一度は行ってみたい、カプリ島の青の洞窟。小舟の上での長い待ち時間が有名ですが、陸路で青の洞窟を目指せば、海路よりも短い待ち時間で入れます。陸路で攻める青の洞窟への詳細な行き方・留意点と、さらに待ち時間を減らすコツをご紹介。
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陸路で行く青の洞窟
日本からローマやナポリを経由して、はるばるカプリ島に到着。いよいよ青の洞窟ですね!この記事では、カプリ島到着後からの青の洞窟への行き方を紹介させていただきます。
フェリーが到着するカプリ島のマリーナ・グランデからは、青の洞窟行のツアーがたくさん出ています。ところが「さぁ、これで青の洞窟まであと少し!」と焦ってこれに参加してはいけません。
マリーナ・グランデからフェリーに乗って行く直通ツアーは簡単で分かりやすく、洞窟までもたった10分と便利ですが、混雑具合によっては青の洞窟の入り口で長時間の待ち時間が発生してしまうのです。炎天下、ゆらゆら揺れる小舟の上で1〜2時間。多くの方が船酔いや熱射病で悩まされています。
一方で陸路ならば、待ち時間もずっと少なく、待つ場所も洞窟のすぐ横の陸の上。船酔いの心配もありません。バスの乗り換えが必要ですが、予習しておけば簡単です!
STEP1:マリーナ・グランデからバスに乗ろう
マリーナ・グランデから、まずはアナカプリ行のバスに乗ります。
フェリーを降りたら、港に並ぶお土産屋さんエリアの方へまっすぐ歩きましょう。通りに突き当たったら、そのまま右へ。20mほど歩くと、フェリーやバスなどのチケットを買えるブースが並ぶ、チケットエリアがあります。こちらでバス一日チケットを購入しましょう。
購入したら、バスに乗ります。マリーナ・グランデからアナカプリに行くバスはオレンジ色のコミュニティバスです。20〜30分に一本ほどの頻度で運行されています。席も少ない小さいミニバスなので、スーツケースなどは事前に預けておいた方が良いでしょう。
アナカプリまでは30分ほどの道のりです。
- マリーナ・グランデ バスチケット売り場
- イタリア / その他スポット
- 住所:Via Marina Grande, 276, 80076 Capri NA, イタリア地図で見る
STEP2:アナカプリで乗り換え
アナカプリまで来たらバスを乗り換えます。ここで迷子になる方が多いいようです。乗り換え方としては
- アナカプリ中心部で降りて徒歩
- バスターミナルから
の2種類があります。
アナカプリ中心部を散策せずに、直接青の洞窟に向かう方はバスターミナルで降りましょう。「終点で降りる」との情報もありますが、必ずしも終点がバスターミナルとは限らないので、「バスターミナルで降りる」と覚えてください。
私は事前の下調べて「終点のバスターミナルで降りる」と思っていましたが、乗ったバスの終点は実はバスターミナルより先でした。「あれ、バスターミナルだ!でも終点と聞いていたから、この先にもっと大きいバスターミナルがあるのかな・・・」と思っていたら結局「終点」はなんてことのない住宅街で、来た道を歩いて戻る羽目になりました。
降りるところは「バスターミナル」です。「終点」とは限りませんのでご注意を!!
- アナカプリ バスターミナル
- イタリア / 駅・空港・ターミナル
- 住所:Viale T. De Tommaso, 22, 80071 Anacapri NA, イタリア地図で見る
STEP3:アナカプリから青の洞窟へ
バスターミナルから、青の洞窟行のバスに乗ります。行き先に「Grotta Azzura」と出ているバスです。
尚、マリーナ・グランデで購入するバス一日チケットはこの路線には使用できません。新しいバスチケットは、バスターミナル角にあるチケットブースか車内で運転手さんから直接買うことができます。
青の洞窟まではこちらも30分弱。くねくねした道を走ります。
STEP4:青の洞窟バス停に到着
乗り換えたバスの終点が、青の洞窟の最寄バス停です。位置的には青の洞窟のほぼ真上に到着しますので、バスを降りたら、バス停近くにある階段を下ってきましょう。
お土産屋さんを通り過ぎ、そのままぐんぐん降りると、目の前に青い海とぷかぷか浮かぶ小舟が見えるはず!青の洞窟のすぐそばが陸路から行く場合の入り口となっており、とうとう到着です!
実際に体験した、青の洞窟入り口情報
私が5月に訪れた際は、イタリアのメーデー(祝日)の連休で大混雑の時期でしたが、陸路から行く青の洞窟への入り口で待っていたのはたった1組。待ち時間なしで入ることができました。
小舟を漕いでくれるおじさんたちがどのように陸路と海路の客をさばいているのかははっきりしませんが、筆者たちを洞窟の中に連れて行ってくれたおじさんは、私の前も後も陸路から来たお客さんを担当していました。
陸路の方が、お客さんに対する担当小舟漕ぎのおじさんの数が多いのかもしれませんね。