京都を代表する景勝地・嵐山。風光明媚な景色を楽しめるスポットから世界遺産をはじめとした歴史ある寺社仏閣、さらに和食を味わえるお店まで見どころ満載!今回は京都駅周辺や、繫華街・河原町などから日帰りで観光を楽しめる嵐山のおすすめスポットとお店を厳選してご紹介します。
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嵐山ってどんなところ?
京都市の西部に位置する嵐山(あらしやま)。豊かな自然が広がる中、周辺には寺社仏閣や飲食店、お土産店などが集まっています。中でも嵐山のシンボルである「渡月橋(とげつきょう)」では、桂川のせせらぎとともに、桜や新緑、紅葉といった四季折々の風景を楽しめます。
- 渡月橋
- 嵐山・嵯峨野・太秦・桂 / 観光名所 / 紅葉 / 桜の名所 / ツーリング / 橋
- 住所:京都府京都市右京区地図で見る
- 電話:075-861-0012(嵐山保勝会)
- Web:http://www.kyoto-kankou.or.jp/info_search/?id=289&...
嵐山へは、嵐電に乗って行くことが可能。四条大宮駅から電車で約24分で最寄の嵐山駅に到着します。また嵐電と市バス、京都バスが1日乗り放題の「バス(市バス・京都バス)・嵐電一日券」も販売されているので、ぜひ利用してみて。
<電話番号>
075-801-2511(嵐電・鉄道部運輸課)
<料金>
おとな1,200円
<発売箇所>
四条大宮、帷子ノ辻、嵐山、北野白梅町の主要4駅と京都市交通局(市バス・地下鉄案内所、定期券発売所)
※詳細は公式HPでご確認ください
また京都駅からも行けます。JR嵯峨野線で約16分、嵯峨嵐山(さがあらしやま)駅から10分ほど歩くとメインストリートへ行けるほか、市バスも1本で行くことが可能。京都駅から約44分、京都の繁華街・河原町からは約40分でアクセスできます。また地下鉄と市バスが乗り放題の「地下鉄・バス一日券」も使えます。
<電話番号>
0570-666-846(京都市交通局・ナビダイヤル)
<料金>
【1日券】おとな1,100円、こども550円
<主な発売箇所>
京都市営地下鉄駅券売機,市バス営業所,市バス・地下鉄案内所など
※詳細は公式HPでご確認ください。
【1】嵐山の美景を取り込んだ庭園が自慢の寺院「天龍寺」
嵐山駅から少し歩いたところにある「天龍寺(てんりゅうじ)」。室町時代に創建された禅寺で世界文化遺産に登録されました。室町幕府の初代将軍・足利尊氏(あしかがたかうじ)が後醍醐天皇(ごだいごてんのう)の菩提を弔うために創建されたといわれており、南禅寺や建仁寺などと並んで京都五山のひとつといわれています。
参拝者を最初に出迎えるのは、「庫裏(くり)」。明治時代に建立された建物で、玄関には初代・達磨大師を描いた「達磨図」があり、厄除けの意味があります。
庫裏を経由して方丈から見ることができるのが、天龍寺最大の見どころ「曹源池庭園(そうげんちていえん)」。嵐山の自然を活かした庭園で国の特別名勝第1号に指定されました。池を中心に白砂や3段の石滝組、釈迦三尊石などを配置しており、方丈だけでなく、周囲を歩きながら鑑賞できます。秋には、紅葉で彩られた風景も楽しめます。
庭園内を散策すると、竹林と紅葉とコラボレーションした風景を眺められるほか、春になると枝垂れ桜が咲き誇り、季節の花々や木々を眺めながら鑑賞できます。
また多宝殿(たほうでん)には、後醍醐天皇の尊像が祀られているほか、庫裏から少し歩いたところにある「法堂(はっとう)」の天井には、「八方睨みの龍」と呼ばれる迫力満点の龍の絵を見ることができます。土日祝日と春、秋の特別公開でのみ参拝できるので、見逃さないで。
- 天龍寺
- 嵐山・嵯峨野・太秦・桂 / 寺 / 観光名所 / 紅葉 / 世界遺産 / 庭園の名所 / ツーリング
- 住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68地図で見る
- 電話:075-881-1235
- Web:http://www.tenryuji.com/
あわせて心が清らかになりそうな「竹林の道」を散策しよう!
天龍寺の参拝前後にあわせて訪れたいのが、「竹林の道」。天龍寺の北門からすぐの場所にあり、ドラマやCMの舞台として度々登場します。約400メートル続く道に、高さ約5~10メートルの竹が立ち並んでおり、夏になってもひんやりと涼しいです。日中は多くの人で混雑することもあるので、早朝の時間帯に訪れるのがおすすめ。
- 嵐山 竹林の小径
- 嵐山・嵯峨野・太秦・桂 / 観光名所 / 竹林 / ツーリング
- 住所:京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町地図で見る
- Web:http://www.japan-travel-navi.jp/kyoto/spots/rakusa...
【2】春と秋限定!嵐山の風景を活かした庭園が自慢の寺院「宝厳院」
天龍寺から少し歩いたところにある「宝厳院(ほうごういん)」。室町時代中期、室町幕府の管領・細川頼之(ほそかわよりゆき)によって創建された天龍寺の塔頭寺院です。通常は非公開ですが、毎年春と秋の時期限定で一般向けに特別公開を行っており、庭園とお堂を見学できます。
本堂には、十一面観世音菩薩(じゅういちめんかんぜのんぼさつ)や、足利尊氏が祀ったといわれている地蔵菩薩像が祀られているほか、33人の老若男女を描いた朱色の襖絵を見ることができます。
最大の見どころは「獅子吼(ししく)の庭」。室町時代、中国へ渡った禅僧によって作庭された庭園で、嵐山の景観を活かして美しい回遊式庭園を表現しています。苔や紅葉といった木々とともに、獅子の形をした「獅子岩(ししいわ)」など、岩石を活かした風景を散策しながら楽しめます。
- 宝厳院
- 嵐山・嵯峨野・太秦・桂 / 寺 / 紅葉 / 庭園の名所
- 住所:京都府京都市 右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町36地図で見る
- 電話:075-861-0091
- Web:http://www.hogonin.jp/
【3】源氏物語ゆかりの歴史ある神社「野宮神社」
竹林の道から少し歩いたところにある「野宮神社(ののみやじんじゃ)」。平安時代を代表する長編小説『源氏物語』の「賢木(さかき)」の巻のワンシーンにも登場する歴史ある神社です。本殿には野宮大神(天照大神)が祀られており、良縁や子授け、安産などにご利益があるといわれています。
境内には、商売繁盛や交通安全などにご利益がある社があるほか、神石(亀石)と呼ばれる大きな石もあり、この石を撫でると1年以内に願いが叶うといわれています。
- 野宮神社
- 嵐山・嵯峨野・太秦・桂 / 神社 / パワースポット / 縁結びスポット
- 住所:京都府京都市右京区嵯峨野々宮町1地図で見る
- 電話:075-871-1972
- Web:http://www.nonomiya.com/
【4】百人一首と日本画の魅力を発信する「嵯峨嵐山文華館」
古くから貴族や文化人に愛されてきた街・嵯峨嵐山。その中で百人一首や日本画の魅力を発信する文化施設が「嵯峨嵐山文華館(さがあらしやまぶんかかん)」です。館内にある石庭からは季節の花々を鑑賞できるほか、大堰川(保津川)にも近く、二階からは嵐山と大堰川との風景も楽しめます。
1階では、この地で誕生したといわれている百人一首の魅力について紹介。『古今和歌集』を描いた四季かるたや書籍が展示されているほか、在原業平(ありわらのなりひら)や藤原定家(ふじわらのていか)など、百人一首の中に掲載されている100人の歌人の作品について紹介されています。
また1階のギャラリーや2階の畳ギャラリーでは、日本を代表する画家の作品を展示。時期によって展示作品が変わりますが、18世紀を代表する絵師で京都出身の円山応挙(まるやまおうきょ)や、長沢芦雪(ながさわろせつ)が描いた日本画を鑑賞できます。
- 嵯峨嵐山文華館
- 嵐山・嵯峨野・太秦・桂 / 博物館 / 穴場観光スポット
- 住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町11地図で見る
- 電話:075-882-1111
- Web:https://www.samac.jp/