ドイツは、30年前のベルリンの壁の崩壊で西ドイツ・東ドイツが統一され、激動の歴史を物語る観光スポットやお土産が多くあります。また、スーパーで買える定番お菓子から、職人がつくる精巧なクラフトに至るまでバラエティ豊かです。今回は、ドイツのお土産おすすめ厳選10選をご紹介します。
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1. 老若男女問わず人気モノ!HARIBO(ハリボー)のグミ!
ドイツ土産としてHARIBOのグミは、定番中の定番となっています。ドイツの地方都市・Bonn(ボン)発祥で、世界で初めてグミを開発し、以来現在に至るまで世界最大のグミメーカーとして名を馳せる1929年創業の老舗です。
リボンをつけた黄色いクマがトレードマークのHARIBOの商品は、ドイツ国内のスーパーやコンビニなどありとあらゆる場所で手に入れることができます。個装も大小様々なものがあり、ものによっては€1(約125円)程度から購入することができます。
また、味・形のバラエティーにも富んでおり、クマの形をする定番のゴールド・ベア(パイナップル、レモン、オレンジ、ラズベリー、ストロベリー、アップル味のグミが混ざっている)やコーラ味の他、カエルの形をしたマシュマロ入りのフロッグ、ヒモ状のグミが巻き付けられたシュネッケンの黒いリコリスエキス入りグミなどがあります。
大袋を買って仲間うちで回し食べするのもいいですし、いろいろな種類のHARIBOが個装されたバラエティーパックもお土産として最適かと思います。カラフルなグミは、手に取るととても楽しい気分にさせてくれるものでもあります。
2. 数種類のスパイス香る伝統菓子・Lebkuchen(レープクーヘン)!
ドイツはじめ中央ヨーロッパでよく食べられているお菓子が、Lebkuchen(レープクーヘン)です。クッキーにも似た材料・見た目ですが、ドイツの中でも地方によってそのレシピや形状が異なります。
レープクーヘンは、数種類のスパイスがよく効いた独特の味をしており、ショウガにシナモンやクローブ、アニス、カルダモンなど数種類のほか、アーモンドやクルミなどのナッツ類やレモンまたはオレンジピールなどの柑橘類を混ぜたものもあります。
白いオブラートの上に丸い形の生地を乗せて焼き、チョコレートなどでコーティングすることもあります。レープクーヘンは、各地でのクリスマスマーケットの他、年中問わず街のベーカリー等で購入することができます。
ドイツ国内でも、レープクーヘンで有名なお店と言えば、ドイツ南部ニュルンベルクにある専門店「レープクーヘン・シュミット(Lebkuchen Schmidt)」です。ニュルンベルクでは、Elisenlebkuchen(エリーゼンレープクーヘン)という名前で売られており、一口サイズのレープクーヘンの他、ドイツで最古のクリスマスマーケットを擁する街だからこそ、クリスマスらしいパッケージで食べやすい大きさのレープクーヘン(5枚入り€3~=約380円)を販売しています。なお、このお店はミュンヘンやフランクフルトなど大きな都市に支店を構えています。
また、レープクーヘンは街のベーカリーLebküchnerei Düll等で購入することもできます。朝7時から開店し、旧市街にある近くにあるこのお店では、巷で売られているレープクーヘンより大きく、どしりと重いです(5枚入りで€12=約1,500円)。
しっとりと柔らかく、スパイスが香るドイツのお菓子、レープクーヘン。一度は試してみたい味で、寒い季節により食べたくなるお菓子です。賞味期限が1か月~半年なので、長く楽しめてお土産にもぴったりですよ。
- レープクーヘン・シュミット
- ドイツ / スイーツ
- 住所:Plobenhofstraße 6, 90403 Nürnberg地図で見る
- Lebküchnerei Düll
- ドイツ / パン・サンドイッチ
- 住所:Bergstraße 23, 90403 Nürnberg地図で見る
3. バラマキ用にぴったり!老舗「NIEDEREEGGER(ニーダーエッガー)」謹製マジパン菓子!
北ドイツのリューベック発、1806年創業の老舗菓子店NIEDEREEGGER(ニーダーエッガー)のマジパン菓子は、一口サイズの個装でお土産にもぴったりです。
マジパンは、粉状のアーモンドと砂糖を練って作る伝統のお菓子です。古くから伝わるこだわりのレシピで作ったマジパンを、チョコレートで薄くコーティングしたニーダーエッガー社製のものは、今も昔もドイツ人にこよなく愛されている定番のお菓子です。
フレーバーは、様々なものがあり、オーソドックスなアーモンド味のものから、ビターチョコレート、オレンジ、ピスタチオ、カフェ、パイナップルなどがあります。包装紙もフレーバー毎にわかれており、包み紙を開けて異なるフレーバーを堪能するワクワク感がありますよ。
4. アーチ型キャンドルスタンド「Schwibbogen(シュヴィブボーゲン)」
シュヴィブボーゲンは、1700年代前半にフランクフルトにほど近いエルツ地方の炭鉱の町で生まれたキャンドルスタンド。木を組み合わせてアーチ状にし、デコレーションを加えたクリスマス飾りの一つです。
ドイツ国内で開催される冬のクリスマスマーケットでの専門屋台の他、年中オープンしている街のクリスマスグッズショップ等で購入することができます。
シュヴィブボーゲンは、その精巧さや大きさにより値段に幅があり、安いもので数千円程度〜数十万のものまでピンキリです。また、最近では中国製のものが出回っており、値段はドイツ製のものよりも格段に安くなっています。
もともとはキャンドルスタンドですが、最近では豆電球やキャンドル型の電気がついたシュヴィブボーゲンが多く、窓辺や部屋の中に置いてあかりを灯せば、クリスマスの雰囲気がぐんと魅力的なものになりますよ。