りると港へ続く道です。船が保管され、港町らしい雰囲気ある通りです。

  • 写真:Emmy

港へ出ると、右手の岩肌にハイキングロードが見えます。たくさんの観光客が歩いています。ハイキングロードからは真っ青な海を見下ろすことができ、とても気持ちの良いです。

  • 写真:Emmy
  • 写真:Emmy

そしてハイキングロードから断崖絶壁に建つマナローラの村が一望できます。ここに立つと、「来てよかった!」と心から思えます。目の前にある景色が、決して現実のものとは思えないような絶景です。

  • 写真:Emmy

山側は坂道に沿ってカフェやお土産屋が並んでいます。結構な上り坂になっていますが、レトロなお店構えが可愛く、見るだけでも楽しめます。

  • 写真:Emmy
  • 写真:Emmy

お役立ち情報

時間がない人でもマナローラの絶景は一見の価値あり、絶対に訪れてほしい村です。しかし絶景スポットがあるトレッキングロードは、時間によって観光客でとても混雑します。

  • 写真:Emmyハイキングロード

お店も充実しているので、この村ではたっぷりめに時間をとることをお勧めします。

マナローラ
イタリア / 町・ストリート
住所:Manarola,Italy地図で見る

⑤リオマッジョーレ(Riomaggiore)

チンクエテッレの一番東南にあり、マナローラの隣にある村がリオマッジョーレです。

  • 写真:Emmy

この村の特徴

  • チンクエテッレ東南端の村
  • フェリー乗り場(絶景スポット)と駅は少し離れている
  • 駅からはまず長いトンネルを歩く必要がある
  • トンネルを出て左の山側に飲食店やお土産屋が連なっている
  • 港へ行くには、トンネルを出たらそのまま前にある階段を降り、地下道を通る
  • 絶景スポットは下から見上げるような角度になるので、迫力のある写真を撮ることができる

村散策の様子

長いトンネルを歩くこと数分、抜けると左側に町が広がります。

  • 写真:Emmy

マナローラのように、坂道に沿ってお店が並んでいます。フルーツもかわいく陳列されています。たっぷりの太陽の恵みを浴びたフルーツはとてもおいしいです。

  • 写真:Emmy桃やオレンジ、プラムなど、何を食べてもおいしいフルーツ

ここでは海の幸のフライもたくさん売られています。新鮮な小魚やイカ、エビなどのフライを熱々で食べられるので、食べ歩きにおすすめです。

  • 写真:Emmyフライは好きな種類を選べて小サイズ5€~
  • 写真:Emmy

坂道の上り終えると見晴らしの良い場所があります。こちら側に来る人はほとんどいませんが、ここからの眺めも素敵なのでぜひ立ち寄ってみて下さいね。

  • 写真:Emmy

絶景スポット情報

絶景スポットへは、港へ出たら左前にある階段を登ります。

  • 写真:Emmy真ん中に見える階段を進む
  • 写真:Emmy絶景スポットが見られる場所

上り終えるとフェリー乗り場が左側、絶景スポットは右側なので、右の階段を降りていくと右上の写真の場所へ辿り着きます。岩場になっていて、足元はすぐ海になるのでちょっとドキドキ。ここはマナローラと違ってあまり混雑していないので、ゆっくり写真を撮ってくださいね。

リオマッジョーレ
イタリア / 町・ストリート
住所:Riomaggiore地図で見る

ポルトヴェーネレ(Portvenere)

最後はポルトヴェ―ネレです。なかなかここまで足を運ぶ人は少ないですが、チンクエテッレとはまた雰囲気が変わり、教会や城跡など見所も多く、とにかく絶景だらけなのでおすすめです。

  • 写真:Emmy

おもちゃのようなカラフルな建物が建ち並び、まるでテーマパークのような賑やかさがあります。

  • 写真:Emmy港の裏側の路地は可愛いお土産屋が並ぶ

村散策の様子

村の先端には要塞に囲まれたサンピエトロ教会が建っています。外観も珍しいしましま模様ですが、中までしましま模様の壁になっています。

  • 写真:Emmy左奥に見えるのがサンピエトロ教会
  • 写真:Emmy

写真右上、丘を登って眺めるサンピエトロ教会もまた素敵です。

  • 写真:Emmy右上に見えるのがドリア城

岩山の上には古城跡のドリア城があります。上まで登るのはちょっと大変ですが、城跡内を(入場料5€:約600円)散策することができ、そこからの景色が素晴らしいです。

  • 写真:Emmyドリア城から見る景色

そしてここには「世界で最も美しい墓地」の一つと称されるお墓があります。目の前には青い海が広がり、お花で彩られ、お墓とは思えない美しさです。

  • 写真:Emmy
  • 写真:Emmy
サン・ピエトロ教会
イタリア / 社寺・教会 / 教会
住所:Church of Saint Peter, Lungo Calata Doria, 19025 Portovenere SP地図で見る
ドリア城
イタリア / 建造物
住所:794890, Via dei Mulini, 19025 Portovenere SP,地図で見る

アクセス情報

ポルトヴェーネレには列車駅がないので、リオマッジョーレから船で行くか、ラスペツィアからバスで30分で行くことができます。

ラスペツィアから行く場合は駅の中のTが目印のタバコ屋さんでバスの切符(往復5€:約600円)を購入できます。駅前の階段を降り、道路を渡り左に進むとバス停です。帰りのバスはラスペツィア駅前には停まらないので、地図アプリで現在地を確認しながら駅に近い場所で降りて下さいね。

ポルトヴェーネレ
イタリア / 町・ストリート
住所:Portvenere地図で見る

チンクエテッレのアクセス

チンクエテッレは、西のジェノヴァからは列車で約1時間でモンテロッソへ。東のラスペツィアからは8分でリオマッジョーレへ行くことができます。

列車利用はチンクエテッレカードは必須

村と村の間は全て列車で周ることができ、頻回に出ているので朝から周れば1日で5つの村を巡ることが可能です。その場合、チンクエテッレカードを購入しましょう。

  • 写真:Emmyチンクエテッレカード1日券

1日券16€(約1,900円)で、レヴァントからラスペツィア間(その中に5つの村がある)の列車、コルニリアのミニバス、駅のトイレ、Wi-FiスポットでのWi-Fi利用ができます。

尚、最初に乗る際は、駅にある機械で日時を刻印するシステムになっています。

フェリーでの村巡りもおすすめ

フェリーでも村を巡ることができます。前述したようにコルニリアには行くことができませんが、他の4つの村、更にポルトヴェーネレ、ラスペツィアまでも行くことができます。

  • 写真:Emmy
  • 写真:Emmy

船の席は自由で、屋上にも上がることができます。船から見る村も感動的です。

  • 写真:Emmyフェリーから見るリオマッジョーレ

注意点としては悪天候の日は欠航になる場合があります。チケットは村の船着き場にチケット売り場が設置されるので、そこで行きたい区間を購入することができます。1日券35€(約4,200円)や乗り降り自由の片道券26€(約3,100円)などもあります。

チンクエテッレで買えるお土産

それでは最後に、チンクエテッレで買えるお土産をご紹介します。

まずはそれぞれの村の可愛いマグネットやポストカード。

  • 写真:Emmy
  • 写真:Emmy

温もりを感じる木製のカラトリーや、おしゃれなコルク栓など。

  • 写真:Emmy
  • 写真:Emmy

そしてリグーリア州名産のレモンを使ったお土産もたくさん売られています。中でもレモン型の石鹸が可愛いです。

  • 写真:Emmy

終わりに

いかがでしたか?なかなかガイドブックに載っていないチンクエテッレ情報。実際訪れると絶景スポットがわかりにくかったので、これから行く個人旅行者の参考になればと思いました。

  • 写真:Emmy

実は筆者は5つの村と、ラスペツィアからバスでポルトヴェーネレを1日で周りきりました。炎天下の中、階段や坂道も多いのでそれはそれは大変でした(笑)そしてフェリーからの景色も見たかったので、翌日にフェリーでヴェルナッツァからリオマッジョーレへ向かいました。絶景だらけで感動の2日間でしたが、さすがにハードスケジュールでしたので、皆さんはぜひゆっくり滞在して絶景を堪能してくださいね。

チンクエテッレ
イタリア / 観光名所 / 町・ストリート
住所:Cinque Terre地図で見る

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この記事を書いたトラベルライター

✿ かわいいと不思議と古いものが好き ✿
~トラベルライターアワード受賞歴~
2018年間 “審査員特別賞”
2019上半期 “国内記事部門・フォトジェニック賞”
2019年間 “海外記事部門・アクセストップ賞”
2020年間 “海外記事部門・フォトジェニック賞”
2021年間 “国内記事部門・フォトジェニック賞”をいただきました

旅が人生のモチベーション。年々好奇心だけが向上していく30代。

一人旅の魅力を知ってから、国内外問わずフリーの一人旅に出ています。念入りな下調べ、計画は欠かせない慎重派。宿を決めない自由旅は憧れ。

メジャーな場所より、あまり人が行かないスポットに惹かれます。

可愛い街並みはもちろんのこと、
摩訶不思議な光景、大自然、秘境、
古い建築物、遺跡、お城やお寺 etc…

訪れた国は現在41ヶ国、国内は44都道府県。
海外も好きだけど日本も好き。

主に一人旅やフリーの旅人を意識して、詳しく正確な記事を心掛けています。

※2020年12月にトリップノートさんよりインタビューを受けました。興味がある方はサイト内の「トラベルライターインタビューVol.3」をご覧ください。

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