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【6】スープカレー
すっかり全国区になったスープカレー。1970年代に札幌の「アジャンタ」という喫茶店が提供した薬膳カレーが発祥とされています。その後、1993年に札幌に「マジックスパイス」がオープンし、この料理に "スープカレー" という名前が初めてつけられました。現在では、札幌だけでも200店を超えるほどの専門店がひしめきあっています。
スープカレーはその名前の通り、鶏ガラや香味野菜などのブイヨンに様々なスパイスを加えたさらさらのスープが特徴で、その中にチキンレッグや大きめの野菜がゴロっと入ったものがスタンダード。豊かなスパイスの香りと深いコクが感じられ、野菜の美味しさも楽しめます。
スープや具材は、お店それぞれの味わいや個性が感じられるので、食べ比べてみるのもおすすめ。
スープカレーのおすすめ店①:スープカレーGARAKU(札幌)
出典:tripnote.jp
札幌を代表すると言っても過言ではないスープカレーの有名店「GARAKU」。鶏ガラやたっぷりの香味野菜など、30種類もの食材からとるブイヨンが味の決め手になっており、独自ブレンドの秘伝スパイスや仕上げの和風だしで、コクのあるスープに仕上がっています。
定番の「チキンレッグ」をはじめ、スープが染みた豚しゃぶがのった「上富良野ラベンダーポークの豚しゃぶ」など、豊富なメニューが揃います。

- スープカレーGARAKU
- 札幌 / カレー / ご当地グルメ・名物料理 / スープカレー / ソウルフード / ザンギ
- 住所:札幌市中央区南2条西2丁目6-1 おくむらビルB1 北側入口地図で見る
- 電話:011-233-5568
- Web:https://s-garaku.com/
スープカレーのおすすめ店②:soup curry Suage+(札幌)
出典:tripnote.jpパリパリ知床鶏と野菜カレー(税込1,150円)
旅行雑誌などでもよく紹介されている観光客にも人気のお店で、「すすきの駅」から徒歩2分という便利な立地にあります。
おすすめの一品は「パリパリ知床鶏と野菜カレー」。オホーツク海に面した知床半島で育った「知床鶏」がのったスープカレーで、皮面を炭火で焼き上げているのでパリパリとした食感と香ばしさが広がります。柔らかくてジューシーなお肉に、まろやかなスープカレーが絡み合って、野菜とご飯の旨みも引き立っています。
辛さは調整できるほか、追加料金100円を支払えば、イカスミを加えたスープへの変更も可能です。

- スープカレー スアゲプラス
- 札幌 / カレー / ご当地グルメ・名物料理 / スープカレー / ソウルフード
- 住所:北海道札幌市中央区南4西5-6-1地図で見る
- 電話:011-233-2911
- Web:http://www.suage.info/#
【7】ザンギ
北海道スタイルの唐揚げである「ザンギ」。1960年ごろに釧路市にあった焼き鳥店が、鶏一羽をぶつ切りにして唐揚げにしたのがはじまりといわれています。鶏肉にしっかりと下味をつけた上で、衣をつけて揚げているため、一般的な唐揚げよりも濃い味がついているのが特徴。そのまま食べても美味しいですが、さらにタレをかけて食べる地域もあります。
【8】いかめし
函館地方や渡島(おしま)地方の郷土料理。第二次世界大戦中の米不足のおり、道南で大量に水揚げされていたイカを利用して米を節約できるように考案された料理で、函館本線森駅の駅弁として販売されたのがはじまりと言われています。
イカに米を詰め込んで甘辛く炊き上げた「いかめし」は、手軽に食べられるうえに、お腹にたまり美味しいと評判に。現在では、全国の駅弁の中でもトップの人気を誇り、北海道物産展でも欠かせない商品となりました。
いかめしのおすすめ店:いかめし阿部商店(函館)
駅弁の中でも、人気トップに君臨し続けているJR函館本線森駅のいかめし。これまでは催事以外では森駅に行かないと食べられませんでしたが、美味しさをそのままに真空パックにした商品が、JR函館駅構内でも購入できるようになりました。真空パックではあるものの、全国で愛されている元祖森駅名物いかめしの味が完全に再現されています。

- 元祖森名物 いかめし(いかめし阿部商店)
- 函館 / お土産
- 住所:北海道函館市若松町12 JR函館駅地図で見る
【9】室蘭やきとり
その名の通り、室蘭市で食べられている「やきとり」ですが、鶏肉ではなく豚肉が使用されていて、甘みのあるタレと洋辛子を付けて食べるのが特徴。また「ねぎま」は長ネギではなく、たまねぎと豚肉を交互に串に刺したものとなっています。
室蘭市は、昭和初期に食糧増産のために養豚が盛んだったため、豚肉を提供する多くの屋台が存在し、その屋台から生まれたメニューと言われています。
【10】石狩鍋
鮭が遡上する川として有名な石狩川の河口にある、石狩市で生まれた漁師料理。サケ漁を終えた漁師たちが自分たちへのご褒美として船上で食べていた料理を原型に、石狩市にある老舗割烹「金大亭」が昭和20年代に観光客向けにメニュー化したと言われています。
ぶつ切りにした新鮮な鮭の身とアラに、キャベツや玉ねぎなどの野菜を加え味噌仕立てにした鍋で、豪快かつシンプルな味わいが魅力です。
【11】鮭のチャンチャン焼き
北海道の名産でもある鮭を、キャベツなどの野菜と共に鉄板焼きにし味噌で味付けをした、こちらも石狩市の郷土料理です。2007年には「石狩鍋」「ジンギスカン」とともに、「農山漁村の郷土料理百選(農林水産省主催)」に選ばれています。
もともとは、昭和10年頃に漁師さんがドラム缶から鉄板を作り、 12人ほどの乗組員で鮭一尾をちょうど食べきれるようにと料理を考案したのがはじまり。名の由来は諸説有り、「ちゃっちゃっ」と作れるからとも、「お父ちゃん(ちゃん)がつくるから」とも言われています。現在でも北海道の各家庭ではよく食べられている料理です。






































