「トリコローレ」とも言われるイタリアの国旗の図柄や意味、イタリアの首都について、またイタリアの面積や人口と今後の人口予想、そしてスポーツの試合などでたびたび歌われる国歌の成り立ちまで、イタリアの国の基礎知識をくわしく解説します。
この記事の目次表示
イタリア国旗とその意味
イタリアの国旗は「トリコローレ」とも言われています。フランスの三色旗が由来となっており、青の部分を緑に置き換えたものです。一般的には緑が国土、白が雪、赤が愛国と言われていますが、フランスの国旗が由来となっていることから、緑は自由、白は平和、赤は友愛を表すとも言われています。
イタリアの首都はローマ
イタリアの首都はローマです。面積は1,285km²で、国立統計研究所によると2019年時点での人口は286万人。イタリアでは都市の規模、人口ともに最大となっています。政治や経済、文化の中心でありながら、街には古代ローマの繁栄を今に伝える遺跡や建造物が多く残っており、世界有数の観光都市としても有名。EUではパリに次いで観光客が多く訪れます。
またローマのなかには世界最小国家であるバチカン市国があります。東京ディズニーランドよりも小さく、面積は0.44km²。人口は1,000人にも及びません。独立国家といっても入国審査などはなく、ローマ市内から歩いてバチカン市国を訪れることができます。
イタリアの面積は301,336km²
イタリアはブーツのような形をしており、面積は301,336km²です。日本の面積が377,915km²なので、日本の5分の4ほどの大きさです。
イタリアの人口は6,062万人
2018年時点の人口は6,062万人です。2018年より人口の減少がはじまっており、今後も人口減少が予想されています。
イタリアの国歌は「マメーリの賛歌(Inno di Mameli)」
イタリアの国歌の曲名は「マメーリの賛歌(Inno di Mameli)」です。ゴッフレード・マメーリによって作詞されたために付けられた曲名です。マメーリはイタリア統一運動に参加していた経歴があり、歌詞は愛国心に満ちたものとなっています。ちなみに作曲はミケーレ・ノヴァーロで、ジュゼッペ・ヴェルディによって編曲されました。
1946年に王政の廃止とともに、それまで用いられていた「王室行進曲 (Marcia Reale) )」に代わって国歌となりましたが、法律で国歌として制定されたのは2005年です。