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4. コシアブラ (4月下旬~5月中旬)
特徴
「山菜の女王」とも呼ばれるコシアブラ。名のとおり、脂肪分に富み、コクのある独特の濃厚な風味が特徴です。
食べ方
1番のお勧めは天ぷらです。おひたし、胡麻和えとしても食べられます。いずれの場合も、ハカマ(根元の固い葉)を取り除いてご利用ください。
5. タラノメ (5月上旬~5月中旬)
特徴
山菜の代表格タラノメは、「山菜の王様」とも呼ばれています。コクのある特有の風味と、ボリューム感のある歯ごたえが特徴です。
食べ方
1番のお勧めは天ぷらです。棘が出ている場合も、天ぷらにすれば気にならなくなります。おひたしや和え物の場合は、茹でた後にしばらく水に浸しましょう。タラノメには胡麻味噌がよく合います。コシアブラと同様、いずれの場合も、ハカマを取り除いてご利用ください。
6. コゴミ (5月上旬~5月中旬)
特徴
くるんと丸まった可愛らしい姿のコゴミ。クセはなく、ほのかな香りと、わずかな粘り気が特徴です。
食べ方
アク抜きの必要はありません。クセがないので、茹でるだけで美味しく食べられます。茹でたままマヨネーズを付けたり、おひたしにしたりと、そのままの味を楽しむ食べ方がお勧めです。天ぷらの場合は、3個くらいまとめて揚げるとボリュームが出て食べ応えがあります。サラダや煮付けにも利用できます。
7. ワラビ (5月上旬~6月上旬)
特徴
山菜の代表種、ワラビ。特有の風味と、ぬめりがあることが特徴です。
実は、生のワラビには「プタキロサイド」という発がん性物質が含まれています。そのためワラビは生食には向きません。しっかりとアク抜きをすることでプタキロサイドを除去できますので、ご安心ください。
食べ方
切り口の硬い部分は切り捨てます。大きな鍋にワラビを入れ、重量の1割の木灰(または重曹)をかけます。そこに熱湯を注ぎ、落し蓋をして一晩置きます。朝になったら洗って水に晒し、アクを抜きます。すぐに食べずに保存する場合は、水に浸したまま冷蔵庫に入れて、毎日水を替えましょう。
処理したワラビはおひたしとして食べられます。油揚げ等と一緒に煮物にしても、とても美味しいです。
8. ウド (5月上旬~5月中旬)
特徴
特有の香りと、シャキシャキした歯ごたえが特徴のウド。ちなみに「ウド」は栽培種、「山ウド」と言う場合は天然のものを指します。
食べ方
ウドは購入したら、できるだけ早いうちに処理しましょう。アクがあるので、酢を少量加えた水に浸してアク抜きをします。
ウドは生でも食べることができます。茎の皮を剥き、味噌をつけて食べると美味しいです。もちろん、茎は酢味噌和えや煮物にしてもOK。バターで炒め、チーズを乗せて焼いても意外な美味しさを楽しめます。葉や皮も捨てないで!葉は天ぷら、皮はきんぴらに利用できます。
9. フキ (5月上旬~5月中旬)
特徴
食物繊維が豊富なフキは歯ごたえがあります。独特の風味が楽しめます。
食べ方
熱湯で一煮立ちさせ、一晩水に晒します。アク抜きをしたフキは、様々な料理に活用できます。おひたし、煮物、佃煮にもどうぞ。
10. ウルイ (5月上旬~5月中旬)
特徴
少しぬめりがあり、シャキッとしたクセのない独特の食感が特徴です。
食べ方
小さな若芽は天ぷらがお勧め。成長した葉は、アクがあります。葉の部分を切り落とし、白い茎の部分だけを使います。酢味噌がけがお勧めです。おひたしや和え物、炒め物等、色々な料理に使うことができます。
11. クレソン (5月上旬~5月下旬)
特徴
ピリッとした辛みと、ほのかな苦味、そして爽やかな香りが特徴のクレソン。その辛みと香りは、肉料理によく合います。
食べ方
クレソンはやはりサラダで食べるのが1番のお勧めです。他の野菜と和えて、生のまま食べましょう。その他にも、さっと茹でておひたしにしたり、味噌汁やかき揚げの具にしたりと、幅広く活躍する食材です。
12. ハチク (5月中旬~5月下旬)
特徴
風味の良さ、そしてアクの少ない淡白な味が特徴です。
食べ方
皮を剥き、米のとぎ汁で茹でます。串がスッと通るくらいになったら、お湯から上げて水にさらします。
ハチクは煮物や味噌田楽によく合います。タケノコ汁、天ぷら、タケノコご飯などにもお勧めです。
13. シュウデ (5月下旬~6月中旬)
特徴
「山のアスパラガス」と言われるシュウデ。クセのない味で、細いアスパラガスに似た食感を楽しめます。
食べ方
アクは少ないため、アク抜き不要です。茹でてマヨネーズを添えたり、ベーコン巻きにしたり、天ぷらにしたりと、アスパラガスと同じ食べ方ができます。
14. ウコギ (5月中旬)
特徴
食欲をそそる独特の香りと、ほのかな苦味が特徴です。
食べ方
ハカマを取り除き、柄が柔らかくなるまで茹でます。その後、2~3回水を替えながら水に晒してえぐみを抜きます。ただし、抜きすぎないように味見しながら加減しましょう。
お勧めは天ぷらです。おひたし、胡麻和えにも利用できます。茹でた若芽を塩もみして刻み、炊きたてのご飯に混ぜれば、香り良いウコギご飯になります。
15. サンショウ (5月中旬)
特徴
独特の爽やかな香りと、ピリリとした辛味が特徴です。
食べ方
サンショウは時期によってそれぞれに合った調理方法があります。
葉(木の芽)は料理の添え物として利用するのが一般的。または、茹でてアク抜きした後、酒、砂糖、醤油で煮ると、独特の香味が食欲をそそる佃煮としてお召し上がりいただけます。木の芽田楽も良いですね。青い実はアク抜きした後、佃煮や塩漬けに。熟した実は皮だけを天日干しした後、すりつぶして粉山椒として利用できます。
最後に
山菜は、新鮮さが命!購入したらできるだけ早く処理しましょう。保存する場合は、濡らした新聞紙に包み、冷暗所で保管しましょう。
さぁ、5月は木曽へ山菜を買いにおでかけしてみませんか?ぜひ色々な山菜料理に挑戦してみてくださいね!
※本記事でご紹介した山菜の一部(タラノメ、コシアブラ、ワラビ)は、道の駅が運営するECサイト「木曽ショップ」からもご購入が可能です。
※各山菜の店頭に並ぶ時期および値段は、年によって変動します。2020年は比較的安めの価格設定となっています。
- 道の駅 日義木曽駒高原
- 木曽町(木曽郡) / 道の駅・サービスエリア / ファーマーズマーケット / おみやげ屋
- 住所:長野県木曽郡木曽町日義4730-3地図で見る
- 電話:0264-23-3644
- Web:http://www.michinoeki-kisokoma.jp/