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てんしん(玉子焼き15個550円/特上玉子焼き15個580円)
先代がアレンジした、じん粉が使われていないのにフワフワな玉子焼きが食べられます。葱が添えられる昆布とかつおのだし汁も美味しく、ついだし汁だけ飲んでしまいます(笑)。
特上玉子焼き(写真左下)と玉子焼き(写真右下)を並べてみました。特上玉子焼きには玉子が1個余分に混ぜ込んであるそうです。玉子焼きのほうが、ふんわりやわらかく仕上がっています。
たこの大きさによって時間を見極めながら丁寧にゆがいているのが印象的で、一番良い状態でお湯から引き上げられます。
大きめに切ってありますが、たこの柔らかさはピカイチ!地元の二見で獲れるたこを使用しているそうで、浅瀬のために身があまり締まっていないのだとか。
食べきれないぶんはお持ち帰りをお願いすると容器に詰めてもらえます。
明石焼きの他にはお好み焼き(480円~)、そば焼き(500円~)、モダン焼き(600円~)、野菜焼き(530円~)など多くのメニューがありますが、常連客に人気があるのがお好み焼き。お好み焼きだけで7種類あり、下の写真はぶた焼き(480円)です。
キャベツがたっぷりで、表面はカリッとしていますが口に入れるとフワッとした食感。空気を含ませながら生地を混ぜているのが美味しさの秘密なのかも。テーブルに置いてある甘口と辛口のソース、かつおと青のりをお好みでトッピングしましょう。
アットホームな雰囲気で、先代の奥様や娘さん、長年勤められている従業員のかた全員が親しみやすく、再訪が楽しみになるお店です。だし汁やお茶のおかわりが欲しい時にはさりげなく声をかけてくださいます。先代からの「味とおもてなしは変えない」という精神が常連客の心をガッチリ掴んでいます。明石の西部、山陽電車東二見駅のすぐ近くにあります。無料駐車場は4台分です。
泉屋(玉子焼き20個650円/特上玉子焼き20個700円)
赤い揚げ板が食欲をそそりますね。たこの弾力が特徴的な玉子焼きです。こちらのお店のだし汁はかつおのみでとってあり、香りと風味が良く後味はすっきりしますよ。
特上玉子焼き(写真左下)と玉子焼き(写真右下)を並べてみました。特上玉子焼きには玉子が倍量入っていて、卵の味がしっかり感じられます。
食べきれないぶんはお持ち帰りをお願いすると容器に詰めてもらえます。
電話予約も多く、店内では玉子焼き以外の注文もよくありますが、きちんと分担されながら手際よく仕上がっていきます。
明石焼き以外では、うどん(430円~)、丼(530円~)、カレー類(600円~)、セット料理(650円~)、夏季限定の特選ざるそばとざるうどん(各550円)など約40種類のメニューに加えて、トッピングなども加えると悩ましいくらい多くのメニューがありますが、常連客に人気があるのが中華そば(550円)とオムライス(750円~)です。
玉子焼きよりも中華そばのほうが早く仕上がるので、先に中華そばを持って来て良いかどうか尋ねられます。後のほうが良ければ、そう伝えてくださいね。ラーメン屋よりも心持ち小さめのラーメン鉢ですので、この中華そばだけでお腹いっぱいになるということはないと思います。
かために茹で上げられた黄色い中華麺、赤身で噛めば噛むほど味わい深いチャーシュー、シャキシャキのもやし、そして何より懐かしい感じのする後口が甘いスープの美味しさがたまりません。
隠れ家的な場所にありますが、常連客に愛されるほんわかする店内です。山陽電車林崎松江海岸駅南口から徒歩約10分の住宅街にあります。無料駐車場が4台分です。
お家で明石焼きパーティーをしましょう!
明石焼きをお持ち帰り
人気店の行列に並ぶ時間がないかたには、お持ち帰りを提案します。お店での焼きたてが美味しいとは思いますが、比較的待ち時間の少ないお持ち帰りを注文して、おうちやホテルで食べましょう。近くの公園や海辺で食べるのも気持ちが良いですよ。冷めても美味しい明石焼きですので、ご自宅へのお土産にしても♪
筆者は「ふなまち」と「今中」に電話でお持ち帰りをお願いして、食べ比べをしたことがあります。断熱の紙コップを用意してだし汁を入れていただきました。紙コップがない場合は、初めに2~3個はそのまま食べて、空いたスぺ―スにだし汁を入れる方法で召し上がってくださいね。
こうして並べて比べてみると、大きさ・焼き色・フワとろ感・タコの大きさや歯ごたえ・だし汁の味などの違いが解り、楽しいですよ。
- 今中
- 明石市 / ご当地グルメ・名物料理 / 明石焼き
- 住所:兵庫県明石市本町1丁目3−4地図で見る
- Web:https://www.yokoso-akashi.jp/facility/2489
明石焼きを自分で作る
明石にいらしたら、先述した市場「魚の棚」などで「じん粉」を購入し、ご自宅で楽しまれてはいかがでしょうか?銅鍋がなくても、たこ焼き器があれば作ることができますよ。
筆者の母のレシピをご紹介します。小麦粉を使わずにじん粉だけで作る玉子たっぷりの、まさに「玉子焼き」。そう、地元民にとっては、粉もんではなく玉子料理なのです♪
材料
- 生地:玉子(Mサイズ)5個/じん粉100g/濃いめのだし汁(昆布とかつお)550ml/塩2つまみ
- 具:明石たこ適量
- だし汁:昆布とかつおのだし汁適量/塩とみりん各少々
作り方
①ボウルに卵を割り入れて泡だて器でよく混ぜ、塩と濃いめのだし汁(シマヤだしの素10gと水550mlで代用可)を加えてよく混ぜる。じん粉を何回かに分けて加えながらその都度よく混ぜ、約1時間ねかせる。
②焼く前にしっかりと混ぜ直してから、強火でよく熱してから油をひいたたこ焼き器に流し入れてたこを投入。初めは約8分、じっと待ってからひっくり返す。あと2回ひっくり返して完成!
③生地に使う濃いめのだし汁がポイントです。焼き上がりまでは約20分かかります。だし汁を添えて召し上がれ♡
おわりに
いかがでしたか?明石焼きの魅力は伝わりましたでしょうか。ご紹介しきれない素敵なお店もまだまだありますが、全国の皆さま、ぜひ明石市民が熱愛する玉子焼きを食べにいらしてくださいね♡きっとその美味しさに納得していただけるはずです♪