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かつて炭鉱で栄えた廃墟の島、長崎県・池島を歩く

取材・写真・文:

訪問エリア:42都道府県

2018年7月6日更新

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写真:やまざき にんふぇあ

2001年まで炭鉱が稼働していた長崎県の池島。同じく炭鉱の島として有名な軍艦島は閉山後無人島になりましたが、池島は今でも200人弱の方が暮らしています。今回は、かつて炭鉱で栄えた跡の残る池島を紹介します。

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池島へのアクセス

  • 写真:やまざき にんふぇあ

池島へは大瀬戸港からフェリーで40分ほどかかります。

大瀬戸港へは、長崎駅から長崎バスで桜の里ターミナルまで40分ほどかけて行き、桜の里ターミナルでさいかい交通のバスに乗り換えて50分ほど走り、NTT大瀬戸で下車し、さらに10分ほど歩く必要があります。長崎駅からのアクセスはあまりいいとはいえないため、レンタカーの使用も検討するといいでしょう。

バスを乗り継ぎフェリーに乗ると、やがて灰色のコンクリートを背負った無骨な島が見えてきます。周囲4キロの小さな島であり、1時間に1本程度のペースで巡回バス(1回100円)が走っている上にレンタサイクルもあるので、島の移動で困ることはないでしょう。今回は巡回バスで島の奥に行き、港へ歩いて戻るというルートで進み、そこで見ることのできるスポットや風景を紹介します。

瀬戸港フェリーターミナル(大瀬戸港)
長崎 / 駅・空港・ターミナル
住所:瀬戸港フェリーターミナル地図で見る
電話:0959-22-0649(西海沿岸商船(フェリー、高速船)大瀬戸営業所)

誰もいない巨大な社宅跡

  • 写真:やまざき にんふぇあ

島の奥でバスを降りると、そこにはかつて炭鉱で働いていた方のための社宅跡があります。

  • 写真:やまざき にんふぇあ

小さな池島の土地を有効活用するため8階建てになっていますが、エレベーターはありません。その代わりに4階と5階部分に渡り廊下がつけられ、他の社宅に移動する時に下まで降りずにすむよう工夫されています。

  • 写真:やまざき にんふぇあ

閉山によって住む人がいなくなった社宅はすでに閉鎖されており、ところどころガラスが割れています。また、こちらの社宅跡建物内への立ち入りは禁止されています。

炭鉱アパート群(社宅跡)
長崎 / 建造物
住所:長崎県長崎市池島町地図で見る

無骨な鳥居の池島神社

  • 写真:やまざき にんふぇあ

社宅から北に歩いていくと、コンクリートで作られた無骨な鳥居が現れます。ここは池島神社という神社で、伊邪那美命(いざなみのみこと)と大山咋神(おおやまくいのかみ:須佐之男命の孫)が祀られています。

  • 写真:やまざき にんふぇあ

周囲は廃墟ばかりですが、境内は掃除されてすっきりしています。

神社を離れ、さらに港へ向かって歩いていきましょう。

池島神社
長崎 / 社寺・教会
住所:長崎県長崎市池島町1522地図で見る

錆びついた火力発電所

  • 写真:やまざき にんふぇあ

社宅群から港方向へ向かうと、やがて巨大な鉄のかたまりが姿を現します。ここはかつて火力発電所だった建物であり、海水を真水に変える造水も行なっていた、池島の重要拠点でした。かつては8,000人の島民のライフラインを支える重要な存在でしたが、2002年に閉鎖されて、朽ちるままになっています。

火力発電所跡
長崎 / 遺跡・史跡
住所:長崎県長崎市池島町地図で見る

廃墟をさまよう猫たち

  • 写真:やまざき にんふぇあ

今でこそ200人弱まで住んでいる方が減ってしまった池島ですが、最盛期は8,000人もの方が暮らしていました。人がたくさんいた名残として、猫がいたるところを歩いています。

基本的には人が住んでいる場所に密集していますが、廃墟と化した無人の社宅群でも遭遇することがあります。

島歩きは御安全に!

  • 写真:やまざき にんふぇあ

歴史的に価値の高い炭鉱跡や、その独特な風景が魅力的な池島。散策しがいはありますが、ルールとマナーを守って、危険な場所に入ったり島の方に迷惑をかけたりしないようにしましょう。

池島炭鉱
長崎 / 遺跡・史跡
住所:長崎県長崎市池島町地図で見る
電話:0959-26-0888(三井松島リソーシス)
Web:http://www.saruku.info/course/G902.html
池島
長崎 / その他スポット
住所:長崎県長崎市 池島地図で見る

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※この記事は2018年7月5日に公開した情報です。
 記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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