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広々とした空間でのびのび鑑賞
絵画ばかりをご紹介しましたが、ナショナル・ギャラリーの開放感を感じられる広さと高さも、ぜひお楽しみください!
西館のエントランスを入ると、すぐにロタンダ(上部が円形になっている広場)があり、その中央には マーキュリーの像 があります。
その天井の高いこと!このすぐ近くにインフォメーションセンターもあるので、館内MAPを手に入れましょう。絵画の場所は度々入れ替わるため、古い情報ではなく、最新の館内MAPを見て巡るのが良いと思います。
日の光が入る庭園があったり…
広々とした部屋の中央にはソファーもあるので、ゆったり1つ1つ遠くから眺めることもできます。また、学生たちが授業の一環で団体でデッサンに来ることも。地べたに座ったりして熱心に作品を描いている姿を見るのも微笑ましいです♪
ナショナル・ギャラリーを産んだのは「メロン」さん
冒頭に「コレクション全ては、富豪者からの寄贈、もしくは寄付金で購入したもの」とご紹介しましたが、その寄贈を初めて行ったのが、Andrew W. Mellon(アンドリュー・W・メロン)さん です。
彼は、ピッツバーグ出身の銀行家。石油ビジネスでも成功し、政治家としても3代にわたる大統領の元で財務官長を務め、ヨーロッパにも頻繁に訪れていました。
その頃からヨーロッパや旧ソ連が放出した美術品を購入、「自分の死後は国に寄贈する」と遺言を残しながら、1937年に亡くなるまで精力的に取集を続けたんだそう。
そのコレクションをもとに、1941年にナショナル・ギャラリーはオープンしました。その姿勢に共感した市民からも続々と寄贈、寄付金があり、とても充実した美術館となった、というわけなのですね。
地下鉄でのアクセスについて
地下鉄ブルーラインとオレンジラインに「Smithsonian(スミソニアン)」という駅がありますが、モール内にあるミュージアムは一つ一つの大きさの規模が半端ないので、行きたいミュージアムによって最寄駅が異なります。
ナショナル・ギャラリーに最も近い駅は、イエローラインとグリーンラインの「Archives(アーカイブス)」です。
Archives駅はモールからちょっと外れた北側にあります。でも駅を出てから南下すれば、すぐに左手(東側)に西館の裏側(上写真)が見えて来るはず。
裏側からでも入館できますが、今回ご紹介した絵画のあるメインフロアの1階下(グラウンドフロア)に入ることになるので、メインフロアにすぐに行きたい場合は、入口すぐの階段で上に上がってください。
ただし!4つの地下鉄ラインは乗り換えポイントがちょっと効率悪いので、自分が乗りたい駅がブルーラインorオレンジラインであれば、「Smithsonian」で降りる方が効率が良いです、ご参考まで…。
最後に・・・
今回ご紹介した作品は、ナショナルギャラリーのほんの一部です。他にもたくさん素晴らしい作品、彫刻などがあり、本当に美術館が好きな方は1週間あっても足りないくらいかもしれません(笑)。
今回は「旅行で行くなら」「短時間で楽しめるなら」という観点でまとめてみました。少しでも、この記事がお役に立てればと思います。時間の許す限り、ぜひ楽しんでください。
- ナショナルギャラリー
- アメリカ / 博物館・美術館
- 住所:6th & Constitution Ave NW, Washington, DC 20565地図で見る
- Web:http://www.nga.gov/content/ngaweb.html