宮城といえば、日本三景の一つである「松島」や東北最大の都市「仙台」が2トップで有名な観光スポットですね。しかし筆者が今回オススメしたいのは、鹽竈(しおがま)神社と境内に自生する、国の天然記念物に指定されている塩竈桜(しおがまざくら)です。厳格なパリッとした空気のなかに映える、その優美な姿はフォトジェニックの一言につきます。
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鹽竈神社について
宮城県のほぼ中央、太平洋岸(仙台湾)に面する塩釜市にある神社です。日本でも有数の漁港を中心とする港町にある鹽竈神社は、1200年以上もの歴史を持つといわれています。
塩の作り方を人々に教えたとされる、塩土老翁神(しおつちのおじ)が主祭神となっているこの神社は、この地域で海の恵みによって生きる民に祀られてきました。塩の作り方を伝えた神様が祀られているので、漁業や水産業に携わる人々が商売繁盛や海上での安全を祈願して訪れます。境内には献魚台もあり、時にはマグロなどの大物の魚も献上されています。
塩竈桜の歴史
塩竈桜は遅咲きの桜で、花弁を35~50枚ほどもつ大輪の花が咲くのが特徴の八重桜です。薄桃色の手まりが枝に連なっているように見えるその可愛らしい姿は、はるか昔平安の時代から楽しまれていたと言われています。
またその知名度は高く、昭和15年に国の天然記念物へ指定されましたが、高樹齢により枯死した際に一旦は指定を解除されてしまいます。ですが、そこから接木して育てたもののうち、現在は27本が国の天然記念物として指定されているそうです。
写真撮影や鑑賞をする場合は、くれぐれも無理に触ろうとしたりせず、木を傷つけないよう優しく扱うように注意してください。
塩竈桜の見頃とおすすめの時間帯
遅咲きである塩竈桜は例年、4月下旬~5月初旬に満開を迎えるそうです。ちょうどゴールデンウィーク周辺にあたるので、多少の人混みは否めないと思いますが、広い境内に点在する塩竈桜をきっと楽しむことができるでしょう。詳細な開花情報については、鹽竈神社のホームページで様子を確認するか、桜の開花情報をまとめたサイト等で確認するしか今の所ないようです。
混雑を避けるために朝早く神社へ向かって、早めのお昼を獲れたてのお寿司にするというのもおススメです。筆者は塩釜駅近くの回転ずしに立ち寄りました。
鹽竈神社の豆知識
鹽竈神社の正式名称は、「志波彦(しわひこ)神社・鹽竈神社」といい、なんと2つの社が一つの境内に鎮座しているのです。志波彦神社をよく知らないからといって、そのまま通り過ぎるのではなく、忘れずにお参りをしましょう。
鹽竈神社が漁業なら、こちらは農耕の守護神として崇められてきました。志波彦神社を出たところから東を向くと、松島の景色をはるかに見渡すことができます。
- 志波彦神社
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- 住所:宮城県塩竈市一森山1-1 鹽竈神社横地図で見る
- 電話:022-367-1611
- Web:http://www.shiogamajinja.jp/about/shiwahiko.html
鹽竈神社へのアクセス
神社へのアクセスは簡単で、JR仙石線の本塩釜駅から徒歩15分、塩釜市の街中にあります。徒歩が少し大変だという方は駅からタクシーがあるので安心です。境内から北東部にある駐車場は広く、ピーク時を避ければ車でのアクセスも問題ありません。
最後に
いかがでしたでしょうか。インスタ映えと運気アップを同時に叶えるこの鹽竈神社は、宮城を訪れる際にはぜひ、寄り道していただきたいお勧めスポットです。松島や仙台だけでは物足りないという方にもおすすめなので、少し足をのばしてみてはいかがでしょうか。
- 鹽竈神社
- 宮城 / パワースポット / ドライブスポット / 神社 / 桜の名所 / 縁結びスポット
- 住所:宮城県塩竈市一森山1-1地図で見る
- 電話:022-367-1611
- Web:http://www.shiogamajinja.jp/