ネパールの首都であるカトマンズ。ネパール唯一の国際空港であるトリブバン国際空港があるほか、ヒマラヤ山脈登山の玄関口としても知られるネパール随一の都市です。そんなカトマンズは見どころいっぱいの観光都市としても有名。今回はそんな魅力溢れるカトマンズで訪れたいスポットを5つ厳選してお伝えします!
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①映画のセットのような街並み [バクタプル]
バクタプルはカトマンズの中心部であるタメル地区から東に約12km進んだ場所にある、889年に設立されたネパールの古都。こちらにあるダルバール広場はネパールでもっとも美しいと言われており、観光客はもとより多くのネパール人も観光に訪れる場所になっています。
数々の寺院や旧王宮が立ち並ぶバクタプルの街並みは本当に美しく、映画『ドクター・ストレンジ』の世界を彷彿とさせるような景色が広がります。バクタプルの中心地は端から端まで行っても2kmほどなので、ぜひ景色を楽しみながらの散策をオススメします。
また、バクタプル中心地へ行くには入場料を支払う必要があります。料金は1,500ルピー(約1,429円)ですが、度々値上げがされていますので、現地で直接確認した方が良いでしょう。
- ダルバール広場(バクタプル)
- ネパール / 公園・動植物園 / 広場
- 住所:Durbar square, भक्तपुर 44800地図で見る
②ヒマラヤ山脈のご来光を眺めに [ナガルコット]
ナガルコットはカトマンズから東に17kmの場所に位置する、標高2,100mの村。ヒマラヤ山脈を眺めることができるビューポイントがあることで有名で、多くの観光客が訪れる場所です。
ビューポイントはいくつかあるのですが、そのどれからも7,000mを超える山々を眺めることができ、その景色はまさに壮大そのもの。ちなみにナガルコットでヒマラヤを眺めたいのであればサンライズの時間帯がオススメ。早朝は空気が澄んでおり、はっきりと山々を見ることができます。
出発時間や、どのビューポイント」が良いかは宿泊先や季節により多少異なるため、街中やホテルのツアーデスクで相談されるのが良いでしょう。
ビュースポット付近にはだいたい早朝からオープンしているレストランがあります。標高の高いナガルコットの朝は冷えるので、このようなレストランでチャイを飲みながら焚き火を囲み暖をとってみるのも、ネパール旅行ならではの経験です。
③カトマンズ旅行の中心地 [タメル]
カトマンズを旅する人のほとんどが滞在先として選ぶであろうエリアがタメル地区です。カトマンズの中心地にあり、旅行者も多く様々な設備が整う便利なエリアですが、ネパールらしい雑多な雰囲気も存分に味わえるエリアです。
またタメル地区の南側には世界遺産であるダルバール広場もあり、古き良きカトマンズの雰囲気にも出会える良さを併せ持っています。
前述の通りタメルは観光客を含め多くの人が在住していることから、レストランも豊富にあります。その中でも特に評価が高く、筆者もオススメをしたいお店がニューエベレストモモセンター。こちらはネパールの伝統料理であるモモの専門店なのですが、他のレストランのモモとは一線を画す美味しさで常にお客さんが絶えない人気のお店です。
- ニューエベレストモモセンター
- ネパール / アジア料理
- 住所:Lekhnath Sadak, काठमाडौँ 44600地図で見る
④タメルからもほど近い古都 [パタン]
パタンはカトマンズの南に隣接する、229年に作られた小さな古都。別名をラリトプル(美の都)といい、美術や工芸に長けたネワール族の人々が住民の8割を占めることからその名がつけられました。また街並みが非常に美しい場所として知られており、比較的コンパクトな町は散策をするのにとてもオススメです。
パタンにもダルバール広場があり、写真のチャシン(クリシュナ)寺院を中心に王宮や寺院が密集している風景が印象的です。
パタンでもう1つオススメしたいのはゴールデンテンプルと呼ばれるヒラニャ・ヴァナル・マハヴィハール寺院。12世紀にバスカル・バルマ王によって建てられた寺院は、金箔で覆われとても煌びやか。石造の寺院が多いカトマンズエリアでは珍しく、一見の価値があるスポットです。
こちらのパタンのダルバール広場には入場料が設けられており、料金は1,000ルピー(約953円)です。
- ダルバール広場(パタン)
- ネパール / 公園・動植物園 / 広場
- 住所:पाटन दरबार क्षेत्र地図で見る
⑤ここを参拝せずして帰れない!ネパール最古の寺院 [スワヤンブナート]
カトマンズの中心であるタメル地区から西に約2kmほどの場所にある、ネパール最古の寺院がスワヤンブナート。世界遺産として登録されたカトマンズ盆地を代表するスポットです。別名をモンキーテンプルといい、境内には多くの猿が住み着いています。
こちらは旅人のバイブルとされる、沢木耕太郎さん原作の『深夜特急』にも登場しており、ドラマ版の『深夜特急』では主人公を演じた大沢たかおさんがネパールを訪れた際、最初にこのスワヤンブナートに足を運んでいます。
小高い丘の上に建てられており、頂上までは400段ほどの石段を登る必要がありますが、頂上に建つ巨大なストゥーパ(仏塔)はとても荘厳で美しく、またカトマンズの街を一望できる眺望はきっとカトマンズ旅行を印象付ける特別なものになるはずです。
ちなみにこちらも入場料が必要で、料金は200ルピー(約190円)となっています。