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大事な旅のヒント
9時前には青の洞窟前にいること
9時前には青の洞窟の前にいることが大事です。なぜならば、陸路に比べて圧倒的に数の多い、海路で青の洞窟を目指すツアーのお客さんは、9時以降にマリーナ・グランデを出発するからです。
なぜ「9時」という時間が大切なのかと言いますと、ご存知のように、青の洞窟は天候や波の高さによって入場できる日とできない日があるため、その日入場できるかどうかがオフィシャルに発表されるのが毎朝9時となるからです。
マリーナ・グランデから青の洞窟の入り口まではフェリーで10分程度ですので、9時10分を過ぎると、発表を確認してマリーナ・グランデから海路で出発した個人客や20人乗り程度のオプショナルツアーの船が、続々と青の洞窟の入り口付近に現れます。
洞窟に入る際は4人乗りの小舟に乗り換える必要がありますし、洞窟の入り口も狭く、一度に1隻ずつしか通れないため、海路のお客さんが到着した後は一気に待ち時間が増えてしまうのです。
そのため、海路の客が到着する9時10分より前に、陸路での青の洞窟への入場待ち場所に到着していることが、待ち時間を少なくするコツです。
こちらの写真は私が青の洞窟から出てきた9時10分ごろに撮った写真です。20人乗りの船が入場待ちをしていますね。この後さらに時間が経つと、こういった団体の船がどんどん増えていきます。
入場予測発表を待ってはいけない
先ほど「毎日9時に、青の洞窟への入場可否が発表される」と書きましたが、場合によっては青の洞窟に向かって出発した後になって「今日は青の洞窟に入れません」と発表されることもあるかもしれません。
本当ならば、9時の発表を待ってマリーナ・グランデを出発したいところですが、マリーナ・グランデから青の洞窟までの所要時間が海路では10分なのに対して、陸路では60分。青の洞窟に入場できるかどうかを確認できた9時以降に青の洞窟に向かっては、残念ながら、陸路といえども待ち時間は長くなってしまうでしょう。
万が一、青の洞窟への入場が不可だった場合は、乗り換え地点のアナカプリやソラーロ山への観光に切り替えましょう。地理的にも無駄な移動が少なく、カプリ島一番の繁華街であるカプリよりも人が少なく、落ち着いて過ごすことができます。
宿泊地を選ぼう
朝一番での青の洞窟への入場を目指すなら、やはり宿泊地はカプリ島内にとるのが便利ですね。
また、カプリ島に宿泊しない場合、多くの方はナポリに宿泊してそこから高速船でカプリ島に向かいますが、ソレントに宿泊してカプリ島を目指すのもおすすめです。ソレントからカプリ島まではフェリーで20分と、ナポリからカプリ島までの45分に比較して短いので、朝の時間に余裕ができます。
朝から美しい青の洞窟を制覇して、一日でカプリ・アマルフィを満喫しよう!
この記事をご参考に、皆さんもぜひ息をのむ青の美しさを体感してきてください。
またこのように朝一で行動すると、待ち時間も少なく、一日が有効に使えます。カプリ島を訪れたあとに、ポジターノやアマルフィに足を伸ばして一日で観光することも可能です。
実際に、私は8時にカプリ島にフェリーで到着し、9時前には洞窟の入り口に到着。待ち時間ゼロで9時5分過ぎには青の洞窟を見学し終わっていました。その後、15時のフェリーでポジターノへ向かいましたが、それまでの間にソラーロ山へリフトで登り、アナカプリをぐるっと見て、カプリでランチを食べ、散策をしてお土産を買うことまでできました。
早起きは三文の徳。朝一で行動すれば、カプリ島の絶対はずせない王道観光地も、半日で制覇することができます。