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まるでモン・サン・ミッシェル!川崎の工場夜景を撮りに行こう

取材・写真・文:

神奈川在住
訪問エリア:47都道府県

2019年12月2日更新

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写真:えいぶゆう/TossyPhoto

横浜・川崎をまたいで広がる京浜工業地帯にはたくさんの工場が立ち並びます。工場夜景がブームとなって長らく立ちますが、見に行こうとすると、車でなければいけない場所や、立ち入り禁止の場所も多いため、けっこう敷居が高いものです。本記事では、気軽にアクセスできて名物船長のガイドも楽しい、船から眺める工場夜景をご紹介します。なかでも、工場夜景一番人気の「川崎のモン・サン・ミッシェル」は見ごたえ抜群!陸上では近づけない距離も、船ならググッと寄せられるので、迫力ある写真が撮れちゃいますよ。

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川崎のモン・サン・ミッシェルって?

モン・サン・ミッシェルとはご存知フランスの世界遺産。穏やかな海にたたずみ、島の威厳を増すように頂上に修道院が建てられた聖なる島です。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto昼のモン・サン・ミッシェル

各国から多くの人がモン・サン・ミッシェルに訪れていて、近隣のヨーロッパ諸国では、修学旅行先になるほど定番のスポット。やはり寺院なので普段は年配の観光客が多いのですが、パワースポット好きの日本人は、若い人も多く訪れる大人気の場所です。

夜にはライトアップもされていて、モン・サン・ミッシェルの対岸からは、真っ暗な大海にぼおっと浮かび上がる聖なる島を楽しめます。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto夜のモン・サン・ミッシェル

さて、こんなふうにライトアップされたモン・サン・ミッシェルに「似てる!」と言われて以降、大人気の「川崎のモン・サン・ミッシェル」をご紹介します。「下町のナポレオン」「浪花のモーツァルト」のような日本×外国のキーワードを組み合わせたネーミングも、また風情があっていいですよね。

モン・サン・ミッシェルへ行くには、日本からフランスまで直行便で約12時間。さらにバス等で約5時間と、とっても遠いので気軽には行けませんが、川崎のモン・サン・ミッシェルなら、関東にお住まいであれば、ぷらっと行けますね。

アクセスは元交通船で

さて、川崎のモン・サン・ミッシェルへのアクセスは、川崎ではなく横浜の「大さん橋ふ頭ビル」から。今回は、交通船で行く工場夜景探検ツアーを利用した旅をご紹介します。

というのも、川崎のモン・サン・ミッシェルと呼ばれ始めたのは、この交通船が発信したことによるんです。今でいえばインフルエンサーですよね。そこが主催しているツアーに参加せずには、川崎のモン・サン・ミッシェルは語れない!というわけ。

大さん橋ふ頭ビルは、みなとみらい線「日本大通り」駅3番出口より徒歩8分です。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto大さん橋ふ頭ビル

逆三角形が特徴的な建物で、見つけやすいですよ。

大さん橋ふ頭ビル
横浜 / 建造物
住所:神奈川県横浜市中区海岸通1丁目地図で見る

いよいよ乗船&船長のガイド

大さん橋ふ頭ビルに入って受付を済ませると、待合の席には救命胴衣が用意されています。今回乗った船の名前は「サンタ・バルカ」。イタリア語で聖なる小舟を意味するその名が、しっかり書かれています。乗客全員がこの救命胴衣を羽織って乗船します。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto救命胴衣

こちらがそのサンタ・バルカ。もともとは羽田空港の新滑走路を造る際に、その作業員の交通船として使われていました。2010年に交通船を引退し、現在は遊覧船業を主として活躍しているそう。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoサンタ・バルカ

この日は救命胴衣を着た20名ほどの乗客と一緒にクルーズを楽しみました。船尾に簡易に取り付けられた長椅子に腰掛けると船が動きだし、早速船長からの挨拶がスピーカーから流れます。

「本日、いろいろなところからお越しいただいております。横浜、山形、フランス、藤沢・・・」となんと、乗客がどこから来たのか全員読み上げるという芸の細かさ!船長の語り口調も、なんとなく「男はつらいよ」の寅さんの名物口上のような感じで、ついつい聞き入ってしまいます。

たまたまこの日は、みなとみらい地区のオフィスビルの全館ライトアップ日でした。「本日、ご乗船頂いたお客様は大変ラッキーでございます。本日全館点灯日でございます。」というアナウンスを聞きながら煌々したオフィスビル群を眺めます。「こちらを撮影するお時間も、帰りにお取りしますからね」ということで、本日の目的である京浜工業地帯の夜景スポットへと進みます。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoみなとみらい

ワイルド走行

「この船はもともと交通船でしたから、他の船にはない特徴があるんです。しっかりつかまっていてください」とのアナウンスの後に、船は急にスピードアップ!だいたい時速40キロほどだそうですが、水面が近いので体感では80キロくらいに感じるほどです。乗客は「うわ~」と驚きながら、そのスピード感を楽しみます。

ぐんぐんみなとみらいの灯りが小さくなっていく中で、このスピードアップの理由を船長が説明してくださいまいた。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhotoどんどん遠くなるみなとみらいの灯り

「交通船名物、ワイルド走行でございます。みなとみらいから、90分で川崎まで行って戻ってこないといけないので、スピードが出せる船でないと、こういうツアーは難しいんですよ」説明のあと船はスピードダウンし「はい、ワイルドおしまいでございます」だそう。船に乗るだけで楽しい時間となりそうです。

船は数々の映画やドラマなど、映像作品に登場した横浜ベイブリッジを通過します。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto横浜ベイブリッジ

船長からは「今の若い方はご存じないかもしれませんが、いしだあゆみさんが歌いましたブルー・ライト・ヨコハマにちなんでブルーに点灯しております。街の灯りがとてもきれいね、ヨコハマ、ブルーライトヨコハマ。この曲が出たときは、わたくしも若こうございました」と、味のある解説です。

さらにあっという間に大黒ふ頭も通過。こちらも映像作品の舞台となった場所です。海沿いには、これから外国に輸出される車がずらりと並んでいます。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto大黒ふ頭

こんな角度で名所を見られるのも船旅ならではですね。

横浜ベイブリッジ
横浜 / 観光名所 / ドライブスポット
住所:神奈川県横浜市鶴見区大黒ふ頭地図で見る
電話:045-451-7916
大黒ふ頭
横浜 / その他スポット
住所:神奈川県横浜市鶴見区大黒ふ頭地図で見る

昭和シェル石油 LNG火力発電所(扇島パワーステーション)

ワイルド走行の後は、いよいよ工場夜景が登場。まずは昭和シェル石油の、天然ガスを燃料とした火力発電所。真っ白な三本の煙突が特徴的で、見ればすぐにわかるルックスです。一階部分からの強い光によって、幻想的に照らし出されています。

東京ガス株式会社と共同で設立した発電所で、首都圏の電力をまかなう場所です。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto扇島パワーステーション

東亜石油 東扇島オイルターミナル

続いて、東亜石油のオイルターミナルです。複雑な線を描く工場夜景とは違って、こちらはオイルタンクが並ぶ幾何学的な景色。赤みがかった灯りがオイルタンクに反射して、水面にも細長く灯りが伸びています。

  • 写真:えいぶゆう/TossyPhoto東扇島オイルターミナル
東亜石油 東扇島オイルターミナル
神奈川 / その他スポット
住所:神奈川県 川崎市川崎区東扇島 17-3地図で見る

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※この記事は2018年1月14日に公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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この記事を書いたトラベルライター

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